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便器のコーティングが剥がれるのはなぜ?失敗しないコーティングの方法は

便器のコーティングが剥がれるのはなぜ?失敗しないコーティングの方法は

 

トイレの便器は、こまめに掃除をしたりきれいに使おうと心がけたりしていても、時間の経過とともに汚れが落ちにくくなったり、清潔な印象が薄れてしまうことがあります。

便器をきれいに保つのに有効な方法にコーティングがありますが、コーティングも使っていくうちに剥がれるため、定期的な再コーティングが必要です。

 

今回は、便器のコーティング剥がれの原因や、コーティングが剥がれた場合の対処法を解説します。

 

 

 

 

便器のコーティングとは

トイレのコーティングとは、専用のコーティング剤を使用して便器表面に膜を張るものです。

膜がバリアとなり、便器を汚れにくくしてくれます。

 

主なコーティングの種類はフッ素・シリコン・ガラスの3つです。

フッ素コーティングは比較的安価で、フッ素樹脂の膜には撥水や防汚効果が期待できます。

 

シリコンコーティングはフッ素コーティングよりも膜が厚く、撥水・防汚に加えてカビの防止にも役立ちます。

ガラスコーティングは3種類のなかで最も高価で、さらに抗菌効果や防キズ効果もあるのが特徴です。

 

どの種類も市販のコーティング剤があり自分でもできますが、業者に依頼する場合、ガラスコーティングができる業者は限られます。

 

 

 

 

トイレの便器をコーティングするメリット

便器にコーティングを施すメリットは、以下の3点です。

 

  • 便器をきれいな状態で使い続けられる
  • 汚れがつきにくく清潔
  • 悪臭の発生を防げる

 

 

 

便器をきれいな状態で使い続けられる

最大のメリットは、きれいな便器を使い続けられる点です。

便器は毎日掃除をしていても、経年劣化で変色してしまうこともあり、「古さ」や「使用感」が目立ちます。

 

コーティングで便器表面に膜を張れば、新品同様の輝きを長期間保つことができ、便器の買い換え頻度も低くなるでしょう。

 

 

 

汚れがつきにくく清潔

便器に汚れがつきにくいのも、コーティングのメリットです。

もし便などが付着してしまっても、コーティングされた膜の上なので、少しこするだけですぐにきれいになります。

 

毎日必死に掃除をしなくても清潔感を保ちやすいのは、家庭でトイレ掃除を担当している人にとってはうれしいポイントです。

 

 

 

悪臭の発生を防げる

コーティングで作られた膜には、雑菌などを抑える効果もあります。

雑菌が繁殖しにくい環境を実現できれば、悪臭の発生も防げます。

 

「きちんと掃除をしているのに、なぜかにおいが消えない」と悩んでいる人は、コーティングによって気になるにおいを軽減できる可能性が高いです。

 

 

 

掃除の時間・手間を短縮できる

清潔さを保ち、掃除も楽なコーティングは、日々の家事を手助けしてくれる救世主でもあります。

掃除が簡単になれば、トイレ掃除のための時間や手間の短縮も可能です。

 

トイレ掃除は「面倒くさい」と後回しにしてしまいがちな人もいれば、毎日しっかりとしないと気持ちがよくないと感じる人もいます。

掃除が億劫な人は簡単に掃除が完了できることで「掃除の頻度を上げよう」と思えるでしょうし、毎日掃除をしている人は時短によってトイレ掃除のストレスから解放され、時間を有効活用できます。

 

 

 

 

便器のコーティングが剥がれるのはなぜ?

メリットの多い便器のコーティングですが、使っているうちに剥がれてしまうこともあります。

便器のコーティングが剥がれる原因として考えられるのは、以下の3点です。

 

  • トイレ用洗剤の成分
  • 掃除用具の素材
  • こすりすぎ

 

 

トイレ用洗剤の成分

トイレ掃除には洗剤を使用しますが、洗剤の成分がコーティング剥がれを起こす原因となる場合があります。

コーティング剤は、塩素系の洗剤や漂白剤に弱いです。「きれいになるから」と漂白剤を掃除に使用したり、成分を確認せずに塩素系の洗剤を使ったりすると、コーティングが剥がれやすくなります。

 

 

 

掃除用具の素材

洗剤は問題ないのにコーティングが剥がれてしまう場合は、掃除道具に問題があるかもしれません。

トイレ掃除用のブラシは汚れを落としやすい作りをしていますが、これが表面の膜を傷つけコーティング剥がれを起こすこともあります。また、メラミンスポンジなどのように表面を削りやすいアイテムの使用も、コーティング剥がれの原因の1つです。

 

コーティングをしても定期的なお掃除は必要ですが、柔らかいブラシや布を使ってやさしく拭くと、清潔さを保ちながらコーティング剥がれを防止できます。

 

 

 

こすりすぎ

洗剤や掃除道具に気をつけていても、掃除の仕方に問題があるとコーティングが剥がれやすくなります。

汚れが付着してしまった際にごしごしと強くこすると、汚れと一緒にコーティングまで落ちてしまいます。

 

もちろん汚れを落とす程度の力は入れますが、不必要に力を入れてこするのは避けましょう。

 

 

 

コーティングが剥がれたらどうする?

