屋根カバー工法は結露するのは本当?結露対策やおすすめの屋根材をご紹介!
本記事では、屋根カバー工法は結露するのは本当かどうかを解説します。
屋根カバー工法は結露するのは本当?
結論ですが、「ほとんど心配する必要はない」です。
屋根カバー工法では古い屋根と新しい屋根の間に防水シートを敷きます。万が一、結露をしたとしても防水シートのおかげで雨漏りすることはありません。
「パミール」はカバー工法がNG
ただ、ニチハの「パミール」が屋根に使われている場合にのみ、屋根カバー工法を施工する際には注意が必要です。
「パミール」は下地劣化がなければ屋根カバー工法は可能ですが、下地劣化があれば屋根カバー工法ができません。
- 下地が正常な場合:屋根カバー工法はOK
- 下地が劣化している場合:屋根カバー工法はNG
「パミール」かどうかは業者が判断しますが、知識として覚えておきましょう。
屋根カバー工法で結露しないための対策
屋根カバー工法において結露することはほとんどありません。ただ、万が一のことを考えて対策をご紹介します。
優良業者に依頼する
大前提として、優良業者に依頼することは必須です。
例えば、雑な業者に依頼をしてしまうと古い屋根と新しい屋根の間の防水シートを敷かなかったりします。これにより結露が発生した際に雨漏りしてしまうためしっかりと施工をしてくれる優良業者に依頼しましょう。
屋根カバー工法以外の方法を模索する
古い屋根の劣化が激しい場合は、結露のことを考えると屋根カバー工法はおすすめできません。
屋根を張り替える工法は屋根カバー工法以外にもいくつかありますので、業者に相談するようにしてください。業者は屋根の張り替え工事のプロですので「~~をしてほしい」「~~はしてほしくない」など要望を伝えることで、その通りに工事をしてくれることが多いです。
屋根材を変える
結露がしにくい屋根材を選ぶ方法もあります。代表的な屋根材が3つありますので、ご紹介します。
ガルバリウム鋼板
「ガルバリウム鋼板」は、金属屋根の中でも錆びにくく耐久性が高い屋根材です。
費用 |
5,000~10,000円/㎡ |
耐久年数 |
20~30年 |
デザイン |
シンプルで光沢がある |
スレート屋根のようなシンプルさが特徴で、新築時のように張り替えることが可能です。コスパを重視したい方は「ガルバリウム鋼板」をおすすめします。
ジンカリウム鋼板
「ジンカリウム鋼板」は、金属屋根材で表面に石粒がコーティングされています。
費用 |
8,500~15,000円/㎡ |
耐久年数 |
30~50年 |
デザイン |
形はシンプルだが、表面に石粒がコーティングされていてマット |
耐用年数が比較的長く、塗装をする必要がないため長期的に見ると費用を安く抑えることができます。「とにかく長持ちする屋根」を重視したい方は「ジンカリウム鋼板」をおすすめします。
アスファルトシングル
「アスファルトシングル」は、シート状のアスファルトに色のついた石粒がコーティングされた屋根材です。
費用 |
5,000~8,500円/㎡ |
耐久年数 |
15~30年 |
デザイン |
スリットが多く、表面に石粒がコーティングされている |
北米やカナダなど海外で多く使われている屋根材の1つで、耐震性に優れています。金属ではなくアスファルト製なので錆びにくいため、長持ちするのもメリットの1つです。
まとめ
屋根カバー工法では、防水シートを敷くため結露したとしても雨漏りする可能性は低いです。
ただ、万が一のことを考えた際には屋根材を変えたりカバー工法以外の工法で施工してもらうなどの対策を講じましょう。