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【外壁のコケ編】コケができにくくするための予防法 

外壁のコケの除去方法を2度に渡ってお話させていただきましたが、今回はコケの予防方法ついて解説していきたいと思います。

 

まずは、コケがどうして生えるのか?

どのような環境だと生えやすいのか?のおさらいです。

 

 

 

コケはなんで生えるの?

コケは胞子などが壁に引っ付いて繁殖するのが原因です。

水分や胞子など、栄養分があればどんどん成長します。

発生しやすい場所は、川・池・水路・田んぼなどが近くにあって、常に湿度が高い環境です。

また、春から初夏・晩秋から初春は、コケの胞子が成熟する時期にあたるため、コケが最も発生しやすく、そのような時期に外壁に雨や湿度が乾燥せずに残ったままだと、大量発生することもあります。

 

外壁や屋根についたコケ、実は美観を損ねるだけではなく、外壁内部の劣化にも繋がります。

外壁の劣化が進むと、耐久性が落ち、変色、ひび割れ、雨水の浸入、そして建物内部の劣化という風に徐々に建物の内部の劣化に進行していくのです。

 

そのような事にならないためにも、外壁の汚れは定期的に洗浄してあげる必要があるのです。

 

 

自分でできるコケの除去方法についてはこちら↓

コケってなんで生えるの?~外壁のコケの除去方法①~

 

業者に依頼してコケを除去する方法についてはこちら↓

コケってなんで生えるの?~外壁のコケの除去方法②~ 

 

とはいえ、外壁のコケを除去するには数万円の費用が必要です。

無駄な費用をかけないよう、日ごろから予防できたら良いですよね。

 

 

 

 

 

 

外壁のコケを予防する方法

コケを除去するには掃除するのが一番ですが、何度も掃除するよりも事前に対処するほうが効果的です。

外壁のコケを予防する方法として、以下のような点があります。

 

 

① 外壁の前に物を置かない

外壁は湿気がたまるとコケが繁殖しやすくなります。

湿気は、風通しが悪い場所にたまりやすいです。

外壁の前に物を置かないようにして、風通しを良くしておくとよいでしょう。

 

 

② 住宅の建設時は植物が近い地域を避ける

コケは胞子から繁殖するため、周囲が自然ばかりの環境だと繁殖しやすいです。

このため、住宅の建設場所を選べるのなら、植物から離れた場所を選び、コケの発生率を下げるようにしましょう。

 

 

 

③ 外壁は凹凸が少ない模様を選ぶ

凹凸が多い外壁には湿気がたまるため、コケが繁殖しやすくなります。

将来的にコケの繁殖を防ぎたいと考えるのなら、外壁材を決める際にはモルタルや金属系サイディングなどのような平らな素材を選ぶと、水はけが良くなることでコケを防ぐことができます。

根本的にコケを防ぎたい人におすすめの方法です。

ただし、費用が高く、建物の外観も変わるため、金属系の外壁材を選ぶときは慎重に検討しましょう。

 

 

 

 

④ 光触媒塗料を使って塗装する (業者に依頼)

コケを予防する方法として、光触媒塗料を使う方法があります。 

セルフクリーニング機能を備えた塗料で、太陽光に塗料の成分が反応し、コケやカビを死滅させ、定着を防ぎ、雨水とともに流れ落ちるようになっています。

ですが、コケは光の当たりにくい場所に生えるので、効果が高いかと言われると微妙なところです。

外壁が光に当たりやすい場合、検討してみましょう。

 

 

 

 

➄ 防藻、防カビ性の高い塗料を選ぶ  (業者に依頼)

光触媒塗料以外ですと、藻やカビの予防効果のある塗料も注目されています。

これを塗ることで、コケの繁殖を抑え、美しい外観を持続できる効果が得られます。

ただし、塗料は一度塗れば効果が続く訳ではないので、定期的にメンテナンスをすることが大切です。

また、塗料の色はグレーやベージュがおすすめです。

これら色を使うことで、コケの薄緑色が目立ちにくくなります。

反対に黒や白といった色は、コケが目立ちやすくなるので注意しましょう。

 

グレーカラー~人気の塗装選び②~はこちら

 

【外壁塗装】外壁塗装のベストシーズンはこちら

 

⑥ 定期的に検査してもらう

外壁の状態が心配な人は専門業者に検査の依頼をしましょう。

専門業者に依頼すればコケなどの汚れだけでなく、ヒビなどの危険性も事前にわかります。

しかし、予算のことなども考えると3年程度の検査が現実的でしょう。

 

 

 

 

コケ予防のポイントは日々の観察

外壁を観察する機会は少ないと思います。

しかし、わずかなコケでも早期発見して対処することが、繁殖を防ぐ重要なポイントです。

普段から観察する習慣を持ち、いち早く異変に気づくようにしましょう。

 

 

コケを自分で取る方法

 

もしコケが生えてきて気になる場合は、自分で取ることもできます。

 

例えば、壁に水をかけながらブラシで擦るだけでもコケは取れていきます。また、落ちにくいコケは食器用洗剤を使うことでより落ちやすくなります。あまりに強い力でゴシゴシと擦ってしまうと外壁そのものを傷つけてしまいますので、注意が必要です。

 

 

やらない方がいいこと

 

ちなみに、外壁についたコケを落とす際に以下の2つはやらない方が良いです。

 

・熱湯やハイター、塩やお酢をかける

・高圧洗浄機で掃除する

 

昔から熱湯やハイターは雑草を枯らすために有効な方法だといわれていますが、全て外壁を痛めかねません。また、わざわざ熱湯やハイターを用意するくらいであればブラシで擦ってしまった方が効率が良いこともあります。

 

 

 

◎ まとめ ◎

コケの予防は日頃の観察が重要です。

一度綺麗にしてもコケはまた生えてきます。

そうならない為にも、未然に発生を防ぐ対策を講じておく必要があります。

業者に依頼して、コケを予防できる塗料を使って塗装してもらうのも、費用はかかりますが、後々が楽になるので、コケができやすい外壁などには向いていると思います。

 

 

 

 

コケは建物の見た目を落としてしまいますが、コケが発生しているということは、外壁の劣化が始まっている兆候でもあります。

早めにコケ防止対策を含めた塗替えを検討し、確実に除去と予防を行ってくれる、信頼できる業者さんにお願いしましょう。

 

 

業者に依頼してコケを除去する方法についてはこちら↓

コケってなんで生えるの?~外壁のコケの除去方法②~ 

 

【外壁汚れに悩むあなた必見!】カビ汚れについて徹底解説 はこちら

 

 

御覧いただきありがとうございました。

 

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