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ドローンによる屋根点検までの流れは?メリット・デメリットや費用相場を解説します!

外壁塗装のみならず屋根の点検にドローンが活用されるようになりました。人がわざわざ屋根に登って点検する必要がなくなり、スムーズに点検が完了することから多くの業者が取り入れています。

 

そこで今回は、ドローンによる屋根点検について解説します。

 

 

ドローンによる屋根点検までの流れは?

 

ドローンによる屋根点検までの流れは?

 

まずはドローンによる屋根点検までの流れを解説します。

 

流れ1:ドローン点検をしている業者に依頼する

 

まずは、ドローン点検をしている業者を探し依頼します。

 

多くの業者はドローン点検を導入していませんので、業者探しに一苦労するという声が後を立ちません。業者が多くいる地域であれば容易に見つかるかもしれませんが、まだまだドローン点検はポピュラーなものではないため、なかなか見つからないかもしれません。

 

流れ2:ドローン点検の可否を判断する

 

続いて、ドローン点検の可否を判断します。

 

ドローン点検は全ての家・地域で行えるものではなく、一部ドローンを飛行させることを禁止している地域があります。また、小型無人機等飛行禁止法に該当する地域だとドローンを飛ばすことができません。さらに、航空法で定められている地域であればドローンを飛行させる前に許可を取る必要があります。

 

流れ3:ドローン点検の日時を決める

 

続いて、ドローン点検の日時を決めます。

 

ドローン点検が可能な地域であれば、すぐに業者と相談をしてドローン点検の日時を決めることができます。ただ、天候によってはドローンを飛ばせないため天気予報と照らし合わせながら日時を決めます。

 

流れ4:ドローン点検を行う(当日は同席する)

 

続いて、ドローン点検を実際に行います。

 

ドローン点検は業者だけがその場で行うのではなく、依頼者も同席する必要があります。その場で屋根の点検をモニターで行うことができ、業者とともに今後の屋根工事の相談をしたりします。状況によって必要な時間はまちまちですが、10~30分ほどで点検は終わります。

 

流れ5:点検結果を受け取る

 

業者によるドローン点検が終了すれば、点検結果を受け取ります。

 

点検結果によっては屋根の工事・修理が必要になるケースもあるため、その場で見積書を受け取ることもあります。ただ、その場で「じゃあ、お願いします!」というのではなく屋根工事ができる業者に相見積もりを取り、比較検討しつつ決めるのが良いでしょう。

 

ドローンによる屋根点検のメリット・デメリットとは?

 

ドローンによる屋根点検のメリット・デメリットとは?

 

ドローンによる屋根点検は多く取り入れられていません。その理由をドローンによる屋根点検のメリット・デメリットとともに解説します。

 

ドローンによる屋根点検のメリットは?

 

まずは、ドローンによる屋根点検のメリットを見ていきましょう。

 

メリット1:点検が短時間で終わる

 

ドローン点検は非常にスムーズに、そして短時間で終わります。

 

ドローンではなく人が屋根に登って点検をする場合、安全作業のための事前準備や屋根に登ってからの点検作業に時間がかかります。最低でも1時間以上かかってしまう点検を、ドローン点検であれば10~30分ほどで終わらせることができるのです。

 

メリット2:細部まで点検できる

 

人間が移動できないところまでドローンで点検することができます。

 

作業員が移動しにくいところまで確認することができますので、一般的な業者では点検できないところも点検できるのは大きなメリットでしょう。また、赤外線カメラをドローンに搭載すれば屋根の加熱度を確認し、屋根材の蓄熱状態までを確認することができます。

 

メリット3:安全に点検できる

 

作業員が屋根から落ちる心配もありません。

 

ドローンですので屋根から転げ落ちる心配もありませんし、空中飛行ができますから怪我をする恐れもありません。さらに、最近のドローンは自動操縦が可能となっており作業員による操縦ミスがほとんなく屋根を傷つける心配もありません。

 

メリット4:屋根を傷つける心配がない

 

作業員が屋根に上ることで、屋根が傷ついてしまうリスクがありません。

 

屋根は人が乗るように想定して作られていませんから、作業員が乗ることで屋根が傷ついてしまうことがあります。いくら熟練した作業員といえど、屋根に乗ることで屋根が傷ついてしまうリスクがありますから、ドローンによる点検を希望される人が多いのも納得です。

 

メリット5:屋根による制限がない

 

作業員が点検をする場合、2~3階建てだと転落の危険性があるため点検ができません。

 

また、勾配が急な屋根も作業員が安定して点検を行うことができません。しかし、そういった屋根による制限を受けないのがドローン点検です。ドローンは空中で屋根の点検を行いますので屋根による制限を受けずに点検が可能。また、雨上がりの屋根も自由に点検ができます。

 

メリット6:状態を一緒に確認できる

 

屋根を点検する業者と同じ目線で、屋根の状態を確認できます。

 

業者だけが屋根に登って点検をしても「本当かな?」と疑問が生まれかねません。ただ、ドローン点検で一緒にモニターを見ながら屋根の状態を確認することができれば、業者が言っていることが本当かどうかの判断ができます。さらに、業者サイドも屋根の状態について説明しやすいため双方にメリットがあります。

 

ドローンによる屋根点検のデメリットは?

