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塗装や屋根で使われる【漆喰】について徹底解説① ~原料と歴史~

昔から外壁補修などで使用されてきた「漆喰」

モルタルなどの建築技術の発展により、使用されることは段々減ってきています。

 

ですが近年、「漆喰」によるメリットが注目され、お住まいを心地良くする機能性がたくさんあることがわかりました。

そして、塗り方によって、ひとつひとつ異なる表情を楽しめる事も魅力の一つのようです。

 

日本の伝統的な家屋の壁、屋根に使われてきた「漆喰」

なんとなく知っているけれども、具体的にどういったものかはあまりよく知らないという方へ、「漆喰」の基礎知識・特徴を解説いたします。

 

 

 

漆喰とは

「漆喰」とは、石灰岩を焼いて水を加えた消石灰(水酸化カルシウム)です。

皆さんも学校のグラウンドで見たことある白線の粉、これが消石灰です。

この消石灰は粉状のものですが、糊や麻すさと混ぜることでなめらかな質感をつくり、塗り壁材としての「漆喰」になります。

ちなみにですが、もとは「石灰」と表記されていたものであり、「漆喰」の字は「当て字」が定着したものだそうです。

また、住宅様式や気候風土などに合わせて世界各地で組成が異なっており、独自の発展がみられる建築材料です。

 

 

 

 

日本の漆喰

上記にも書きましたが、日本の漆喰」は消石灰を主成分に、すさ(麻)、海藻のりなどの有機物を混ぜて練り上げたものです。 

風雨に弱い土壁そのままに比べて、防水性を与えることが出来るほか、不燃素材であるため外部保護材料として、古くから城郭や寺社、商家、民家、土蔵など、木や土で造られた内外壁の上塗り材としても用いられてきた建築素材です。

主成分の水酸化カルシウムが二酸化炭素を吸収しながら硬化(炭酸化)する、いわゆる気硬性の素材であるため、施工後の水分乾燥以降において長い年月をかけて硬化していく素材でもあります。

水酸化カルシウムは硬化後、炭酸カルシウムとなるため、当初から炭酸カルシウムを骨材として含有するものが「漆喰」とされる場合もありますが、一般には水酸化カルシウムが主たる固化材として機能するものに限定されています。

 

近年の住宅建築では加工がしやすく安価なモルタルなどを使用するようになっていますが、「漆喰」の持つ様々なメリットから、個人宅でも使われるようになってきています。

 

 

 

 

日本の漆喰の歴史

原始的な「漆喰」(ほぼ石灰)は、縄文時代後期、約4000年前の遺跡(千葉市、大膳野南貝塚)から発見されたものが2012年時点では国内最古とされています。

 

建築材料として「漆喰」が、日本に渡来するのは飛鳥時代といわれており、神社仏閣建築に使用されました。

また、古墳(高松塚古墳壁画等)などにも使われています。 

 

多くの城郭の壁にも使用されており、室町時代末(1565年)に信貴山城(奈良)を訪れた宣教師は、「今日までキリスト教国において見たことがなき甚だ白く光沢ある壁を塗りたり」と、所感を述べています。

 

他にも、この時代、西洋圏から鉄砲が伝来したため、「漆喰」にも防弾性が求められた結果、足利家が築いた中尾城では、漆喰に礫(こいし)を混ぜ込んで塗るといった対策も取られていて、「漆喰」の城壁にも防御性を高めるための工夫がされたようです。

 

日本の漆喰「和漆喰」についてはこちら↓

塗装や屋根で使われる【漆喰】について徹底解説② ~「和漆喰」とは~

 

仕上げパターンなど、漆喰の職人技についてはこちら↓

塗装や屋根で使われる【漆喰】について徹底解説⑦ ~職人技編~

 

 

 

 

「漆喰」を使用するのは日本だけではありません。

西洋でも「漆喰」は使われています。

 

西洋の漆喰

「漆喰」というと、日本古来のものといったイメージがありますが、実際は西洋の「漆喰」のほうが歴史も古いです。

古くは神話の時代から接着剤として知られており、バベルの塔(旧約聖書に登場する巨大な塔)に関する記述に「漆喰の代わりにアスファルトを得た」という記述が残っています。

消石灰を主成分とする建築材料は古代メソポタミア、古代ギリシャ、古代ローマのいずれの遺跡にも見られ、紀元前から用いられていたようです。

 

西洋の「漆喰」は、日本とは気候や目的が違いますので、配合されている成分は同じではありません。

消石灰、砂、凝固剤、保湿剤、防水材、セルロースなどが配合されています。

厚塗りをすることで、耐久性をあげられます。

防水材や保湿剤なども含まれていますので、日本の「漆喰」よりも防水などの効果が高いかもしれません。

ただ、砂を入れていますので、ざらついた手触りがします。

「西洋の漆喰」についてはこちら↓

塗装や屋根で使われる【漆喰】について徹底解説③ ~「西洋漆喰」とは~

 

 

 

ちなみに珪藻土って・・・?

「漆喰」の他にも、似たような建材に珪藻土というものがあります。

「漆喰」と同じく壁などに塗って使用します。

作り方は「漆喰」と同じように練って使いますが、消石灰の代わりに珪藻と呼ばれる藻類の一種を使用します。

「漆喰」との違いは、珪藻土は単体では硬質化しないことです。

そのため、珪藻土だけでは壁を作ることはできません。

実際に使用する際は、珪藻土以外の原材料をつなぎとして入れなければならないのです。

ただ、「漆喰」よりも、消臭効果や調質性が優れている特徴があります。

悪臭やカビ対策に向いていますので、内装向きの建材といえるでしょう。

↑最近よく見かける珪藻土のバスマット。

優れた速乾性で、大変人気ですね。

 

 

 

 

◎ まとめ ◎

日本独自の建材と思っていた漆喰ですが、実は西洋のほうが歴史が古かったのですね。

学校の校庭に引いてあった石灰のライン、あれが元はといえば漆喰だっただなんて驚きでした。

漆喰は、もともとは防火性の高さや明光性が評価され、現代では、優れた調湿機能などが着目されて、室内外壁として世間一般的に広く使用される壁材となっています。

職人さんの塗る漆喰がコテで模様になり、おしゃれな外壁になっているお家も多くみかけます。

漆喰の奥深さを改めて感じました。

 

 

 

 

御覧いただきありがとうございました。

 

 

 

「漆喰壁のメリット」についてはこちら↓

塗装や屋根で使われる【漆喰】について徹底解説④ ~「漆喰壁」のメリット~

 

「漆喰壁のデメリット」についてはこちら↓

塗装や屋根で使われる【漆喰】について徹底解説➄ ~「漆喰壁」のデメリット~

 

「漆喰壁のメンテナンス」についてはこちら↓

塗装や屋根で使われる【漆喰】について徹底解説⑥ ~「漆喰壁」のメンテナンスとDIY~

 

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