外壁の色が黒だと風水的によくない?運気を上げる黒外壁のポイントは
外壁の色が黒だと風水的によくない?運気を上げる黒外壁のポイントは
外から見た家の印象を大きく左右する外壁は、こだわって色を選ぶ人も多いでしょう。
シックな印象の黒を希望する場合は、風水的な意味を知っておくのもおすすめです。
今回は、風水で黒が持つ意味や、外壁の色を黒にするメリットなどを解説します。
風水で「黒」が持つ意味
黒色は「かっこいい」「スタイリッシュ」というイメージも強いですが、「外壁が黒だと縁起が悪いのでは」「暗い印象になるのでは?」といった疑問を抱く人もいるかもしれません。
風水では黒色もほかの色と同様に、よい意味も悪い意味も持っているので、一概に「外壁の色に黒はNG」とも言い切れません。黒は風水的に、どのような効果が期待できる色なのでしょうか。
「陽」と反対の「陰」を表す色
風水ではよい運気をもたらす「陽」の気と、反対に悪い運気を起こしやすい「陰」の気があります。黒は色のイメージ通り「陰」の気が強いといわれています。
しかし黒にも「陽」の気はあるので、外壁の色を黒にすることでよい効果が期待できる部分もあるでしょう。
邪気を払う
風水で黒は、邪気を払う色だといわれています。魔除けや悪運を遠ざけてくれる効果が期待できるので、外壁の色を黒にすれば、家のなかに悪い気が滞るのを避けられる可能性があります。
幸運を引き留める
黒はさまざまな色を混ぜ合わせてできる色であることから、風水では「ため込む」という意味も持っています。
外壁の色を黒にすれば、家のなかに舞い込んだ幸運を引き留め、家庭の円満や反映によい効果をもたらしてくれるかもしれません。
しかし、ため込むのはよい気ばかりではありません。よい運気が入ってこなければ、悪い気がどんどん溜まってしまうこともあるため、注意が必要です。
外壁の色に黒を取り入れるならツートンカラーがおすすめ!
風水では「陰」の気が強い黒ですが、前述の通りよい意味も持っているので、「黒の外壁は絶対にNG]ということはありません。しかし黒一色にしてしまうと、強い「陰」の気の影響を受けやすくなるので、外壁の色を黒にしたい場合は取り入れ方に工夫をするとよいでしょう。
風水的にもよい影響を受けやすく、見た目もおしゃれに仕上げるなら、ツートンカラーの外壁にするのも1つの方法です。黒とのおすすめの組み合わせは、以下の3つです。
- 黒と白
- 黒と緑
- 黒と黄色
黒と白
黒の反対に当たる白は、風水で浄化の意味がある色です。
もし悪い気が入ってしまっても浄化してくれ、黒色の効果と相まって、よい運気を留めてくれることが期待できます。
また、白が入ることで見た目も明るい印象になりますし、無彩色同士の組み合わせでスタイリッシュに仕上げられるのも「黒×白」の魅力です。白と似た色なら、明るいベージュやグレーもよいでしょう。ベージュは落ち着いた雰囲気や温かみを与えてくれますし、グレーは黒も入った色なので、統一感が出ます。
黒と緑
植物を連想する緑は、風水では成長や健康の意味を持つ色です。
勉強運や仕事運アップといった発展や、住む人の健康に効果をもたらす可能性があります。
外壁を黒と緑のツートンカラーにすれば、やわらかな印象の緑を、黒色が引き締めてくれます。濃い緑と黒ならシャープな見た目やレトロな雰囲気を演出でき、アップルグリーンのような明るい緑と黒なら、海外のかわいらしい家のような仕上がりになります。
黒と黄色
風水で黄色は、幸運や金運によい効果をもたらしてくれる色です。
しかし、運気の出入りが激しい色としても知られているので、黒と組み合わせることで舞い込んだよい運を留めておけます。
薄い黄色は白やベージュなどと同じく、シンプルで周囲と馴染みやすい外観を実現し、和風建築とも相性抜群です。濃い黄色と黒を組み合わせれば、欧風の見た目になります。
風水以外で黒の外壁がもたらすメリット
風水で黒には「陰」の気、邪気を払う、気を留めるといった意味がありますが、外壁の色を黒にすると、家づくりの観点から得られる以下のようなメリットもあります。
- 高級感ある仕上がりになる
- おしゃれな雰囲気になる
- どんなアクセントカラーとも合う
高級感ある仕上がりになる
黒色を使ったアイテムは、高級感や重厚感を持っているものが多いです。
外壁も黒色にすれば、高級感ある見た目になります。
さまざまな外壁材との相性もよいので、洋風の家にも和風の家にも合うのも、黒の魅力です。和モダンな家に憧れている場合も外壁の色に黒を取り入れれば、和の威厳と洋の近代的な雰囲気をうまく融合できます。
おしゃれな雰囲気になる
黒自体は珍しい色ではないものの、外壁の色に黒を取り入れるケースは非常に多いわけではありません。
黒の外壁を選ぶだけで個性が発揮できますし、奇抜な色ではないので落ち着いたおしゃれさを実現できます。
デザイン重視の人や、外観からもセンスを評価されたいという人は、外壁の色を黒にすると納得の仕上がりになるのではないでしょうか。
どんなアクセントカラーとも合う
無彩色の1つである黒はさまざまな色と相性がよいので、ツートンカラー、アクセントカラーの選択肢が広がります。
原色のような濃い色と組み合わせても違和感がないので、好きな色や風水を意識した色を外壁に使いやすいのもメリットでしょう。
外壁が黒色だと建物にどんな影響がある?
