お風呂の床のコーティングに剥がれが生じる原因は?対処法について解説!
お風呂の床のコーティングに剥がれが生じる原因は?対処法について解説!
お風呂の床は、年月が経つほどコーティングが剥がれやすくなります。
そうなれば、滑って転ぶ危険性が増す結果になる恐れがあるでしょう。
今回はお風呂の床のコーティングに剥がれが生じる原因について、詳しく解説します。
対処法についても紹介していくので、お風呂の床の剥がれが気になる人は参考にしてみてください。
お風呂の床のコーティングに剥がれが生じる原因
お風呂の床のコーティングに剥がれが生じる原因はいくつかありますが、コーティングの劣化や下地処理が影響していると思われます。
お風呂の床のコーティングに剥がれが生じる原因としては、下記の通りです。
- コーティングの経年劣化
- 下地処理の影響
- 外部的な摩耗による影響
お風呂の床のコーティングに剥がれが生じる原因について、詳しく解説します。
コーティングの経年劣化
お風呂の床に施されたコーティングは、時間の経過とともに自然に劣化します。湿度の高い環境や温度変化が激しいお風呂場では、コーティング材の劣化が促進されやすく、素材によっては数年で剥がれが生じる可能性もあるので、扱いには十分注意が必要です。
コーティング材は特に、水分や洗剤の成分に触れる機会が多いため、それらが蓄積することで劣化が加速することもあります。また、浴室にカビが生えると、そのカビの繁殖に伴ってコーティングも影響を受け、密着性が低下することが原因になるケースも多いでしょう。
下地処理の影響
お風呂のコーティングは施工時の環境によっても大きく左右されます。施工の際に床の下地処理が不十分であった場合、コーティングがしっかりと密着せずに剥がれやすくなる恐れがあるでしょう。
例えば、床面の油分や汚れが十分に取り除かれていないと、コーティング材が下地にしっかりと定着できず、剥がれの原因になります。さらに、施工環境が湿度が高すぎたり温度が低すぎたりすると、コーティングが十分に硬化せず、結果として耐久性が低くなる可能性が高いです。早期に剥がれが生じることもあるので、コーティングを依頼する業者は信頼できるところに依頼しましょう。
外部的な摩耗による影響
毎日の入浴によって浴室の床は常に水分にさらされ、使用頻度が高いほどコーティングも摩耗しやすくなります。特に、洗剤やスポンジを使用して強くこすったり、床の上で滑り止め用のマットを使用していると、コーティングの表面が傷つきやすくなり、剥がれの原因となる恐れがあるでしょう。
他にも、メンテナンス不足もコーティングの剥がれに影響を与えることがあります。汚れや石鹸カスが床に付着している状態で清掃を行わないと、コーティング表面にダメージが蓄積され、劣化が早まる可能性が高いです。
また、清掃時にコーティングに不適切な化学成分を含む洗剤を使用すると、コーティングが溶けたり剥がれたりすることもあるため、洗剤選びも重要です。
お風呂の床のコーティングが劣化しているサイン
お風呂の床のコーティングが劣化している場合、いくつかの目立つサインが現れることが多いです。兆候を早めに確認し、対処することで、お風呂場の見た目や安全性を保つことができます。
お風呂の床のコーティングが劣化しているサインとしては、下記の通りです。
- 表面の変色や艶の消失
- 表面のざらつきや小さな剥がれ
- 水分の染み込みやカビの発生
お風呂の床のコーティングが劣化しているサインについて、詳しく解説します。
表面の変色や艶の消失
お風呂の床のコーティングが劣化し始めると、最初に現れる兆候として、床の色がくすんだり艶がなくなるといった変化が見られます。新しい状態のコーティングは、清潔感のある光沢を保ちますが、劣化が進むと光沢が失われ、くすんだ印象になるのが特徴です。
さらに、水や洗剤の影響でコーティング表面が変色して黄ばんだり、白っぽく曇ったりすることもあります。
表面のざらつきや小さな剥がれ
コーティングが劣化すると、床の表面が次第にざらつくようになり、滑らかさが失われます。このざらつきは、コーティングの摩耗や削れによるもので、触れると手触りが粗く感じることがあるでしょう。
また、小さな剥がれや割れが部分的に生じる場合もあります。これらの状態が見られる場合、コーティング層が劣化し、下地が露出し始めているサインといえるでしょう。特に、摩擦が多い箇所や、掃除でよく擦る部分に集中していることが多く、注意が必要です。
水分の染み込みやカビの発生
コーティングが劣化すると、防水性が低下し、床材に水分が染み込みやすくなります。その結果、床の表面にカビや黒ずみが発生することが増えるでしょう。
通常、コーティングが新しい状態では水が床材に染み込まず、表面に水滴が残りやすくなっています。しかし、劣化したコーティングは撥水効果が弱まり、表面に水が染み込み、乾きにくい状態が続くため、カビが発生しやすくなるので注意が必要です。
特に床の隅や目地の部分にカビが頻繁に見られるようになった場合、コーティングの劣化が進行している可能性が高くなります。
お風呂の床のコーティングが剥がれた状態を放置するリスク
お風呂の床のコーティングが剥がれた状態を放置すると、さまざまなリスクが生じます。主なリスクとしては、下記の通りです。
- 防水性の低下
