断熱塗料ガイナの価格相場は?塗装工事価格や適正価格について解説します!
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した断熱・遮熱塗料であるガイナ。JAXAが開発しているだけありガイナは優れた断熱・遮熱効果を持っていますが、価格相場をご存知でしょうか。「ガイナだから高いのでは?」と疑問に思っている方は是非ご覧ください。
そもそもガイナとはどんな塗料?
ガイナは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した断熱・遮熱塗料です。
塗装するだけで暑さ・寒さ対策になるだけでなく、耐久性が通常の塗料の2~3倍あります。機能性に長けており、塗装できる素材も多いことから多くの外壁塗装業者が採用している塗料の1つです。
塗装できる素材は以下の通りです。
- コンクリート
- モルタル
- 金属瓦棒
- 非鉄金属
- サイディング
- ALC板
- 塩化ビニール
- アクリル板
- 木
- 石材
これらの素材に塗装できます。
ガイナの特徴は?
ガイナの最大の特徴は、断熱・遮熱効果があることです。
一般的な外壁塗料には断熱効果か遮熱効果のどちらか1つしかありません。しかし、ガイナはJAXAが開発しているため断熱効果と遮熱効果を併せ持っています。夏は涼しく、冬は暖かい環境を作れるのはガイナだけです。
ガイナの塗料価格は?
ガイナの塗料価格は、提供元の日進産業に掲載されています。
仕様 | 数量/缶 | 標準塗装面積 | 設計価格 |
白色 | 14キロ | 25~35㎡ | 56,000円 |
着色 | 14キロ | 25~35㎡ | 58,000円 |
白色 | 7キロ | 12~17㎡ | 34,000円 |
着色 | 7キロ | 12~17㎡ | 35,000円 |
実際に施工する際には3,800~4,500円/㎡の価格相場となります。
ガイナの塗料価格は高め?
一般的な外壁塗料と比較すると、ガイナは若干価格が高いです。
ただ、ガイナを塗装することで断熱・遮熱効果が得られますし長期的に見て経済面でプラスに働くことが多くなります。耐久性にも優れていますから、頻繁に塗り替える必要もありません。一回あたりの塗装費用は高くなりますが、コスパ面ではガイナが抜群でしょう。
ガイナでの塗装工事価格は?
ガイナを使った塗装工事の価格は、床面積30坪程度の一戸建てであれば120~160万円が相場です。
塗装工事には、屋根の塗装や破風塗装も含まれています。ただ、人件費やその他諸費用が上乗せされ相場以上の価格になることがあります。
ガイナと他塗料の価格比較
ではここからはガイナと他塗料の価格を比較します。前提として、ガイナは以下の比較条件を持っています。
- 塗料価格(/㎡):3,800~4,500円/㎡
- 耐用年数:10年以上
▶︎【2022年最新版】外壁塗装おすすめ塗料一覧!選び方についても解説します!
アクリル塗料との価格比較
アクリル塗料の塗料価格と耐用年数は以下の通りです。
- 塗料価格(/㎡):2,000~3,000円/㎡
- 耐用年数:5~7年
アクリル塗料の方が塗料価格は安いですが、耐用年数が短めです。長い目で見ればガイナをおすすめします。
シリコン系塗料との価格比較
シリコン系塗料の塗料価格と耐用年数は以下の通りです。
- 塗料価格(/㎡):3,000~4,500円/㎡
- 耐用年数:10~13年
シリコン系塗料はアクリル塗料よりも耐用年数が長いですが塗料価格は高めです。ガイナといい勝負ですが、断熱・遮熱効果を求める場合はガイナ一択でしょう。
フッ素塗料との価格比較
フッ素塗料の塗料価格と耐用年数は以下の通りです。
- 塗料価格(/㎡):4,000~5,000円/㎡
- 耐用年数:15~20年
フッ素塗料はガイナや他の塗料と比べてもグレードの高い塗料です。耐用年数が長いため、何度も塗り替える必要がありません。
ガイナの適正塗料価格を知るには?
ガイナの適正塗料価格は塗装をする条件により変動します。業者から提示された塗装価格が適正かどうかを知るにはどうすればいいのでしょうか。
塗装業者に調査を依頼する
塗装工事の価格は様々な要素で変動します。
代表的な要素は「面積」や「素材」などがあります。それぞれ同じ価格で塗装工事を行うことはあまりありませんから、塗装業者に調査を依頼してください。
相見積もりを取る
詐欺を防ぐ面でも、相見積もりを取りましょう。
最低でも2~3社から見積もりを取り、比較検討することで適正価格がわかります。他の業者と比べて価格がべらぼうに高い場合は、詐欺業社である可能性が高いです。
まとめ
ガイナは断熱・遮熱効果を併せ持つ唯一の外壁塗料です。
「夏は涼しく、冬は暖かい」家を保つためにはガイナが欠かせません。マルセイテックではガイナを使った塗装工事も承っております。