 

では、ドローンによる屋根点検のデメリットについても見ていきましょう。

 

デメリット1:ドローンの騒音がうるさい

 

ドローンは機体についている4つのプロペラが回りますので、かなりの音が出ます。

 

例えば、「Phantom4 Pro」モデルの場合だと騒音レベルが約87dbだったと言います。80dbは水洗トイレ・テレビの大音量と同じ騒音レベルなので、そういった騒音を近隣の方々に撒き散らすことになってしまいます。事前に挨拶に行きすぐにドローン点検を完了させるのが良いでしょう。

 

デメリット2:触診ができない

 

見た目は綺麗でも、触ってみると屋根が壊れているかもしれません。

 

ドローン点検の場合、実際に触って屋根の状態を確認することができません。そのため、「見た目は綺麗だけど実は壊れていた」といった事案を解消できないのです。また、ガタつきに関しても実際に手で押さえて確認する必要がありますが、ドローンだとそれができません。

 

デメリット3:問題が起きても処置できない

 

屋根に問題を発見しても、その場で応急処置をすることができません。

 

ドローンによる屋根点検の最中に重大な欠陥を見つけることがあるでしょう。できればその場で修繕をしたいところですが、ドローンでそういった修繕作業ができません。後日、業者が屋根に登り修繕作業をする必要があります。

 

デメリット4:そもそも点検ができないことがある

 

ドローンの飛行が禁止されている地域では、ドローン点検ができません。

 

例えば、航空法や小型無人機等飛行禁止法の該当地域だとそもそもドローンを含む飛行物を飛ばすことができません。さらに、以下の周辺地域(周囲約300m)ではドローンを飛行させることが禁止されています。

 

  • 国会議事堂
  • 外国公館等
  • 原子力事業所
  • 内閣総理大臣邸
  • その他の国の重要な施設等

 

禁止されている地域ではドローンではなく、作業員が実際に屋根に登って点検するしかありません。

 

デメリット5:目視よりも正確性がない

 

作業員はあらゆる角度から屋根を点検できますが、ドローンではそれができません。

 

ドローンは空中で屋根の状態を確認しますが、角度的に確認できない部分もあります。作業員であれば首を伸ばしたりすることで屋根の状態を細部まで確認できますが、ドローンでは限界があります。どうしても目視に正確性で勝つことはできません。

 

屋根をドローンで点検する重要性とは?

 

屋根をドローンで点検する重要性とは?

 

では最後に屋根をドローンで点検する重要性について解説します。

 

そもそも屋根の点検って必要?

 

多くの方は「そもそも屋根の点検って必要なの?」と思われるかもしれません。

 

屋根は頑丈というイメージがあることから、「そもそも屋根の点検は必要ない」と判断する方が多いですが、そんなことはありません。どんな屋根の素材であっても劣化してしまいますし、そのまま放置してしまうと雨漏りなどのトラブルに発展します。

 

「屋根の点検が必要ない」と勝手に判断するのは非常に危険です。

 

屋根点検を行うべきタイミングとは?

 

基本的に、屋根点検を行うべきタイミングは10年です。

 

屋根は確かに頑丈な素材で作られていますが、10年ほど経過すると雨漏りリスクが一気に高くなります。そのため、10年を目安にドローン点検を取り入れてみることをおすすめします。

 

屋根のドローン点検の費用相場は?

 

ちなみに、屋根のドローン点検の費用相場は5,000~30,000円です。この費用は以下の作業費がかかります。

 

  • ドローンの購入費が掛かっている(維持費やレンタルの場合はレンタル代分)
  • ドローンの民間資格の年会費(年会費がある場合)
  • ドローン使用のための確認代
  • 技術代(職人さんの技術料)
  • 調査代(職人さんの人件費)
  • 移動代

 

屋根に直接登って点検するよりも費用は高いですが、スムーズに行えることからドローン点検をお願いする人は増えています。

 

ドローン点検は自分で行える?

 

すでにドローンを自分で飛ばすことができる方は「業者よりも自分で点検した方が早いんじゃないのか」と思うかもしれません。

 

結論ですが、「飛行自体は可能ですが点検を正確に行えるかは技量による」です。確かに、ドローンの飛行許可をもらいドローンを屋根上に飛ばすことで屋根の状態を確認することはできます。しかし、屋根の状態を見て修繕が必要かどうかを判断できる職人スキルがあるかどうかによりますし、万が一のことがあると全て自己責任になります。

 

できないとは言いませんが、おすすめはできません。

 

ドローンによる屋根点検は今後も行われていく

 

ドローンによる屋根点検

 

ドローンによる屋根点検は今後も行われていくことが予想されています。

 

AIの発達によりさらに精密な屋根点検ができるようになるかもしれません。また、IT技術が発達すればドローンによる屋根の修繕作業ができるようになるかもしれません。まだまだドローンによる屋根点検は改善の余地がありますね。

 

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