エコキュート関連の補助金はある?申請手順や注意点を徹底解説します!
ガス給湯器からエコキュートへ買い替えを検討している方は多いでしょう。
ただ、「エコキュートの交換費用は高いからどうにかして安くしたい…。」と悩んでいる方も多いはず。そんな方におすすめなのが補助金の活用です。
そこで今回は、エコキュート関連の補助金について解説します。
エコキュート関連の補助金はある?
まず、エコキュート関連の補助金ですが国から正式に提供されているものはありません。
ただ、お住まいの地方自治体からエコキュート関連の補助金が提供されていることがあります。「エコキュート」と記載されているわけではなく、「省エネ」と記載されている補助金もエコキュート関連の補助金として提供されています。
エコキュート関連の補助金を受け取れる条件
もし地方自治体で提供されている補助金を見つけたら、次に考えるべきなのがエコキュート関連の補助金を受け取れる条件です。
- 国からの指定業者である
- 指定基準を満たした製品である
- 他の補助金と重複していない
以上の条件がありますので、それぞれ解説します。
条件1:国からの指定業者である
まずは、国からの指定業者であることです。
エコキュートの補助金を申請できるのは、国から指定された業者のみとなっています。そのため、事前に国からの指定業者かどうかを確認しておく必要があります。
条件2:指定基準を満たした製品である
続いて、指定基準を満たした製品であることです。
ここでいう「指定基準」とは、省エネ法上で定められている2025年度の目標基準を満たしているトップランナー制度の対象製品を意味します。
参照1:高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金 p.5 | 経済産業省
参照2:環境省・経済産業省・国土交通省の連携による住宅の省エネ化の支援強化について | 環境省
こちらの製品基準を満たしているエコキュートのみ補助金の対象となります。
条件3:他の補助金と重複していない
続いて、他の補助金と重複していないことです。
以下の補助金を利用している場合は、エコキュートの補助金を利用することができません。
- こどもみらい住宅支援事業
- こどもエコすまい支援事業
- 地域型住宅グリーン化事業
- LCCM住宅整備推進事業
- 次世代ZEH+実証事業(※)
- 超高層ZEH-M実証事業
- ZEH等(ZEH+含む)支援事業(※)
- 低層ZEH-M支援事業(※)
- 中高層ZEH-M支援事業
※家庭用燃料電池は同事業の支援対象となっていないため、本事業に申請可能
エコキュート関連の補助金があるか調べる方法
実際にエコキュート関連の補助金があるかどうかは以下のようにして調べます。
- 自治体HPを確認する
- 電話して聞く
- 業者に聞く
それぞれ解説します。
方法1:自治体HPを確認する
例えば「エコキュート ○○(お住まいの地域名) 補助金」と検索をしてみてください。
これで自治体HPが検索にヒットします。HPから補助金が出ているかどうかを確認し、出ていれば早速申請手続きを進めましょう。
方法2:電話して聞く
手っ取り早く確認したい場合は、電話しましょう。
地方自治体の環境課へ電話し、「エコキュート関連の補助金は出ていますか?」と聞くだけでOKです。あればそのまま担当者から案内してくれます。
方法3:業者に聞く
さらに詳しく知りたい場合は、業者に聞くのもいいかもしれません。
業者は常に最新情報を取り扱っており、エコキュート関連の補助金があるかどうかを把握していることが多いです。また、申請に不安があれば代行してくれる業者もいますので相談先として覚えておきましょう。
エコキュート関連の補助金を申請する手順
エコキュート関連の補助金を申請する手順は以下の通りです。
- 住んでいる自治体でエコキュート関連の補助金があるか確認する
- 補助金の申請に必要な書類を用意する
- 承認されたあとで、工事を実施してもらう
- 工事完了後、自治体に報告する
- 自治体による工事内容の審査を受ける
- 承認されたら補助金が振り込まれて終了
申請自体はスムーズに進みますが、手続きを行う際に不安がある方もいるかもしれません。そういった場合は業者に相談しつつ進めましょう。
補助金申請に必要な書類
補助金申請に必要な書類は以下の通りです。
- 業者による見積もり書、契約書
- 設置予定のエコキュートの仕様書、カタログ
- エコキュートを設置する予定場所の見取り図
- 申請者本人の住民票、本人確認書類(運転免許証など)
- 市町村税を滞納していない証明書類(納税証明書など)
ただ、地方自治体によっては申請に必要な書類が変わることがあります。また、申請に時間がかかることが多いので余裕を持って申請することをおすすめします。
補助金申請のタイミング・時期
補助金申請のタイミング・時期としては、「買い替えを検討し始めた頃」が一般的です。
そもそも補助金があるかどうかを検索する必要がありますし、申請にも時間がかかります。書類の用意にも時間がかかりますから「そろそろ買い換えようかな」と思い出した時に補助金申請を検討すべきでしょう。
ちなみに、補助金制度については4~5月に新しい補助金情報が出てきますのでその時期に合わせるのもいいかもしれません。
エコキュート関連の補助金を申請するときの注意点
では最後に、エコキュート関連の補助金を申請するときの注意点をご紹介します。
- 補助金条件を確認する
- 申請しても確実に支給されるわけではない
- 業者に補助金を使うことを伝えておく
それぞれ解説します。
注意点1:補助金条件を確認する
何度か解説していますが、エコキュート関連の補助金条件をよくみておきましょう。
地方自治体から提供されている補助金の詳細や申請方法は非常に複雑でわかりづらいものが多いです。そのため、自分で色々と情報収集する必要があるかもしれません。検索しても分からない場合は担当者に電話をしてしっかりと理解することが大切です。
注意点2:申請しても確実に支給されるわけではない
実は、補助金は申請した人全員が受け取れるものではありません。
- 申請した人に先着順で支給
- 定められた期間内で申請した人の中で抽選
このように補助金額には上限があったり先着順で締め切ったりと、全員が受け取れないケースが多くあります。できれば早めに申請をしましょう。
注意点3:業者に補助金を使うことを伝えておく
エコキュート関連の補助金を使うことが決まったなら、業者に伝えておきましょう。
もちろん、伝えなくても大丈夫なのですが伝えることで業者から書類の集め方や手続き方法などのサポートを受けられる可能性があります。伝えておいて損はないことなので是非伝えておきましょう。
まとめ
エコキュート関連の補助金は国ではなく地方自治体から支給されています。
ただ、全ての地方自治体から支給されているわけではありませんので以下の方法で支給されているかを確認してください。
- 自治体HPを確認する
- 電話して聞く
- 業者に聞く
補助金が見つかればできるだけ早く申請をするようにしましょう。