【外壁塗装】白い外壁のメリット・汚れを目立たなくする方法とは?
「今度の外壁塗装では、塗料の色を白にしてみようかな」
「でも白色って汚れが目立つってイメージ・・・」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
白は開放感がや清潔感のあるイメージを与えることが出来、外壁塗装の際にも人気のカラーとなっています。
そこで今回は、白色外壁のメリットや注意点、白色外壁でも汚れを目立たなくする方法を解説します。
◎白色外壁のメリット
①明るい印象になる
色には多くの種類がありますが、白色は全ての色の中でも一番明度の高い色(=明るい色)になります。
つまり、光の反射率が高くなり、輝くようなイメージになります。
②外壁の温度上昇を抑える
夏の暑い時期、白い服と黒い服では、どちらが熱を持つでしょうか。
それと同じで、外壁も暗い色よりも明るい色の方が外壁の表面温度は低くなります。
これは光の反射率が強くなることで、暗い色に比べて温度上昇を抑制する効果があるからです。
③開放感がある
明るい色は膨張色になります。
膨張色の特長の1つとして、実際の大きさよりも広がりや開放感を感じるというものがあります。
白色外壁にすることで、視覚的効果によって広がりを持たせることが可能となります。
④組み合わせによって印象を変えることができる
白は色味のない色で、自らを主張しすぎることがありません。
そのため、好みの色と組み合わせることで、建物の持つ印象を変化に富んだものにすることが出来ます。
例えば黒やブルー系など寒色と組み合わせると、クールでモダンな印象になります。
反対にベージュやピンクといった暖色やパステルカラーと組み合わせると、ナチュラルな印象に仕上げることができます。
外壁単体ではなく、屋根の色やサッシの色との組み合わせも総合的に考えることで、好みのイメージに対応することが可能となります。
⑤好みの「白色」から選ぶことが出来る
「白色」と言っても、その種類は1つではありません。
誰も歩いていない雪原のように真っ白なものもあれば、どことなく温かみを感じる白、穏やかな印象の白、高級感を感じさせる白など、ご自分のイメージに合わせて選ぶことが出来ます。
◎白色で外壁塗装をする際の注意点
①白の違いを知る
メリットの⑤でも既に紹介していますが、白には様々な種類があります。
そのことをまず理解し、そのような白色なのかというのをある程度把握していないと、外壁塗装が終わってから「思っていたのと違う」と後悔することになりかねません。
a)ナチュラルホワイト系
一般的な白色になります。
安心感があり、シンプルでどんな色とも相性が良いとされています。
b)クールホワイト系
軽くブルー系が混じっている白色になります。
涼やかなイメージを与え、繊細で清潔感のある色とされています。
c)ウォームホワイト系
クールホワイト系とは対照的な白色と言えるでしょう。
温かみのある白は、精神的にも安らぎを与えます。
黄色やオレンジ、赤系の色との馴染みが抜群です。
②距離や面積によるイメージの違いを理解しておく
外壁は建物の中でも非常み面積の大きい部分になります。
そして、塗料の色決めをする際、業者によっては色見本を見せてくれるでしょうが、それでも実際に塗ってみたら思っていた色と違った・・・ということも、しばしば発生しています。
同じ色でも、近くで見た場合と離れて見た場合の印象は変わりますので、その影響についての理解はしておきましょう。
また、塗料缶の色だけでは全体のイメージがつきにくい場合があると思いますが、その場合は塗装を依頼する業者にカラーシミュレーションが可能かどうか聞いてみましょう。
カラーシミュレーションを行っていない場合でも、ご自宅にネット環境が整っていればご自身でカラーシミュレーションをすることも可能です。
◎汚れを目立たなくするためには
白色外壁において一番の心配の種はやはり「汚れが目立つのではないか?」ということではないでしょうか。
確かに白は汚れが目立ちやすい色のため、何も手入れをしなかったり、建物環境によってはコケやカビなどの汚れが目立ったりしてしまいます。
そこでおススメなのが、低汚染塗料を使用するという方法です。
塗装によってできた塗膜は紫外線や雨風などにより、チョーキング現象(壁をてのひらで優しく撫でると白い粉上のものが付着する劣化現象)や色褪せ、ひび割れなどの劣化が発生します。
また、空気中のホコリや排ガス、コケ・藻・カビなどによって美観も損なわれてしまいます。
低汚染塗料は親水性という原理を応用しているため、それらの汚れが付着しても、雨水が洗い流す働きを持っている塗料です。
低汚染塗料によって汚れがつきにくく、付着した外壁汚れも雨水によって流れ落ちやすい外壁環境にしておくことで、汚れに対する不安はかなり軽減されるのではないでしょうか。
近年、各塗料メーカーが低汚染塗料を開発していますので、チェックしてみましょう。
◎まとめ
外壁全てを白色の単色にするという方法もありますが、近年の傾向としてはツートンカラーが増えているようです。
選ぶ色の組み合わせによって、与える印象は全く違ったものになります。
まずはどのようなイメージに仕上げたいのかを決め、それからメインの白色や組み合わせる色について考えながら色決めをすると、全体的にまとまりのある仕上がりになるでしょう。