泉区　T・Y様｜外壁塗装工事

作業・施工内容

横浜市泉区にお住まいのＴ様邸です。

この度、外壁の塗装工事をご依頼いただきました。

3階建てのサイディング外壁で、築23年のお住まいです。

塗装によるメンテナンスは今回が初めてとの事。

施工前の外壁の状態は、サイディングの継ぎ目にや窓開口部に打ってあるシーリング材に痩せやひび割れが見られ、外壁の水分もかなりドライな状態になっていました。

■足場仮設工事

足場仮設とは

新築する建物や修繕する建物のことを本設というのに対し、それを立てる為に一時的に建てられるものを仮設と呼びます。

仮設足場は、一般住宅、マンション、ビルを建てる為に一時的に建てられる足場という意味となり、このように呼ばれております。

では早速、足場を仮設していきます。

足場料金は規模にもよりますが、一般的な戸建てで20万円～25万円程と高額です。

ですので、足場を立てるとなったら屋根も外壁も一緒に工事される事をお勧めします。

足場を組立てたら最後に塗料等の飛散を防ぐネットを張り、人の出入りがある所の柱には、安全対策でクッション材を付けます。

これで足場架設の工程の完成です。

■バイオ高圧洗浄

続いて塗装前の下地処理、バイオ高圧洗浄です。

弊社オリジナル洗浄液「ガイソーパワークリーナー」を使い、汚れを根こそぎ落とします。

外壁塗装は、いきなり塗装をするわけではありません。
カビやコケ、サビ、チョーキング現象による粉（劣化により塗料が粉状になって現れる現象の事）などの、古い汚れを取り除かずいきなり塗料を塗布しても、うまく密着してくれず数年も経たないうちに塗料が剥がれてきてしまいます。
ですので、まずは古い汚れを全て取り除く必要があり、バイオ洗浄で汚れを根こそぎ洗浄することで、塗料と塗装面の密着が高まり、塗装の仕上がりも格段に綺麗になります。

２階、１階、付帯部を洗浄していきます。

弊社オリジナルのガイソーパワークリーナーは、外壁の汚れを根こそぎ落とすために開発された専用の洗剤です。

通常の高圧洗浄では落とし切れないピンホールに潜んでいるカビやコケ、藻などの汚れを徹底的に洗い流します。

また、普通の高圧洗浄だと頑固な汚れを落とす際、外壁に傷をつけてしまう恐れがありますが、バイオ洗浄は頑固な汚れを洗い出すことが出来る為、高圧洗浄で外壁などを傷を付けてしまう心配も減ります。

