浴室タイルはペンキでDIYできる?塗装方法やリフォームについて解説!
浴室タイルはペンキでDIYできる?塗装方法やリフォームについて解説!
浴室のタイルは経年劣化によって、徐々に塗装が剥がれていく傾向があります。放置すれば、見た目が悪くなるだけでなく、カビが発生する原因になる恐れがあるのです。
また、浴室タイルが剥がれている場合、ペンキでDIYできるのか気になる人もいるでしょう。DIYできるなら、業者に依頼せずに、個人で対応することも可能です。
今回は、浴室タイルはペンキでDIYできるのか、塗装方法やリフォームについて詳しく解説します。
■浴室タイルの劣化を見極める基準■
浴室タイルが劣化している場合、ペンキで塗装するだけで状態が綺麗になるケースがあります。しかし、劣化状態がひどい場合は、リフォームしたほうが良いケースもあるので、劣化状態を適切に見極めることが大切です。
浴室タイルの劣化を見極める基準としては、下記の通りになります。
- 塗装の剥がれや浮きがある
- 大きなひび割れや破損などがある
浴室タイルの劣化を見極める基準について、詳しく解説します。
塗装の剥がれや浮きがある
浴室タイルは、経年劣化によって塗装の剥がれや浮きが生じ始めます。放置すると、汚れやカビが蓄積していくので、見た目にも悪く感じられるのが特徴です。
また、健康的にも被害を受ける可能性があるので、早めの対処が肝心になります。そこから破損が激しくなれば、リフォームを検討したほうが良いでしょう。
塗装の剥がれや浮きだけであれば、ペンキで塗り替えるだけで浴室タイルの補修を行えるケースがあります。どの程度の剥がれや浮きが生じているのか、事前に確認しておきましょう。
大きなひび割れや破損などがある
浴室タイルに大きなひび割れや破損がある場合は、ペンキで塗装するだけでは足りない可能性があります。塗装しても、破損した箇所から水が入り込んで、内部で腐ってしまう恐れがあるでしょう。
大きな破損を見かけたときは、DIYで塗装するのは諦めて、リフォームを検討してください。
■浴室タイルをペンキで塗装する手順や補修方法■
浴室タイルの塗装が剥がれたり浮きが出たりしたとき、ペンキでDIYする方法があります。ペンキで塗装する手順や補修方法については、下記の通りです。
- まずは表面を綺麗にする
- 塗装しない箇所はマスキングテープ
- プライマーを塗布する
- ペンキで塗装する
- 仕上げを行う
- ひび割れは事前に補修する
浴室タイルをペンキで塗装する手順や補修方法については、詳しい内容を紹介します。
※まずは表面を綺麗にする
浴室タイルをペンキで塗装するなら、前もって表面を綺麗にしておく必要があります。汚れている状態でペンキを塗ると、仕上がりが汚くなる恐れがあるでしょう。
また、塗装がすぐに剥がれたり浮きが出たりするので、注意が必要です。また、水が付着している場合は、綺麗にふき取ることも重要になってきます。
※塗装しない箇所はマスキングテープ
浴室タイルをペンキで塗装する場合、塗料がついて欲しくない箇所にはマスキングテープで養生しておきましょう。塗装しない箇所にペンキがつくと、後から面倒に感じるケースがあります。
塗装が必要ない部分は、マスキングテープで綺麗にカバーしておきましょう。
※プライマーを塗布する
前準備が完了した後は、塗装する前にプライマーを塗布しましょう。プライマーとは、塗料をタイルに定着させるために必要なものです。タイルの表面は、ツルツルしているので、塗料をそのまま塗布しても、剝がれやすくなります。
タイル用のプライマーは、市販で販売されているので、DIYでも利用することが可能です。ただし、プライマーは乾くまで時間がかかるため、塗布した後は30分~1時間程度は乾燥させる必要があります。
※ペンキで塗装する
プライマーが乾いた後は、自分の好きな色の塗料を選択して、タイルに塗っていきましょう。一度に塗りきるのではなく、何度か重ね塗りするのがポイントです。
一度タイルを塗った後は、何度か工程を繰り返してください。そうすれば、タイルが綺麗な状態に仕上がるので、塗装も完璧に仕上げられます。
※仕上げを行う
塗装が完了し、塗料が乾いたのであれば養生していたマスキングテープを剥がしていきます。より綺麗な状態に仕上げたいなら、ニスを塗ると艶が出るのでおすすめです。
ニスによって仕上がりの雰囲気が変わるので、よく検討してから仕上げを行うのか検討してみてください。
※ひび割れは事前に補修する
