住宅の外壁の色はカラーシュミレーションでチェック!注意点は?
住宅の外壁の色はカラーシュミレーションでチェック!注意点は?
住宅の外壁の色は、家の印象を決めるうえで大切な要素になります。
主にカラーシミュレーションを実施して、色のイメージを決めてから選択する人が多いでしょう。
カラーシミュレーションをうまく活用すれば、理想的な住宅の色を選択することができます。
カラーシミュレーションなら、色の雰囲気を具体的に捉えることができるでしょう。
今回は、住宅の外壁の色の決め方やカラーシミュレーションを利用するメリット、注意点について詳しく解説します。
住宅の外壁の色はカラーシミュレーションを使う?
住宅の外壁の色を決めるとき、何を基準にすれば良いのか迷ってしまう人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、カラーシミュレーションです。
カラーシミュレーションをうまく使えば、住宅の外壁の色を建てる前にイメージすることができます。住宅の外壁の色を決める方法としては、下記の通りです。
- カラーシミュレーション
- 色見本帳
- 塗り板
住宅の外壁の色を決める方法について、詳しく解説します。
■カラーシミュレーション
パソコンを利用した住宅の写真から色を貼り付けて、色を決める方法です。
住宅に照らし合わせて色を確認できるので、仕上がりに近いイメージで色を検討することがでいます。
複数の色のパターンを選択してチェックできるので、自分の理想的な色合いの外壁をつくりあげることが可能です。
ただし、外で日光に当たっているときの住宅と、色合いの印象が違ってくる可能性があります。
実際に住宅が出来上がったときは、色のイメージが違うこともあるので注意が必要です。
■色見本帳
業者で配布されていたり貸し出しされていたりするものが「色見本帳」です。
色のサンプルが確認できるので、どのような色合いなのか、実際に目で見て確認できます。
色見本帳は、実際に業者が販売している塗料の色を参考にできるので、仕上がりに近い状態の色をチェックすることが可能です。
ただし、色の面積が小さいときは、外壁に塗装したときとは色合いが違って見える可能性があります。
■塗り板
塗り板とは、見本用のサイズの板に塗料を塗ったものです。
業者が提供している見本なので、実際に色を塗った感じを予想することができます。
塗料を板に塗ったものを確認できるので、実際に塗った感じに近い色合いで確認することが可能です。
塗膜の質感も確認できるので、外壁のイメージに違い色を選択できます。
住宅の外壁の色選びでよく起こるトラブル
住宅の外壁の色を選ぶときは、慎重に検討しないとトラブルが引き起こされる可能性があります。
トラブルが発生したときは、再塗装を行う手間がかかるため、費用などのコストがかかる恐れがあるでしょう。
住宅の外壁の色選びでよく起こるトラブルについては、下記の通りです。
- 周囲環境とのバランス
- 他の部位との相性
- 色見本と雰囲気が違う
住宅の外壁の色選びで、よく起こるトラブルについて解説します。
■周囲環境とのバランス
住宅の外壁の色を選ぶときは、周囲環境とのバランスをしっかり検討する必要があります。
周囲の外観を損なう色合いの場合は、近隣トラブルに発展する恐れがあるでしょう。
また、市町村によっては景観ガイドラインに外壁の色の制限があり、色によってはガイドライン違反として判断される可能性があります。
景観ガイドライン違反になったときは、外壁の色を変えるために再塗装する必要があるので注意が必要です。
しっかり景観ガイドラインを把握して、周囲環境とのバランスを検討しましょう。
■他の部位との相性
外壁の色を決めるときは、屋根やサッシ、玄関などの部位との相性も検討する必要があります。
色のバランスが悪いと、住宅の印象が悪くなる恐れがあるでしょう。
全体的なバランスを考えて色を決めないと、色合いが喧嘩してまとまりのない印象を与える可能性があります。
しっかり全体的な色のバランスを検討してから、外壁の色を決めるようにしましょう。
■色見本と雰囲気が違う
外壁の色を色見本やカラーシミュレーションを参考にしてから決めることは大切ですが、実際の外壁の色とは雰囲気が違うと理解しておく必要があります。
色見本やカラーシミュレーションは、実際の日光を浴びた状態でチェックしていないため、実際の外壁とは雰囲気が異なる可能性が高いです。
雰囲気が違うことを理解したうえで、外壁の色を選ぶ必要があります。
住宅の外壁の色をカラーシミュレーションで選ぶポイント
住宅の外壁の色をカラーシミュレーションで選ぶときは、さまざまなポイントを押さえたうえで理想的な色を決めることが大切です。
カラーシミュレーションで外壁の色を選ぶポイントとしては、下記の通りになります。
