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対照色相とは?色の知識を深めて家づくりに生かそう

対照色相とは?色の知識を深めて家づくりに生かそう

よりよい外壁や内装、室内のインテリアを実現するためには、色に関する知識を深めることも重要です。

おしゃれな印象に見せられる「対照色相」を生かせば、理想の家づくりにまた一歩近づけます。

 

今回は、対照色相とは何か、対照色相がもたらす効果などを解説します。

外壁塗装に対照色相を取り入れる際のポイントにも触れていますので、家づくりの参考にしてください。

 

 

 

対照色相と補色色相はどう違う?

対照色相とは、色の配色技法の1つです。

似たような配色に「補色色相」がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

 

 

対照色相とは

対照色相とは、PCCSの色相差が8から10の色の組み合わせのことです。

PCCSは、一般財団法人日本色彩研究所が開発したカラーシステムで、色彩調和を考えるためのものです。

色にはそれぞれ色相番号というものが振られ、この番号の差が8から10の配色は、対照色相に分類されます。

 

色相差が大きいので、寒色と暖色のように反対の色を組み合わせるようなイメージですが、寒色や暖色と、中性色を組み合わせるなど、バリエーションは豊富です。

 

 

補色色相とは

PCCSの色相差が対照色相よりも大きく、11または12になる組み合わせを補色色相といいます。

対照色相以上に色の違いがはっきりとした印象で、彩度の高い(濃い)色同士を組み合わせると、華やかになります。

パステル系の薄い色同士でも、コントラストやアクセントを感じやすいでしょう。

 

 

 

その他の配色についても知っておこう!

配色の種類は、対照色相や補色色相のほかにもあります。その他の配色についても、簡単に確認しましょう。

 

 

同一色相配色

同一色相は、PCCSの色相差が0の組み合わせです。

「薄い黄色と濃い黄色」のように、同じ色相でトーンが異なり、統一感を出したい場合におすすめの配色だといえます。

 

 

隣接色相配色

隣接色相は、PCCSの色相差が1の組み合わせです。

わずかな色味の違いで、トーンが似ている配色は遠目には同じ色に、大きく異なるトーンを組み合わせると、同一色相のように見えることもあります。

 

 

類似色相配色

類似色相は、PCCSの色相差が2か3の組み合わせです。

同一色相、隣接色相よりも色相差が大きく、明らかに違う色だと認識できますが、トーンを合わせれば統一感や安定感を出すことも可能です。

 

 

中差色相配色

中差色相は、PCCSの色相差が4から7の組み合わせです。

色相差が小さい4だと似たような色での配色ができ、7のように大きいと対照色相に近くなります。しかし、同一色相や隣接色相、類似色相のような共通性がなく、かといって対照色相や補色色相ほどの色の違いも感じられないのが一般的です。

 

 

 

対照色相が家づくりにもたらす効果

さまざまな配色があるなか、家づくりに対照色相を取り入れると得られる効果は、以下の3点です。

 

  • 色が鮮やかに見える
  • アクセントになる
  • 組み合わせによって異なる印象を与える

 

 

色が鮮やかに見える

対照色相は色相差が大きく、色の違いがはっきりとした組み合わせも多いです。

それぞれの色が目立ってより鮮やかに見えるので、家づくりでも取り入れたい色をより美しく見せるのに役立ちます。

 

 

アクセントになる

対照色相配色は、アクセントをつけたい場合にも高い効果を発揮します。

外壁や内装でベースとなる色の対照色相を理解しておけば、窓枠やドア、家具、キッチンなどさまざまな場所に取り入れてよりよいアクセントにできるでしょう。

 

 

組み合わせによって異なる印象を与える

「黄色と青」「黄色と青紫」「黄色と赤紫」のように、ベースの色が同じでも、対照色相配色に該当する組み合わせはさまざまです。

組み合わせによってイメージが大きく変わるので、同じ外壁や壁紙でも対照色相を活用すれば、「シックな印象にしたい」「柔らかな雰囲気に仕上げたい」など幅広い理想を実現しやすいといえます。

 

 

 

対照色相を外壁塗装に取り入れる際のポイント

対照色相をはじめとした6つの色相配色は、デザインやファッションなどに幅広く活用できる色の知識です。

外壁塗装や内装、インテリアなどに取り入れれば、理想の家づくりを実現できます。

 