塗装をする前に、ひび割れが発生しているなら事前に補修しておくことをおすすめします。補修しておかないと、ひび割れ部分にカビが発生するので、タイルの劣化がひどくなる恐れがあるでしょう。
ひび割れや欠けが気になるときは、パテを利用するのがおすすめです。パテをひび割れ部分に塗り込んでいけば、表面が平らになっていくので、塗料がひび割れに入る心配がなくなります。
■浴室タイルを長持ちさせる方法■
浴室タイルは、経年劣化によってひび割れや汚れが目立つようになります。そのため、できるだけ長持ちさせる方法を理解しておき、綺麗な状態に仕上げておくようにしましょう。
浴室タイルを長持ちさせる方法としては、下記の通りです。
- 洗剤をかけてスポンジでこする
- 塩素系洗剤でふき取る
浴室タイルを長持ちさせる方法について、詳しく解説します。
※洗剤をかけてスポンジでこする
浴室タイルを長持ちさせるためにも、表面に垢やシャンプーの泡が残らないよう、日頃からお手入れを行っておく必要があります。洗剤をタイルにかけてスポンジを使ってこすれば、頑固な汚れも綺麗に除去できるでしょう。
このときに、スポンジでこする力は強すぎないよう注意が必要です。強い力でこすってしまうと、タイルの表面を傷つける恐れがあります。
また、洗剤が残ってしまうと、カビや汚れの原因になるので、綺麗に除去しておくことを心掛けましょう。
※塩素系洗剤でふき取る
浴室タイルの目地は、スポンジで汚れを除去するのが難しい傾向があります。そのため、塩素系洗剤を使って、汚れを除去する方法がおすすめです。
塩素系洗剤は、漂白殺菌作用があるので、汚れを除去するだけでなく見た目も綺麗に整えてくれます。ただし、洗剤を使った後は換気を行うことを意識しましょう。
換気をしっかり行えば、かび予防に繋がります。また、消毒用アルコールを使えば、カビや汚れの予防効果を防ぐきっかけになるでしょう。
■浴室タイルの塗装をDIYするときの注意点や相場■
浴室タイルの塗装をDIYするときは、いくつか注意しておきたい点があります。事前に注意点を押さえておかないと、トラブルの原因になる恐れがあるので気を付けましょう。
また、浴室タイルを塗装するときやリフォームするときは、どれくらいの費用がかかるのか気になる人も多いはずです。
浴室タイルの塗装をDIYするときの注意点や相場については、下記の通りです。
- タイル塗装には専門知識が必要
- タイル塗装の料金相場
- 浴室タイルのリフォームの料金相場
浴室タイルの塗装をDIYするときの注意点や相場について、詳しく解説します。
※タイル塗装には専門知識が必要
浴室タイルの塗装をDIYするときの注意点が、専門知識が求められる点です。例えば、塗装をする前は、表面の水を除去してからではないと、綺麗に塗装できないといったことがあります。
専門知識をもっていないと、浴室タイルの塗装がうまくいかずトラブルの原因になる恐れがあるでしょう。
また、塗料を屋内で使うときは、有機溶剤中毒になるリスクも把握しておかないといけません。適度に換気して、新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。
タイル塗装の料金相場
タイル塗装をDIYする場合は、塗料の購入費用だけで済みます。そのため、5,000円~1万円程度の費用でタイル塗装できるケースが多いでしょう。
また、養生するためのマスキングテープやプライマーなど、塗装するためにはいくつか必要な道具があります。事前に用意しておき、タイル塗装ができる準備を進めていきましょう。
浴室タイルのリフォームの料金相場
浴室タイルをリフォームするなら、それなりの費用がかかります。部分的な補修であれば3万円程度で済みますが、全面的に張り替えを行うなら床で7万円、壁で15万円程度の費用がかかるでしょう。
業者に依頼する場合は、業者によってかかる費用が異なるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
※浴室タイルをペンキで塗装するときは事前準備が必要
浴室タイルをペンキで塗装するときは、費用を安く済ませられますが、事前準備が求められます。塗料やマスキングテープなど、必要なものは前もって購入しておきましょう。
また、有機溶剤である塗料を屋内で使うと、中毒症状が出てしまう恐れがあります。換気を行うなどしてからペンキで塗装するようにしましょう。
今回紹介した浴室タイルをペンキで塗装する際の手順を参考に、DIYで塗装してみてください。