マンション外壁塗装による妊婦さんへの影響は?対策も解説します
本記事では、マンション外壁塗装による妊婦さんへの影響を解説します。
マンション外壁塗装による妊婦さんへの影響
マンション外壁塗装による妊婦さんへの影響として考えられるのは、以下のような体調不良です。
- 吐き気
- めまい
- 嘔吐
外壁塗装に使用されている塗料にはシンナー(有機溶剤)が含まれています。妊娠中かどうかにかかわらずシンナー臭を吸い込み続けると体調不良になる可能性が高くなります。
胎児にはほとんど影響はない
妊婦さんへの影響はありますが、胎児にはほとんど影響はないことがわかっています。
妊婦さんが長期間にわたり大量のシンナーを吸引した場合、
- 早産
- 胎児仮死
- 中枢神経系障害
など、さまざまな悪影響があると言われています。
しかし、実際にこういった事例がほとんど報告されていません。つまり、外壁塗装中の影響は妊婦さんにはありますが胎児にはそこまで大きな影響がないことがわかります。
昔よりも安全性は高くなっている
さらに、近年は昔よりも安全性が高くなっています。
妊婦さんや胎児に影響があるとされているのは、VOC(揮発性有機化合物)が含まれる塗料です。しかし、近年はVOC(揮発性有機化合物)を使った塗料はほとんどなく、外壁塗装業者もVOC(揮発性有機化合物)を避けるようにしていることが多いのが現状です。
妊婦さんがマンション外壁塗装で気をつけるべきこと
外壁塗装中の臭い以外にも、妊婦さんがマンション外壁塗装で気をつけるべきことはいくつかあります。
- 工事の騒音ストレス
- その他ストレス
それぞれ解説します。
塗料の臭い
まずは、塗料の臭いです。
冒頭にもご紹介しましたが、
- 早産
- 胎児仮死
- 中枢神経系障害
などの悪影響を及ぼす可能性があるため、塗料の臭いには十分気をつける必要があります。
工事の騒音ストレス
外壁塗装工事中は、あらゆる騒音によりストレスが生まれます。
- 足場工事での金属音
- 高圧洗浄中の駆動音・水しぶき音
- 職人同士の会話
特に、外壁塗装の着工日と完工日には足場工事がセットであるため騒音ストレスを感じることが多くなります。
その他ストレス
その他にもいろいろなストレスがあります。
- 作業員が室内を出入りする
- 建物を足場で囲まれ閉塞感がある
あらゆるストレスが発生してしまうため、妊婦さんはストレスへの対策をしておく必要があると言えます。
妊婦さんがしておくべきマンション外壁塗装への対策
では最後に、妊婦さんがしておくべきマンション外壁塗装への対策をいくつかご紹介します。
水性塗料の使用を業者にお願いする
妊婦さんへの影響が少ない塗料として、水性塗料があります。
全くの無臭というわけではありませんが、水性塗料は他の塗料と比べると臭いが圧倒的に少ないです。そのため、「シンナー臭を限りなく抑えたい!」という方は外壁塗装業者に水性塗料の使用をお願いすることをおすすめします。
業者に妊婦さんがいることを伝える
また、業者に妊婦さんがいることを伝えることも大切です。
外壁塗装業者として「妊婦さんがいる現場での工事」となれば、いろいろな配慮をします。安全性の高い塗料の使用や騒音に細心の注意を払うなどできることは限りなくしていきます。そのため、事前に妊婦さんがいるかどうかを伝えるのは必須です。
マスクを着用する
臭いを抑える意味でも、マスクを着用することはおすすめです。
コロナウイルス期間中にマスクを着用していた方は多かったと思いますが、ウイルスや臭いをカットできていると実感した方も多いはず。外壁塗装による臭いもマスクでカットすることができますので、できれば着用しましょう。
一時避難も視野に
胎児への影響も考え、ホテルや実家へ避難することも視野に入れてください。
外壁塗装中は部屋干ししかできないなど、いろいろと制約が生まれます。何かしらの影響が出る前に一時避難しましょう。
まとめ
外壁塗装による妊婦さんへの影響は少なからず発生します。
対策を練っておき、妊婦さんや胎児への影響を少なくしましょう。もし対策をしても影響がある場合は一時避難も視野に入れてください。