相模原市南区　N様｜屋根重ね葺き工事　付帯部塗装工事

作業・施工内容

相模原市南区にお住まいのＮ様邸です。

この度、屋根の重ね葺き工事と、付帯部の塗装工事のご依頼をいただきました。

N様からは屋根が色あせていて苔も多く発生している、また、1階の屋根に水漏れの跡があるので、今後雨漏れにならないか心配とのご連絡をいただきました。

早速現地調査に伺ったところ、屋根全体に経年による汚れ・板金の歪み等も見られ、瓦に関しては防水機能がすっかり失われている状態でした。

板金の隙間から雨漏れの症状に進んでしまう恐れもありましたので、ちょうど屋根のメンテナンスを行う時期ということもあり、既存の屋根の上から重ねて新しい屋根材を葺く「重ね葺き工事」をご提案させていただきました。

屋根重ね葺き工事は、既存の屋根を撤去しないので、撤去費用がかからなくて済むということと、それにより工期も短くなる、といったことが大きなメリットです。

既存の屋根の上に更に屋根を重ねると、建物に負荷がかかってしまうのでは？と思われるかもしれませんが、新しく重ねる屋根材は大変軽量で、日本瓦の1/4程です。

軽量なのに高耐久！！という屋根材が、最近は増えてきています。

ご提案させていただいた屋根材はアスファルトシングル材の「オークリッジスーパー」。

良質のアスファルトが主成分となっていて、防水性が非常に高く、表面には汚れがつきにくい細かい粒上の石が加工されています。

防火という点においても「飛び火認定試験」に合格しています。

アメリカで主流だった屋根材なのですが、その質の良さから最近は日本の防火区域でも採用されるようになりました。

ここからはN様邸の屋根重ね葺き工事の工程について少しご紹介します。

まずは、既存の屋根材に付いていた板金や金物類を取り外し、綺麗に清掃します。

（N様邸の屋根にはアンテナも付いていましたが、撤去しなくても施工が可能な状態でした。）

次に、下地になる防水ルーフング材「粘着キング」を屋根全体に張り、その後、本体葺き「オークリッジスーパー」を施工します。

その後、棟を乗せるところに、板金と屋根を繋げる役目がある「貫板」を取り付けていきます。

貫板は木材のタイプが多く使われていましたが、耐久性が格段に良い樹脂製の貫板「タフモック」を採用しました。

貫板取り付け後、錆に強く耐候性に優れたガルバリウム鋼板でできた棟板金を設置し、各種役物を施工して完成です。

また、付帯部の塗装（雨樋・ベランダ・シャッターボックスなど）も施しましたので、今回のリフォームでN様のお住まいが大変綺麗になりました。

N様邸は工事前も濃いグレーの屋根でしたが、新設した屋根も同色調のグレーである「オニキスブラック」をお選びになられました。

米国規格の各種試験で、トップクラスの性能が証明されているオークリッジスーパー。

屋根のリフォームをお考えの際は、ぜひ候補に挙げてみてください。

担当：平野