コンクリートの苔防止に防カビ性の塗料がおすすめ？原因や対策について解説！
住宅にコンクリートを使っている場合、苔が発生して見た目がひどくなり、劣化が早める危険性があります。人体にも悪影響を及ぼす可能性があるので、苔防止のためにも対策が肝心です。
今回はコンクリートの苔防止に防カビ性の塗料がおすすめの理由について解説します。苔が発生する原因や対策について、詳しい内容を紹介していきましょう。
■コンクリートに苔が生える原因
コンクリートに苔が生えるのは、仕方ないと諦める人もいるでしょう。しかし、原因はさまざまあり、事前に把握しておけば対策できる可能性があります。コンクリートに苔が生える原因は、下記の通りです。
- コンクリートに付着した水分
- 経年劣化
- 苔が生えやすい条件を満たしている
コンクリートに苔が生える原因について、詳しい内容を解説します。
★コンクリートに付着した水分
コンクリートは天候が良いときに、乾燥すると思われがちですが、水分が残っている可能性があります。表面が完全に乾燥しているとは限らないため、適度に水分を発散させないといけません。
特に日当たりが悪い場所や風通しがひどい場所に関しては、少量の水分でも苔が生える恐れがあります。雨が多い時期は、特に湿度が多いため、水分が残りやすいので注意しましょう。
★経年劣化
コンクリートの表面を塗装でコーティングしていたとしても、経年劣化によってコーティングが剥がれてしまいます。その結果、苔が表面に生えやすくなり、見た目にも劣化がひどくなる可能性が高いです。
経年劣化がひどいと感じた際には、早めにコーティングをし直し、綺麗な状態に仕上げる必要があります。
★苔が生えやすい条件を満たしている
経年劣化以外にも、環境によっては苔が生えやすい可能性があります。下記の条件を満たしている場合、コンクリートに苔が生えるケースが多いので注意が必要です。
- 日当たりが悪い
- 風通しが悪い
- ひょうめんに傷や凹凸がある
- 湿気が溜まりやすい
- 結露を起こしている
特に苔は、水分が多いと発生する可能性が高いです。日当たりや風通しが悪いと、苔が生えやすくなるので気を付ける必要があります。
また、結露しやすい窓のサッシの近くのコンクリートは、水滴が垂れて湿気が留めやすくなるので、苔が生えやすくなるのが特徴です。他にも、デザイン性重視のコンクリート壁の場合は、凹み部分に水滴が溜まって苔が映えやすくなります。
■コンクリートに生えた苔を放置すると？
コンクリートに苔が生えると、見た目にも悪く感じます。しかし、見た目さえ我慢すれば良いと、放置してしまう人も多いでしょう。実は、コンクリートに生えた苔を放置すると、さまざまなデメリットが生じるので、放置しないほうが懸命です。
コンクリートに生えた苔を放置した場合のデメリットとしては、下記の通りになります。
- 足元なら滑りやすい
- 劣化が早い
- 健康被害が生じる
コンクリートに生えた苔を放置した場合のデメリットについて、詳しく解説します。
★足元なら滑りやすい
苔は水分が含まれているため、足元のコンクリートに生えてしまうと、滑りやすく感じます。滑りやすい状態では、転倒のリスクがあるため、早急に除去しないと危険です。
また、苔に触れると不快感を覚える人も多く、繁殖して増える前に除去してしまうことが重要になります。
★劣化が早い
コンクリートに苔が生えると、内部にも根を張ってしまうことがあります。そうなれば、劣化を早めてしまい、腐食やひび割れの原因になる恐れがあるでしょう。
また、大量の苔が発生すれば、コンクリートがへこむほどの水分が染み込む可能性もあります。そうなれば、コンクリートの劣化は進んでしまい、倒壊などのリスクがあるので注意が必要です。
★健康被害が生じる
苔は汚れで、見た目だけに変化が生じると思っている人がいますが、実はカビと同じように胞子の影響で繁殖します。そのため、苔を放置すれば、徐々に肺に蓄積してしまい、健康被害の原因になる恐れがあるのです。
また、一気に胞子を吸い込んでしまうと、鼻炎や皮膚炎といったアレルギー症状に繋がる恐れがあります。症状が重くなると、肺炎などの発症リスクがあるので注意が必要です。
■コンクリートに苔が生えないようにするためには塗料が必要？
コンクリートに苔が生えないようにするためには、さまざまな対策が考えられます。対策法を実施し、コンクリートを清潔な状態に維持することが肝心です。
コンクリートに苔が生えないようにするためには、塗料をコーティングするといった方法が考えられます。具体的には、下記のような対策を実施することが肝心です。