- 汚れが目立ちにくい色を把握する
- 汚れが目立つ色を把握する
住宅の外壁の色をカラーシミュレーションで選ぶポイントについて、詳しく解説します。
■汚れが目立ちにくい色を把握する
カラーシミュレーションではわかりにくいのが、汚れが目立ちにくい色はどんな色なのかという点です。
普段から雨風にさらされる外壁だからこそ、汚れが目立ちにくい色を選ぶ事は重要になります。
汚れが目立ちにくい外壁の色としては、グレーやアイボリー、ベージュなどの色です。
カビやコケなどの汚れが目立ちにくいので、普段の清掃も比較的楽に済ませられます。
■汚れが目立つ色を把握する
カラーシミュレーションで色を選ぶときに注意しておきたいのが、汚れが目立つ色を選択していないかという点です。
白や黒は洗練された印象を受けますが、汚れが目立ちやすいので注意が必要になります。
普段からこまめにお手入れしておく必要があるので、管理が大変です。
住宅の外壁の色をカラーシミュレーションで決める際の注意点
住宅の外壁の色をカラーシミュレーションで決めるときは、いくつか注意しておきたい点があります。
事前に注意点を把握しておけば、色選びに失敗する可能性が低くなるでしょう。
住宅の外壁の色をカラーシミュレーションで決める際の注意点としては、下記の通りです。
- 艶感について把握しづらい
- 面積や光の加減で色の見え方が変わる
- イメージと違うことがある
住宅の外壁の色をカラーシミュレーションで決める際の注意点について、詳しく解説します。
■艶感について把握しづらい
カラーシミュレーションでは、外壁の艶感をイメージするのが難しいです。
塗料を選ぶときに、艶感をプラスできるかどうか決まるので、事前に業者と相談しておく必要があります。
カラーシミュレーションでは、艶感がわかりにくいので、外壁に艶感をプラスしたい人は業者に人と相談したうえで決めてください。
■面積や光の加減で色の見え方が変わる
色は面積や光の加減で見え方が変わってきます。
カラーシミュレーションで見た色と、雰囲気が違って見えるので、事前に理解しておくことが大切です。
色の面積効果と呼ばれるもので、実物を見ない限りは見本だけで色がはっきりわかることができません。
カラーシミュレーションで色の雰囲気を見ることも大切ですが、実際の施工事例などを参考にすることも大切です。
■イメージと違うことがある
カラーシミュレーションは実際の家の外壁に、パソコンから色を貼り付けて色の雰囲気を確かめることができます。
色の雰囲気が確かめられるので、外壁の色を決めるときの参考になるでしょう。
しかし、実際に陽の光を浴びた状態と、カラーシミュレーションの色ではイメージが違って見えるケースがあります。
そのため、施工しないとイメージ通りの外壁の色になるかわかりません。
住宅の外壁の色をイメージ通りにするためのポイント
カラーシミュレーションを見て外壁の色を決めても、イメージ通りの雰囲気にならないケースがあります。
そうなれば、理想の住宅に仕上げられない可能性があるでしょう。
イメージと違うといったトラブルを回避するためにも、外壁の色をイメージ通りにするためのポイントを押さえておくことが大切です。住宅の外壁の色をイメージ通りにするためのポイントとしては、下記の通りになります。
- イメージの色に近い外壁を見に行く
- 施行中もこまめにチェック
住宅の外壁の色をイメージ通りにするためのポイントについて、解説します。
■イメージの色に近い外壁を見に行く
外壁の塗装を依頼する業者に、過去に外壁を塗装した実績のある住宅を見せてもらう方法
があります。実際に、施工事例をチェックすれば、自分のイメージ通りの色が出ているのか、見極めることが可能です。
実際に、外壁を見せてもらったほうが判断しやすいですが、住宅の場所を教えてもらえないことがあります。
そんなときは、写真だけ見せてもらって、外壁の色がイメージ通りなのか確認しておくことが大切です。
■施行中もこまめにチェック
外壁の色を決めた後に、業者に塗装を行ってもらいます。
そのときの施行中の外壁の色をチェックして、イメージ通りの色が出ているのか確認しましょう。
施行中であれば、色のイメージが違うと思ったら、途中で色を変更してもらえる可能性があります。
業者によって対応が異なると思うので、事前に施行中でも要望を聞き入れてもらえるのか確認しておきましょう。
住宅の外壁の色はカラーシミュレーションでチェックしよう
住宅の外壁の色を決めるときは、カラーシミュレーションや色見本を利用して、イメージ通りの色になるのかチェックしましょう。
カラーシミュレーションだけでは、理想的な色になるかわからないので、実際に施工事例を見せてもらうことも大切です。
今回紹介した、住宅の外壁の色を決めるポイントなどを参考に、外壁の色を決めてみてください。