白いサッシに合う外壁は？おすすめカラーや印象を解説

白いサッシに合う外壁は？おすすめカラーや印象を解説

サッシ（窓枠）の色を何となく選んでしまう人もいるかもしれませんが、サッシによって外観の印象が大きく変わる場合もあります。スタンダードながらもさまざまなメリットがある白いサッシは、どのような外壁の色と相性がよいのでしょうか。

今回は、白いサッシに合う外壁の色を紹介します。メリット・デメリットを踏まえ、白いサッシで理想の外観に近づけましょう。

白いサッシにするメリット

白いサッシには、以下のようなメリットがあります。

• どんな外壁の色とも合う
• 清潔感のある外観になる
• 明るい印象になる
• 奇抜になりすぎない

無彩色である白は、さまざまな色と合わせやすく、爽やかで明るい印象を与えます。

また、個性的過ぎず、近隣とのトラブルも起こりにくいでしょう。

■どんな外壁の色とも合う

ベージュや黄色、オレンジ系の温かみのある色から、グレーやブラウン、黒などのシックなイメージになる色まで、さまざまな外壁に採用しやすいのが、白いサッシのメリットです。明るい色や同じ白色の外壁と合わせれば、全体の統一感が出ますし、ダーク系の色、濃い色と合わせれば、アクセントになります。

■清潔感のある外観になる

白には清潔感や爽やかさといったイメージがあるので、サッシを白にすると、外観に清潔感が出ます。

屋根や外壁が暗めの色でも、差し色としてサッシに白を入れることで、アクセントになるだけでなく清潔感が出るでしょう。

■明るい印象になる

白いサッシを採用した外観は、明るい印象にもなりやすいです。明るい色の外壁に白いサッシを合わせれば、より太陽光に映えます。

全体的に暗めの色でまとめた外観にも、差し色として明るい白色を取り入れるだけで、爽やかさがプラスされ、重すぎない見た目になります。

■奇抜になりすぎない

屋根や外壁、サッシ、雨樋など、外壁で色を決めなければいけない場所は多くあります。

サッシは外壁や屋根ほど専有面積が広くありませんが、選ぶ色によっては奇抜すぎる仕上がりになってしまうこともあるでしょう。

白のサッシは多くの住宅で選ばれており、奇抜になりすぎないのもメリットです。

外観が個性的すぎると、場所によっては「景観を損ねる」といった理由から、近隣とのトラブルになりかねません。

白のサッシを採用すれば、こうしたトラブルも起こりにくく、おしゃれな仕上がりも実現できます。

白いサッシのデメリットは？

白いサッシの最大のデメリットは、傷や汚れが目立ちやすい点でしょう。

サッシは雨風にさらされるので、経年劣化したり汚れたりします。

グレーや緑などは、傷や汚れが比較的目立ちにくいといわれていますが、白はサビやカビ、苔などがつくとすぐにわかります。

また、外壁の色との組み合わせによっては、まぶしさを感じて目が疲れてしまう、安っぽい仕上がりになってしまうこともあるため、注意が必要です。

白いサッシに合う外壁！おすすめカラー5選

白いサッシを採用する場合、外壁は以下の色にするのがおすすめです。

• グレー
• ブラウン
• ネイビー
• イエロー
• ホワイト

ダーク系の外壁のアクセントに最適な白のサッシですが、同じ白色の外壁と合わせたり、イエロー系の明るい外壁と組み合わせたりするのも人気です。

■グレー

グレーは白と黒を組み合わせてできた色なので、白いサッシとの相性がよいといえます。

明るめのグレーなら、白いサッシによって全体の統一感やバランスをよりよくできますし、ダークグレーなら白いサッシがアクセントとしてより引き立ちます。

■ブラウン

濃いブラウンの外壁は、おしゃれですが重たい印象になりがちです。

白いサッシを採用すれば、明るさだけでなくやわらかな雰囲気もプラスできます。

ライトブラウンの外壁なら、ライトグレー同様、白色によってより統一感や軽やかさがでるのがメリットです。

■ネイビー

高級感や重厚感ある外観を希望する人に人気が高いネイビーの外壁も、白いサッシとの相性がよいです。

黒いサッシにするとよりシックになりますが、白いサッシにすれば北欧の家のようなおしゃれさやかわいらしさを演出できます。

■イエロー

パステル調の柔らかなイエローに、白いサッシを組み合わせれば、明るく優しい雰囲気の外観に仕上がります。

濃い黄色なら、白いサッシによって、より欧米の雰囲気を引き立てられます。

また、パステルイエローに似た、薄いベージュの外壁にも、白いサッシはよく合います。

■ホワイト

爽やかな白の外壁には、アクセントになる黒いサッシを選択する人も少なくありません。

しかし、サッシも外壁も白にすれば、清潔感や爽やかさを前面に押し出した、美しい外観を実現できます。

屋根の色をダーク系にして、サッシや雨樋などのアクセントになり得る部分も白で統一した住宅も、施工事例として多く紹介されています。

白いサッシを採用する場合は素材にも注目！

白いサッシはメリットが多く、最適な外壁との組み合わせでより魅力が引き立ちます。

サッシを白にする前に素材にも注目すると、よりよい家づくりに役立つでしょう。サッシの素材は、大きく3種類です。

• 樹脂製
• 木製
• アルミ製

それぞれの特徴を、確認しましょう。

■樹脂製

樹脂製のサッシは断熱性や防音効果が高く、結露が起こりにくいのがメリットです。

しかし、アルミサッシよりも価格が高く、紫外線や雨などの影響により、色あせや変色などの経年劣化が起こります。

■木製

木製のサッシは、木目を生かしたデザイン性の高さが魅力です。しかし、木は水分を吸ったり出したりして収縮するので、塗料の品質に関係なく、5年ほどすると防水効果が低下します。これにより、サッシの色あせやカビが進行しやすくなる可能性があります。

■アルミ製

アルミ製のサッシは頑丈で気密性が高く、コストパフォーマンスがよいのがメリットです。

腐食にも強いので、雨風にさらされる屋外への設置にも向いています。

しかし、長く使用していると白い斑点のようなサビが浮くこともあります。また、アルミは加工ができないので、色の選択肢が限られます。白いサッシを選択する場合は、色選びに困ることはないでしょうが、こうした特徴があることも覚えておくとよいでしょう。

外壁によっては白に近い色のサッシも検討を

どのような色とも相性のよい白ですが、組み合わせによってはそのよさが引き立たない場合もあります。

たとえば、コスパがよく頑丈なアルミサッシは、シックな外壁に合わせるとそこだけ浮いてしまい、安っぽい印象になるかもしれません。また、木目調の外壁には同じ木製のサッシを採用すると調和を取りやすいですが、白だと劣化が目立ちやすいため、注意が必要です。

白いサッシにする前には「本当にこれでよいのか」をよく検討しましょう。

サッシの色の選択肢は非常に多いわけではありませんが、白に近い薄いグレーやブラウンもあるので、外壁の色やサッシの素材にも注目しながら、最適なものを選びましょう。

白いサッシに合う外壁の種類は多い！納得のサッシで理想の外観を実現しよう

白いサッシに合う外壁の色は多く、特にダーク系のグレーやネイビー、ブラウン、白と同じ明るい色合いの黄色などとの相性がよいといえます。サッシは大きく3種類あり、それぞれを掛け合わせた複合素材のものも選択肢に含まれるので、メリット・デメリットを理解したうえで家のイメージに合ったものを選ぶのがおすすめです。

白いサッシはメリットも豊富ですが、汚れや傷に弱いというデメリットもあります。細部にまでこだわり、納得の家づくりを実現してください。