風水やそれ以外の観点からも、外壁の色に黒を取り入れる魅力は多くあります。
しかし、当然デメリットもあるので、外壁の色を決める前に把握しておくとよいでしょう。外壁の色を黒にして起こる可能性がある影響には、次のようなものがあります。
- 暑くなりやすい
- 汚れが目立つ
- 劣化しやすい
- ツートンカラーは塗装費用が上がりやすい
- 景観を損ねる可能性がある
暑くなりやすい
黒は熱を吸収する色なので、外壁の色を黒にすると室内に熱がこもりやすくなります。
光を反射する白の外壁と比べると、夏場の室内温度は10~20度違うこともあるようです。
外壁の色を黒メインにする場合は、熱がこもらない工夫も検討しましょう。昨今の住宅には断熱材を使用するケースがほとんどですが、断熱性はさまざまです。断熱性の高いものを選べば、暑さの厳しい夏場も、室内の気温は比較的上がりにくくなります。
汚れが目立つ
汚れが目立つのは「白」というイメージですが、黒の外壁も汚れが目立ちやすいので注意しましょう。
砂埃や鳥のフンなど、白っぽい汚れは非常に目立ちますし、カビやコケなども気になります。
特に、黒と白の組み合わせはどちらも汚れが目立ちやすい色なので、せっかくおしゃれな外壁にしても、清潔感がない、古いといった印象を持たれる可能性があります。汚れに強い塗料や外壁材を選ぶこと、定期的にお手入れをすることを意識して、美しさを保ちましょう。
劣化しやすい
外壁は雨風や紫外線などの影響で劣化していき、色もあせたりはげたりしてしまうことがあります。
黒の外壁は特に劣化しやすく、ツヤがなくなって色あせが目立つので注意が必要です。
外壁塗装をしてすぐの美しい状態をキープしたい場合は、耐久性の高い塗料やサイディングボードを選ぶ、こまめにメンテナンスをするなどの対策をしましょう。
ツートンカラーは塗装費用が上がりやすい
外壁の色を黒にする場合は、黒一色ではなくツートンカラーにすると見た目もおしゃれで、風水的にもよい運気を呼び込みやすいと説明しました。しかし、塗料を複数使ったり、塗り分けをしたりしなければならないため、塗装費用は高くなる傾向です。
耐久性の高さなど、塗料の持つ性能にもこだわるとより費用は高くなります。予算を大きくオーバーする場合は、ツートンカラーではなく黒に近い濃いグレーや青などで1色塗りをするのも選択肢の1つです。
景観を損ねる可能性がある
黒色の外壁を選ぶ人は一定数存在しますが、スタンダードな色と比べると少ないので、個性的で目立ちます。ほかと差をつけた外観を実現できますが、住宅街などでは「暗い印象になる」「浮いている」と、周辺の住民から反感を買うかもしれません。
景観を損ねてしまえば、トラブルに発展する、その後の生活で近所の人との関係が悪くなるなどの可能性もあります。
それでも「外観に黒を取り入れたい」というこだわりを捨てきれない場合は、窓枠やバルコニーなど、アクセントカラーとして黒を入れると、周囲との調和を取りつつも希望を叶えられるでしょう。
外壁の色を黒にする際は、風水やその他の観点からも検討を
風水では「陰」の気を持つといわれる黒ですが、邪気を払うなどのよい意味も持ちます。外壁の色を黒にする場合は、黒一色ではなくツートンカラーにすると、見た目も爽やかになりますし、よい運気を取り入れて留めやすくなります。
スタイリッシュな印象に仕上げやすい黒ですが、周囲との調和が取りにくいのがネックです。外壁塗装はさまざまな観点からメリット・デメリットを把握し、ベストな色を選びましょう。