- 屋根や雨除けを用意する
- 日当たりをよくする
- 塗料でコーティングする
- 透水性コンクリートにする
コンクリートに苔が生えないようにするための対策について、詳しく解説します。
★屋根や雨除けを用意する
屋外にあるコンクリートの場合は、常に雨風にさらされている状態なので、乾燥した状態を保てない可能性があります。日当たりが良い場所なら、雨が上がった後に乾燥する可能性がありますが、それでも雨が続けばコンクリートは塗れている状態が長くなるでしょう。
そんなときは、屋根や雨除けを用意しておく方法がおすすめです。コンクリートに雨が当たらない状況を作り上げれば、自然とコンクリートが濡れて苔が生えるような状態にはならなくなるでしょう。
日当たりをよくする
コンクリートの向きによっても日当たりは変わりますが、うまく工夫すれば日当たりの良い環境を作り上げ、乾燥しやすい状況に仕上げることは可能です。
例えば、コンクリートの前に物を置いている状況では、日当たりが悪くなります。そんなときは、前に置いてある物をどかせれば、自然と日当たりは良くなるでしょう。
★塗料でコーティングする
コンクリートに塗料を塗布し、コーティングすれば苔を生えにくい状態に仕上げることができます。経年劣化した状態でも、再コーティングすれば苔の発生を抑制することが可能です。撥水・防水の塗料を使えば、雨でも濡れにくく乾燥した状態を長く保つことができます。
また、防カビ性のある塗料を活用する方法も有効です。防カビ性のある塗料を使えば、日当たりが悪い場所でも、苔が生えにくくできます。
★透水性コンクリートにする
透水性のコンクリートは水を通す性質を持っているので、表面に水を留めるような事態にはならなくなります。そうすれば、苔の発生が抑制できるため、綺麗なコンクリートの状態を維持することが可能です。
塗装ではなく、張り替えを検討しているなら、透水性コンクリートという選択肢も良いでしょう。
■コンクリートに苔が生えた場合の対策
コンクリートに苔が生えてしまった場合、対策を講じることで除去できる可能性があります。コンクリートに苔が生えた場合の対策としては、下記の通りです。
- 高圧洗浄機で洗い流す
- 洗剤やカビ取り剤を使う
- 苔専用の除去剤を使う
コンクリートに苔が生えた場合の対策について、詳しく解説します。
★高圧洗浄機で洗い流す
コンクリートに苔が生えてしまうと、繁殖して除去するのが大変です。しかし、高圧洗浄機を使えば、綺麗に掃除できるので根元から除去できます。
高圧洗浄機を利用すれば、洗剤いらずで苔を除去できるので、綺麗な状態に仕上げることが可能です。ただし、強すぎると塗装やコーティングが剥がれる原因になります。
高圧洗浄機の威力は控えめにして、適度な力でコンクリートに使うことが大切です。
★洗剤やカビ取り剤を使う
苔が生え始めた状態なら、食器洗い用の洗剤で落とすことができます。洗剤を吹き付けて、ブラシやたわしでこすれば、綺麗に除去することが可能です。
ただし、力をいれすぎると、塗装やコーディングが剥がれるので、適度な力でこする必要があります。生えてから日数が経過しているなら、カビ取り剤やハイターを利用したほうが良いでしょう。
★苔専用の除去剤を使う
苔専用の除去剤を使えば、苔を除去することができます。除去剤は、スプレー型が多く、広範囲に吹き付けることが可能です。隙間や角といった、狭い部分にも利用できるので、効率よく苔が除去できます。
使い方については、説明書に記載されているので、よく読んでから利用しましょう。
■コンクリートの苔が除去できないときは業者に相談しよう
コンクリートの苔が気になるけど、自分では除去し切れないといったケースがあります。そんなときは、業者に相談して綺麗に除去してもらいましょう。
業者なら、コンクリートに付着した苔も綺麗に除去してくれます。マルセイテックなら、実績豊富でさまざまな案件に対応しているので、お気軽にご相談ください。
■コンクリートの苔防止のご相談ならマルセイテックへ
コンクリートの苔は、経年劣化や外壁の状況によって定期的に生える可能性があります。除去するためにも、早めに対策を講じて綺麗な状態に維持することが肝心です。
コンクリートの苔防止を希望されているなら、まずはマルセイテックにご相談ください。マルセイテックなら、コンクリートの苔を綺麗に除去できるだけでなく、コーティングのための塗料の提案もさせて頂きます。
いつまでも綺麗な住宅に仕上げるためにも、マルセイテックにご相談ください。
