大和市中央林間西A・K様|外壁塗装,屋根棟交換
作業・施工内容
2018年の大型台風直撃によって、大屋根の棟板金が破損したので見てもらいたいと、大和市中央林間西にお住まいのA・K様よりご連絡をいただきました。
早速現地調査に伺い、棟板金の様子を見させていただきましたが、浮きも歪みも酷い状態で、棟板金の交換工事をご提案させていただきました。A様は火災保険にご加入されており、破損内容も保険の適用内だったため、保険申請後に足場を上手く活用して外壁塗装もご依頼になられました。
■足場架設工事
まずは足場架設工事です。
足場架設工事は一般的な住宅の場合、およそ20万円程の費用がかかりますので、今回のA様邸のように屋根と外壁のメンテナンスを一緒に実施されるほうが良いでしょう。
足場工事は職人2,3人で組み立てて1日で終わります。
労働者の安全と健康を確保し、快適な作業環境を作り出すために足場は必要です。
足場の組み立てが終わったらネットとガイソーの宣伝看板を掲げて完成です。
(風の強い日はあおられて倒壊してしまう可能性もあるので、ネットはたたみます)
■屋根棟板金交換工事
はじめに棟板金の交換工事を行いました。
まずは既存の棟板金を取り外し、内部にある「貫板」を取り外します。
「貫板」は棟板金を固定するための下地板で、その貫板に棟板金を被せて釘を打ったり、ビスを使って固定しています。
以前は木製の貫板が使用されることが多かったのですが(A様邸の貫板も木製でした)、木製の貫板は雨水等の水分で腐食するという傾向があるため、近年では水分に強い樹脂製のものが増えてきています。
貫板を取り外したら、新しい貫板を取り付けます。
先にも記述しましたが、耐久性の良い樹脂製の貫板を取り付けます。
採用した貫板は「タフモック」。弊社の棟板金交換工事での貫板はこちらの製品を多く使用しています。
タフモックを設置したら新しい棟板金(ガルバリウム鋼板製)を被せてしっかり打ち付けて、棟板金交換工事の完成です。
■バイオ高圧洗浄
外壁塗装工事の前に、下地処理のひとつである「洗浄」を行っていきます。
汚れを根こそぎ落とすために開発された高圧洗浄専用の洗剤、弊社オリジナルの「ガイソーパワークリーナー」を使用します。
高圧洗浄で汚れを吹き飛ばし、それでは落としきれない0.001mmにも満たない、とってもとっても小さい小さいピンホールに潜んでいるカビやコケ、藻などの汚れは、「ガイソーパワークリーナー」が徹底的に洗い落とします。
洗浄により綺麗になった下地にしっかり塗料を付着させることができるので、塗った塗料の性能を十分に引き出して外壁・屋根の寿命を引き延ばすことができるのです。この洗浄方法が弊社では標準仕様となっています。
外構周りなど塗装を行わない部分もサービスで洗浄。
カーポートや玄関タイル、擁壁など・・・ ガイソーパワークリーナーで洗浄するだけで真っ白(汚れ落ちでの白)になります。
洗浄が終わりましたら1日、2日かけてよく乾燥させて、クラック(ひび割れ)などの補修工事で塗装面を綺麗に整えます。
それと併せてシーリング工事(打ち直し、打ち増し)を行います。
■シーリング工事
外壁のシーリング材が剥がれてきていたので、外壁材の内側に雨水が侵入するのを防ぐ「シーリング工事」を行います。
タイルやサイディングの外壁材は、パネル同士の目地に隙間が生じるので、シーリング材でその隙間を埋めていきます。
シーリング材は外壁だけではなく、屋根、洗面台やお風呂まわりなど、様々なところで使われています。
既存シーリング材撤去
まずは、剥がれてきている、もしくは痩せてきているシーリング材を撤去します。
カッターの刃をを利用してシーリング材を剥がしていくので、刃を入れるときは、外壁材に傷がつかないように注意して作業しなくてはなりません。
サッシ等開口部、入隅、軒の取合いはシーリングを増し打ち、外壁目地は打ち替えをしていきます。
既存のシーリング材が残っている上に新しいシーリング材を打ってしまうと、次第に古いシーリング材から剥がれてきてしまうので、撤去作業はしっかりと行う必要があります。
新規シーリング材施工
撤去が終わったら、新しいシーリングを打っていきます。
採用したシーリング材は耐用年数30年と言われている「オートンイクシード」です。
マルセイテックでは継ぎ目以外に様々な補修工事でも使用しています。
カラーバリエーションが豊富で、どんな建材にも合う色を見つけることができます。
シーリング材を打つ前にプライマー(下塗り材)を塗ります。
シーリング材と下地との密着力を高めるためです。
続いて、新しいシーリング材を打っていきます。
打っていく溝を中心に両側マスキングテープを貼り、ヘラでならします。
シーリング材が乾いたら養生テープを剥がし、シーリング工事の完成です。
次はいよいよ外壁塗装の工程に入ります。
■外壁塗装工事
外壁塗装工事の工程に入ります。
まずは下塗りです。ローラーを使用して手塗りで施工していきます。
下塗りはとても大事な工程で、これを怠ると、主剤(中・上塗り塗料)がどんなに高級・高品質な塗料であっても、数年で塗膜の剥離等の不具合が出てきます。そんな悲しい事ないですよね。
マルセイテックの塗装工事は下塗り・中塗り・上塗りの三度塗りがマストとなっています。
(※塗料製品・外壁の状態にもよります。ちなみに中塗りと上塗りは同じ塗料です。)
下地の状況と主剤に応じて、フィラーかシーラーを下塗り材として使用しますが、今回はシーラーです。
下塗りは必要不可欠なものですが例外で「下塗り不要の上塗り塗料」という主剤も存在します。
そういった塗料でも綺麗に仕上がり、そして耐久性・耐候性もしっかり保持できます。
続いて中塗り・上塗りの工程です。
同じく手塗りローラー工法にて施工していきます。
併せて付帯部(雨樋・雨戸シャッターボックス・破風板・軒天井・他)の塗装も行い、外壁塗装工事の完成です。
採用した塗料は弊社オリジナルの「ガイソーウォール無機F」です。
最も耐候性に優れると言われているフッ素樹脂塗料と無機成分「オルガノポリシロキサン」との融合により生まれたハイグレード塗料。
超高耐候性・超低汚染性・不燃性・親水性塗膜・防カビ防藻性・柔軟性に優れた、弊社お勧めの塗料となっています。
全ての工事が終わったら検査をして、細かい部分までしっかりチェック。
その後に足場を解体します。
既存サイディング外壁の柄を活かしたいというご希望でしたのでクリヤー塗装を施し、ツヤツヤで立体感の増した仕上がりになりました。
エリア | 神奈川県大和市中央林間西 |
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施工内容 | 外壁塗装・雨樋交換・屋根棟部交換 |
施工期間 | 3週間 |
備考 | 外壁:無機フッソクリヤー3分艶 |
その他の施工実績