通常の高圧洗浄で汚れが十分に取れないまま塗料を塗布してしまうのは絶対にNGです。

バイオ洗浄で確実に表面の汚れを落とし切ることで、その後の塗料の持ちを良くすることが出来ます。

また、モルタル壁の様に凹凸があるお宅に特に向いているとされています。

付帯部の汚れもしっかりと落としていきます。

外壁塗装工事をする時は、雨樋、庇、雨戸等の付帯部も一緒に塗装することが一般的です。

下地を徹底的に綺麗にすることで、上に施していく塗料の良い性能をグンと引き出す事ができます。

どんなに良い塗料を使っても、下地が綺麗に整っていないと、膨れやクラック等の不具合が早い段階で現れるので、塗装工事における洗浄は、とても大切な工程です。

■シーリング工事

続いて、サイディング継ぎ目やサッシのシーリングを打ち直します。

シーリング工事とは、建物外壁に貼るタイルやサイディングなどの外壁材は、パネル同士に目地の隙間が生じます。

接着性があるシーリング材で、目地の隙間を塞ぐ工事のことです。

外壁目地にシーリング工事を施すことで、外壁材の内側に雨水が入りにくくなり、外壁の劣化を防ぎます。

まずは、既存のシーリングを剥がしていきます。

目地部にカッターナイフを入れて、古いシーリング材を剥がし、目地内のホコリや錆をブラシで丁寧に掃除します。

こんな感じでペリペリと剥がしていく為、楽しい作業です。

撤去後がこちら。

クラックも多く見られましたので、雨漏りの症状が出てしまう前に打ち替えが出来て一安心。

続いて、シーリング材を施工していきます。

シーリング材を施工する前に、プライマーを塗ります。

外壁材にシーリング材をしっかりと接着させる為に塗ります。

次にシーリング材を塗っていきます。

今回使用したしたシーリング材は、耐用年数30年と言われている「オートンイクシード」です。

マルセイテックでは、継ぎ目以外にも様々な補修工事でも使用しています。

シーリング材が完全に乾燥する前に、養生用マスキングテープを剥がし、工事完了です。

こんな感じで綺麗に仕上がりました。

シーリングは、時々コーキングと呼ばれることがありますが、2つの言葉に明確な違いはありません。

コーキングは目地に詰め物をすること。シーリングは防水性能を目的として目地に詰め物をすることといった違いです。

業者に工事を依頼する際は、シーリング・コーキングのどちらを使っても問題ありません。

下地が完成したら、いよいよ塗装の工程に入ります。

■外壁塗装工事　下塗り

まずは下塗りです。

GWカチオンシーラーで塗っていきます。

カチオンシーラーは、外壁や内壁に使用できる下地塗料で、上塗り塗料と素地との密着を高めてくれます。

それだけではなく、素地にしっかりと浸透してくれるので、表面強度を高めてくれます。

外壁塗装工事において、下塗りは絶対に必要な作業です。

もし、下塗りを行わなければ不具合が発生するリスクが高くなり、結果として塗装工事が失敗に終わってしまう可能性があります。

下塗り材はあくまで下地ですので、色合いは塗装の完成色として選んだ色とは異なり、下塗り材は透明か白、クリーム色のような目立たない色の場合がほとんどです。

下塗りの乾燥期間は１日です。

■外壁塗装工事　中塗り～上塗り

続いて中塗りです。

中塗りの役割は、仕上げ塗装に厚みを持たせる事が出来るので、塗料の機能を長持ちさせる効果があります。

中塗りの乾燥期間は半日です。

続いて上塗りです。

今回ご提案させていただいた塗料は、弊社オリジナル「ガイソーウォール無機Ｚ」

紫外線が原因で、塗膜の劣化を促進させる「ラジカル」という劣化因子の発生を抑制する機能があります。

直接紫外線が当たらないように、塗膜が外壁をコーティングしてくれて、色あせやチョーキング現象が起きていたＴ様邸の外壁に大変お勧めの塗料となっています。

上塗りとは、中塗りが終わった後に仕上げの塗装として行う作業です。

中塗りと同じ塗料を使い、中塗りでは塗り切れなかったムラなどの塗り残しをカバーするように、綺麗に仕上げていきます。

2段階で色付き工程を行うことで、塗膜に十分な厚みを持たせることが出来ます。

最終工程の仕上げ塗りですので、丁寧に塗布することが大切です。

最終工程ゆえに、美しい仕上げ塗りの技術を問われる工程になります。

マルセイテックでの塗装工事は手塗りローラー工法3回塗りがマストとなっています。

手塗りローラー工法は、原液に近い状態で塗料を塗り込めるので、厚くしっかりした塗膜を形成できます。
また、ローラーで手塗りするため塗料が無駄に飛び散ることがなく、騒音の心配もありません。

手間も時間もかかりますが、仕上がりは勿論、耐久性や防水性も考え、ひと塗りひと塗り丁寧に手塗りで作業を行います。

上塗りの乾燥期間は半日です。

■付帯部塗装

付帯部の塗装もしっかりと仕上げていきます。

■工事施工後

これで完成です。

外壁全体を淡いブルーで塗装させていただきました。

雨樋や庇等の付帯部はブラウンを塗装。

とてもお洒落なお住まいに仕上がりました。

マルセイテックでは、外壁塗装工事に関する相談を随時受け付けております。

見積もり・点検は無料です。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

担当：萩原