外壁は周囲から見える家の「顔」でもある部分ですので、特にこだわりたいという人も多いでしょう。対照色相は見た目の個性を出したり、おしゃれに仕上げたりするのに役立ちますが、色選びで注意や意識をしたいのは以下の5点です。

 

  • 景観を損ねない組み合わせかを考慮する
  • 色の比率で印象が変わることを理解する
  • メンテナンス頻度や機能性を重視する
  • 人気のカラーをベースに考える
  • 風水や心理的効果にも注目しよう

 

 

景観を損ねない組み合わせかを考慮する

外壁には、その家に住む人の個性やこだわりを大きく反映できますが、景観を損ねないかなどを考慮しましょう。

たとえば、前述の黄色と青のような組み合わせも、明るい黄色をベースにし、対照色相の青をアクセントカラーに取り入れると、非常に目立ちます。同じ「黄色と青」でも、落ち着いた青をベースにし、対照色相にあたる色相番号の黄色をアクセントカラーにすれば、印象は大きく変わります。

周囲から大きく浮いてしまう、調和を乱してしまうような色の組み合わせはご近所とのトラブルにつながる可能性もあるので、注意しましょう。

 

 

色の比率で印象が変わることを理解する

前述の通り、同じ色の組み合わせでも、色の比率を変えるだけで見た目の印象は変化します。

外壁は外から見える割合が広いので、どちらの色をメインカラーにするかアクセントカラーにするかで、全く異なる仕上がりになります。

 

また、ツートンカラーの場合も対照色相の2色のうち、どちらを上にするかなどで受ける印象が変わってくることも忘れてはいけません。どちらかが外壁には奇抜すぎる色の場合は、1色を外壁に、もう1色はあまり見えない屋根の色にするのも1つの方法です。

 

 

メンテナンス頻度や機能性を重視する

外壁塗装に用いる塗料は、色や塗料の性能によって価格が異なります。

対照色相で2つの色を用いる場合は2色分の塗料代がかかりますし、色を塗り分けると人件費もかさみます。劣化のスピードが変わってくる場合もあるので、メンテナンスのタイミングが難しいこともあるでしょう。

 

メンテナンスが頻繁に必要な塗料は、維持費が高くなりがちです。また、色あせしやすい、汚れが目立ちやすい、熱に弱いなど、デメリットの多い色もあり、対照色相にこだわりすぎるとこうした色をチョイスしてしまう可能性もあるため注意が必要です。

 

 

人気のカラーをベースに考える

好きな色、取り入れたい色を基準に対照色相を考えると「どちらも外壁のメインの色にするのにあまり適していない」となる可能性があります。外壁塗装で人気のカラーをベースに考えると、アクセントカラー、ツートンカラーとして対照色相を実現しやすいのでおすすめです。

外壁で人気の色はベージュやグレー、ホワイトです。どれも周囲と調和しやすく、さまざまな色と相性がよいので、対照色相配色にもしやすいでしょう。グレーは汚れにくいのも強みです。

 

 

風水や心理的効果にも注目しよう

色が持つ風水の意味を知ったり、心理的効果に注目したりするのも大切です。

たとえばグレーは、高級感を演出しながら周囲と調和も取れ、よい印象を与えます。

風水では金運や仕事運に影響するといわれており、運気や心理面によい効果が期待できる色です。

 

外壁塗装に取り入れたい色が、どのような運気に関わるものなのかはもちろん、見た人の気持ちに与える影響を理解すれば、自分自身も納得でき、周囲からも好印象の外観にできるのではないでしょうか。

 

 

 

対照色相とは知っておきたい色の知識!外壁塗装やインテリアに役立てよう

対照色相とは配色の種類の1つで、PCCSの色相差が8から10の色の組み合わせを指します。補色よりも色相差が少ないものの、コントラストをはっきりと出したり、互いの色の鮮やかさを増したりとさまざまな効果が期待できます。

 

対照色相を理解していれば、よりおしゃれな外壁塗装やインテリアを実現しやすくなります。その他の配色についても理解し、色相番号を見ながら最適な配色を考えるのもよいでしょう。

 

一生に何度とない家づくりがより楽しめるよう知識を深め、理想の家を実現してください。

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