- 衛生面の悪化
- 安全性の問題
お風呂の床のコーティングが剥がれた状態を放置するリスクについて、詳しく解説します。
防水性の低下
コーティングは、床材を水分や湿気から保護する役割を担っています。しかし、コーティングが剥がれた部分は防水性が低下し、床材が直接水分に触れるようになるので劣化が早くなってしまう恐れがあるでしょう。
その結果、床材が水を吸収して膨張したり、ひび割れたりするリスクが高まります。特に、木材や一部の合成樹脂を使用した床材は水に弱く、劣化してしまうので注意が必要です。
また、水分が内部に浸透すると、床下にカビが生えやすくなり、床材の強度が低下するため、長期的には床の交換が必要になる場合もあります。
衛生面の悪化
剥がれたコーティングを放置することで、床材が湿気を吸収しやすくなり、カビやバクテリアが繁殖しやすくなります。湿気がこもりやすい浴室環境では、コーティングが剥がれている箇所を放置することで、カビの発生が加速する可能性があるでしょう。
カビは見た目が悪いだけでなく、健康リスクも伴います。カビの胞子が空気中に拡散すると、アレルギー症状を引き起こしたり、呼吸器系への悪影響を与えたりする恐れがあるので注意が必要です。
特に小さな子供や高齢者がいる家庭では、衛生面のリスクが増大するため気を付けてください。
安全性の問題
コーティングが剥がれた床は表面が不均一になり、滑りやすさに影響を及ぼすことがあります。
通常、浴室のコーティングは滑り止め効果も持っており、入浴中の転倒リスクを軽減する役割があるのが特徴です。
しかし、コーティングが部分的に剥がれると、滑りやすい箇所と滑りにくい箇所が混在し、バランスを崩しやすくなります。これにより、転倒やケガのリスクが高くなるので気を付けないといけません。
特に足元が不安定な高齢者や小さな子供がいる家庭では、滑りやすい浴室は重大な安全リスクとなるため、コーティング剥がれを放置するのは危険です。このため、剥がれが見られた時点で修復や再コーティングを検討しましょう。
お風呂の床のコーティングが剥がれたときの補修の流れ
お風呂の床のコーティングが剥がれている場合、放置すると床材の劣化や衛生面でのリスクが高まるため、早めの補修が肝心です。お風呂の床のコーティングが剥がれたときの補修の流れとしては、下記の通りになります。
- 補修前の準備
- 補修材を塗布する
- 乾燥させる
お風呂の床のコーティングが剥がれたときの補修の流れについて、詳しく解説します。
補修前の準備
コーティングの補修を行う前に、まず床をしっかり清掃して乾燥させることが重要です。
浴室用の中性洗剤で床全体をよく洗い、汚れや油分を完全に取り除きます。
特に剥がれが進行している箇所は、周囲に残っている古いコーティングの部分も剥がれやすいため、念入りに清掃しましょう。また、コーティングの剥がれた箇所がザラザラしている場合は、サンドペーパーを使用して滑らかにすることで、新しいコーティングが均一に密着しやすくなります。
清掃後は、床が完全に乾くまで時間を置きましょう。湿気が残っていると、新しいコーティングがしっかりと定着せず、再度剥がれやすくなるため、乾燥は徹底的に行います。
補修材を塗布する
補修に使用するコーティング剤は、浴室用の防水性・耐水性に優れたものを選ぶことが重要です。
市販の浴室専用コーティング剤には、ローラーやブラシで塗るタイプや、スプレー式で手軽に塗布できるタイプなどがあります。
塗布時には、塗装用のローラーや刷毛を使用して、剥がれた部分を中心に均一に塗り広げましょう。初めての塗布では、あまり厚く塗りすぎず、薄く均等に塗ることを意識してください。
その後、指示された乾燥時間を守り、必要に応じて2〜3回重ね塗りを行うことで、よりしっかりとしたコーティング層を形成できます。スプレータイプのコーティング剤を使用する場合は、周囲にムラができないように一定の距離を保ち、均一にスプレーすることが大切です。
乾燥させる
補修が完了した後は、完全に乾燥するまで時間を置く必要があります。
コーティング剤によって乾燥時間は異なりますが、最低でも数時間から一晩は浴室を使用せずに放置するのが理想です。
完全に乾燥させることで、コーティングが床材にしっかりと密着し、長持ちしやすくなります。また、補修後は定期的な清掃とメンテナンスも心掛けると良いでしょう。
清掃には、中性洗剤や柔らかいスポンジを使用し、コーティング表面に傷がつかないように優しく洗うことを意識してください。過度な摩擦や強力な洗剤はコーティングの劣化を早めるため、適切なメンテナンスで補修したコーティングを長持ちさせることができます。
お風呂の床のコーティングが剥がれたときマルセイテックまで
お風呂の床のコーティングが剥がれたとき、早めに対処しないと住宅の寿命が短くなるだけでなく、安全性が損なわれるリスクがあります。適切な補修を行い、怪我をする前に対策を講じることが大切です。
しかし、お風呂の床のコーティングが剥がれたときは、DIYで対策することは難しく、業者に依頼したほうが手間やコストがかかりません。マルセイテックなら、住宅関係の相談や見積もりは完全無料で対応しているので、お気軽にご相談頂けます。
お風呂の床のコーティングが剥がれたときは、お気軽にマルセイテックまでご相談ください。