バルコニーに人工芝を敷設!その注意点とは?
先日のブログで、マンションやアパートの集合住宅にお住まいの方々へ、バルコニーやベランダへの人工芝敷きの魅力をご紹介させていただきました。
人工芝を敷く事のメリット・デメリットについても解説させていただきましたね。
では、実際に人工芝を設置するとき、最低限に気を付けたい事は何でしょうか?
今回は、人工芝設置に関しての注意点についてご紹介いたします。
選びたいのは水捌けの良いもの
バルコニーやベランダに人工芝を敷設するときに、一番気をつけていただきたいポイントは「水捌けの良いものを選ぶ」という事です。
人工芝の中にある芝糸は、ポリエチレン製ですので天然芝とは違い水分を吸収しません。
ですが、水たまりをつくることも有りませんので、そこは大きなメリットといえるのですが、全ての人工芝が水捌けが良い物とは限りません。
人工芝の水捌けが悪くなると、バルコニー(ベランダ)と芝下地の間に湿気が多く溜まり、カビが生えたり虫が発生したりします。
選ぶ際には必ず水捌けの良いものを選びましょう。
できれば専門業者から人工芝のサンプルを貰って、触り心地や芝糸の状態をよく確認してからの施工が好ましいです。
水捌けの良さを確認する方法は、その届いたサンプルをバルコニー置いて、水を流してみるといった方法があります。
こうすることで、水捌けのよさを確認できるだけでなく、芝生から流れた水がしっかりと排水溝に流れていくかどうかの確認をすることもできます。
夏の高温は火傷に注意!!
ヒートアイランド現象の緩和に役立つと言われている人工芝ですが、実は人工芝にはそのような機能は無いのです。
逆に人工芝は、熱を溜めやすい素材で作られています。
夏、強い日差しが当たった人工芝の温度は50℃以上になることもあり、とても素足では歩けません。
小さいお子さんがいるご家庭では夏場にバルコニーの芝生の上でプールを置いて遊ぶ方も大勢いらっしゃると思います。
その時は素足ではなく、サンダルを履くようにしましょう。
重量のあるものを長期間置かないようにする
芝生の表面についた水分や、しっかりと排水できずに芝生とバルコニーとの隙間に水が溜まってしまう事があります。
これは水捌けの良いタイプを敷設していてもこのような現象がおこります。
一度濡れてしまうと非常に乾きにくく、完全に乾くのに結構な時間がかかりますので、梅雨(雨の多い)時期や、雪が多く降る地方にお住まいの方は、人工芝の湿気には特に十分な注意が必要です。
湿気過多になると衛生状態が悪くなり、カビ以外に悪臭の原因にもなります。
また、人工芝の上にテーブルやイスなどを置き、休日はバルコニーなどをテラス風にしてお茶を楽しみたい!!と考えている方も多くいらっしゃると思いますが、こちらも、長期間に渡って同じ場所に重たいものを置いておくと、芝生が寝てしまい癖がつき、起き上がらなくなってしまいます。
テーブル、イスを定期的に動かして、しゃん!と芝生が起きた状態を維持できるようにしましょう。
気になる価格は??
バルコニーやベランダにDIYで人工芝を敷く場合、ホームセンターに直接足を運んで選びましょう。
水捌けの良さや触り心地を確認して、価格などを調べて購入するようにします。
実際に施工するときは、敷設前にバルコニー(ベランダ)を綺麗に掃除します。
水洗いをした場合は、1日以上かけてよく乾燥させ、完全に乾いたことを確認してから敷設しましょう。
注意点にも挙げましたが、バルコニーと芝生の下地との間に、水分を入れないよう、天気の良い乾燥した日に作業をするのがポイントです。
人工芝の敷設は、DIYで行ったほうが安上がりとなります。
しかし、ここはプロに施工を依頼した方が安心です。
芝生のカットや測量、ジョイント部分についての確認などといった面倒な作業をすべて引き受けてくれます。
DIYが苦手な方、忙しくてDIYする暇がない!!という方には本当にお勧めです。
価格については、人工芝は天然芝より10倍以上の費用がかかると言われています。
ですが、敷く広さや人工芝の種類によっても変わってきますので、まずは専門の業者へ見積作成を依頼し、価格を出してもらいましょう。
◎ まとめ ◎
定期的なお手入れによって、きれいな状態の人工芝をキープできます。
同じ場所に、テーブルやいす、植物の鉢を長い期間置いておくと、その部分だけ人工芝がへたっと寝てしまうのでたまに位置を変えましょう。
また、ベランダ掃除でよく利用するデッキブラシなどで、芝目を立たせるように掃除すると尚効果的です。
掃除機をかけてもよいでしょう。
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