便器のコーティング剥がれを放置すると、トイレが汚れやすい、においが広がりやすい、便器表面の劣化が進むなどの問題が生じます。

コーティングが剥がれた場合の対処法は、以下の3つです。

 

  • 便器を買い替える
  • 業者に依頼してコーティングしてもらう
  • 自分でコーティングする

 

 

 

便器を買い替える

トイレを長年使用している場合は、便器自体を買い替えるのも1つの方法です。

ただし、便器交換には便器本体の価格に加え、業者による工事費もかかります。

 

安くても数万円の出費は避けられませんし、機能性の高い高価な便器を選べば30万円以上になることもあるので注意が必要です。

しかし、コーティングをしたからといって半永久的に同じ便器を使えるわけでもないので、コーティング剥がれを買い替えのタイミングにするのもよいでしょう。

 

 

 

業者に依頼してコーティングしてもらう

専門業者に依頼してトイレコーティングをしてもらうと、コーティングが剥がれる前の快適な状態を取り戻せます。

業者によるコーティングは、便器の洗浄からコーティングまで、特殊な洗剤や方法で行ってくれるので、便器を交換したような美しさを実感できるでしょう。

 

業者に依頼した場合のコーティング費用の相場は、2~4万円程度です。

買い替えよりも安価ですし、自分でコーティングするよりもきれいに仕上がるのも、業者に依頼するメリットだといえます。

 

 

 

自分でコーティングする

市販のコーティング剤を使って、自分でコーティングすることもできます。

コーティングキットは失敗が少ないようにできているので、初めてコーティングに挑戦する人も安心です。

安いものは1,000円台で購入可能で、コーティング力の高いものも数千円から1万円台で買えるものが多いので、最もコストをかけずにコーティング剥がれの退所ができます。

 

ただし、業者が行うコーティングと比べると持ちが悪く、再コーティングまでの期間が短くなるのは、自分でコーティングするデメリットです。また、コーティング前の掃除が甘いと、うまくコーティングができないこともあります。

 

 

 

 

自分で便器をコーティングする方法と、効果の持続期間

便器のコーティング剥がれを自分で解決したい場合、気になるのはコーティングの方法や持続する期間ではないでしょうか。

最後に、コーティングの手順と方法、効果の持続期間を解説します。

 

 

 

コーティングの手順

自分でコーティングする際は、以下の道具が必要です。

 

  • 水くみ用ポンプ
  • バケツ
  • ぞうきんやタオル
  • コーティング剤
  • ゴム手袋
  • ふきん

 

コーティングの手順は、以下の通りです。

 

  1. トイレを掃除する
  2. 便器の底に溜まった水をくみ出す
  3. 便器の水気を拭き取る
  4. コーティング剤を塗る
  5. 乾かす

 

せっかくコーティングしても、便器そのものに汚れが残っていては意味がありません。

まずはトイレをきれいに掃除して、コーティングのための準備をしましょう。

次に灯油用のポンプなどを使って便器内の水をバケツにくみ出し、トイレ表面の水気をぞうきんやタオルで拭き取ります。

 

その後、ゴム手袋をして便器にコーティング剤を塗ります。

スプレータイプのコーティング剤は、便器に吹き付けてからふきんで均一に塗るときれいに塗れます。

スプレータイプでないものは、コーティング剤をしみこませたふきんで塗ります。

 

コーティング剤は硬化させる必要があるので、最後に乾かします。乾かす時間は3~6時間程度です。

 

 

 

便器のコーティング剤は大きく2種類

市販のコーティング剤は、スプレータイプと液体タイプの2種類があります。

スプレータイプはトイレやお風呂の洗剤のようにスプレーで噴射してコーティングするもので、簡単にコーティングできるのが魅力です。

 

液体タイプは、ふきんにコーティング剤をつけて塗るもので、スプレータイプよりもコーティングにやや手間がかかりますが、そのぶん高い効果が期待できます。スプレータイプは数百円から、液体タイプも1,000円台からと安価に入手できるので、初めての人も安心です。

 

 

 

コーティング効果の持続期間

自分でコーティングをした場合、効果はどれくらい持続するのでしょうか。

 

スプレータイプの効果はおよそ1ヵ月です。作業が簡単で安価な反面、持続期間が短いのがデメリットだといえます。

とはいえ、正しく塗れば1ヵ月間防汚効果をしっかり発揮してくれるので、定期的な塗り直しが気にならない人は、月に1度、トイレをしっかり掃除してコーティングするのもよいでしょう。

 

液体タイプは、長いもので3年ほど防汚効果が続きます。

スプレータイプより大幅に長く効果を持続するので、塗り直しを何度もしたくない、トイレ掃除があまり好きではないという人におすすめです。

ただし、塗り直しができず、失敗するとコーティングを剥がしてやり直さなければいけません。

 

1度行ったコーティングを剥がすのは業者に依頼しないとうまくできないので、リスクを軽減したい人やうまくコーティングできる自信がない人は、スプレータイプを選ぶことをおすすめします。

 

 

 

 

便器のコーティング剥がれには、早めの対応を!

コーティングは便器に膜を張り、トイレの汚れやにおいを防いでくれます。

便器の状態も保てるので、同じ便器をきれいな状態で長く使用することにも貢献します。

 

コーティングが剥がれると便器が汚れやすくなるので、コーティングが剥がれないような掃除方法の工夫が必要です。

剥がれたコーティングは自分で塗り直すこともできますが、迷ったら費用がかかっても失敗のリスクがなく、高い効果を持続できる業者のコーティングも検討してください。

 

コーティング剥がれを放置すると、便器の劣化・汚れ・悪臭などを加速させます。早めの対応で、清潔なトイレを守りましょう。

 

 

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