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浴室のコーキングを重ね塗りする方法は?ポイントとともに解説!

浴室のコーキングを重ね塗りする方法は?ポイントとともに解説!

 

浴室のコーキングが劣化すると、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。

コーキングを重ね塗りする場合は、どういった手順で行えばよいのでしょうか。

 

今回は、浴室のコーキングを重ね塗りする手順や、注意点を解説します。コーキングの役割や劣化のサインも知り、トラブルが起こる前に補修を検討してください。

 

■コーキングとは■

浴室に限らず、住宅の施工では継ぎ目や隙間が生じます。

たとえば、外壁の継ぎ目や壁とサッシのあいだ、通気口などです。

コーキングとは、専用の充填剤を用いてこの隙間を埋めるもので、以下のような効果があります。

 

  • 水分や空気の侵入を防ぐ
  • 建材が衝突したり、摩擦が起こったりしないようにする
  • 衝撃を緩和する

 

浴室におけるコーキングの役割

浴室のなかを見回すと、さまざまな部分にコーキングが施されています。壁と浴槽のあいだ、床と壁のあいだ、壁パネルのあいだなどのコーキングには、水漏れを防ぎ、基礎部分の腐食やカビの発生を抑える役割があります。

 

 

浴室のコーキングが劣化!どのように補修する?

浴室内で重要な役割を果たすコーキングですが、耐久性は非常に高いわけではないため、毎日浴室を使用しているなかで経年劣化していきます。

浴室のコーキングが劣化するとどうなるか、どのように補修すればよいのかを見てみましょう。

 

コーキング劣化のサイン

コーキングが劣化すると、切れたり剥がれたり、ひび割れたりします。また、コーキングにカビが発生するのも、劣化のサインの1つです。経年劣化が起こる時期は、使用状況や浴室内の環境によって前後しますが、一般的には5年目くらいから劣化が見られることが多いです。

劣化を放置すると、基礎部分への浸水につながります。木造住宅の場合、腐食やシロアリの発生など、深刻な住宅トラブルにつながることもあるため、注意が必要です。コーキングに明らかな劣化がない場合も、カビや汚れの状態を見て、10年を目安に補修をするとよいでしょう。

 

補修方法①重ね塗り(増し打ち)

コーキングの補修方法の1つが、重ね塗りです。

「増し打ち」「打ち増し」ともよばれる施工方法で、既存のコーキング材の上から、新しいコーキング材を充填します。

重ね塗りする場合、劣化したコーキング材を撤去しないぶん、施工に時間がかかりません。

使用するコーキング材も少なく済むので、コストを抑えられるのがメリットです。

しかし、新しいコーキング材の厚みがないので、後述する打ち替えよりも耐久性は低くなります。

自分で行う場合は、重ね塗りがしっかりできていないと劣化したコーキング材が浸水し、基礎部分に影響する可能性があるのも、注意したい点だといえます。

 

補修方法②打ち替え

打ち替えは、劣化した既存のコーキング材を取り除き、新しいコーキング材を充填する補修方法です。

重ね塗りとは反対に、撤去のための時間や手間がかかるので、業者に依頼すれば費用も高くなります。

また、新しいコーキング材の使用量も増えるので、全体的に費用がかさみます。

しかし、新しいコーキング材で隙間や継ぎ目をしっかりと埋められるので、基礎部分への浸水の心配はありません。

また、劣化スピードも重ね塗りと比べて遅く、次の補修までの期間が長くなるのもメリットでしょう。

 

 

■コーキングを重ね塗りする方法■

コーキングの打ち替えは、既存のコーキングをきれいに撤去しなければならないので、自分で行うのはややハードルが高いです。

しかし、DIYになれている人は、「重ね塗りなら自分にもできるかも」と、思うかもしれません。

ここからは、浴室のコーキングを重ね塗りする方法を解説します。

 

コーキング材を選ぶ

まずは、浴室に適したコーキング材を選びましょう。

コーキング材は大きく「シリコンタイプ」と「アクリルタイプ」の2種類があり、浴室には耐水性や耐カビ性に優れたシリコンタイプがおすすめです。

アクリルタイプは乾燥後に塗装できるのが特長で、浴室に使えないわけではないので、見映えを重視したいときには選んでもよいでしょう。

さまざまなメーカーが販売するコーキング材は、価格や耐久性、乾燥時間などが異なります。

予算も考慮しながら、希望に合ったコーキング材を選んでください。

 

重ね塗りの準備をする

状態が悪い場所に新しいコーキング材を充填しては、耐久性がさらに落ちてしまいます

重ね塗りをする場所やその周辺は、可能な限り汚れを取り除いてきれいにしておきましょう。

また、コーキング材にある説明書もよく確認し、温度や湿度など、作業に適した環境を作っておくことも大切です。

コーキングする箇所以外にコーキング材がつかないように、必要に応じて養生もしてください。

 

重ね塗りの手順

浴室のコーキングを重ね塗りする際の手順は、以下の通りです。

 

  1. プライマー(下塗り剤)を塗る
  2. コーキング材を充填する
  3. ヘラなどでならす
  4. 乾燥させる

 

プライマーを塗ることで、新しいコーキング材の接着力が高まります。

 

 

■浴室のコーキングを重ね塗りする際の注意点■

浴室のコーキングを重ね塗りする手順は比較的シンプルで、DIYに慣れている人はもちろん、初めての人も慎重に行えば失敗のリスクは少ないといえます。

よりよい仕上がりにするために、重ね塗りの際には次の4点に注意しましょう。

 

用途に適した材料を選ぶ

前述の通り、コーキング材は大きく2種類あり、浴室のような水回りには、耐水性の高いシリコンタイプが向いています。

アクリルタイプで重ね塗りをすると、塗り直しのタイミングが早まることもあるので、見映えに強いこだわりがなければ、用途に適したシリコンタイプで補修しましょう。

 

材料をしっかり混ぜる

一般向けのコーキング材は蓋を開けてすぐに使えるものが多いですが、なかには硬化剤と混ぜて使用する「2成分系コーキング材」もあります。

混ぜ方が足りないとコーキング材にムラができてしまい、うまく硬化しない部分ができてしまいます。

材料を混ぜて使用するタイプは、ムラのないようしっかり混ぜ合わせることも意識しましょう。

 

均一に塗り広げる

ヘラなどを使って表面をならす作業はありますが、塗布する段階からできるだけ均一にしてください。

表面がなめらかになり、美しい見た目になりますし、コーキング材を無駄に使わずに済みます。

 

じゅうぶん乾燥させる

せっかくきれいに塗ったコーキング材も、乾燥が甘いと剥がれたり、見た目の美しさが損なわれたりします。

説明書などに記載されている乾燥時間を守り、じゅうぶん乾燥させることも、重ね塗りで重要なポイントです。

 

 

浴室コーキングの重ね塗りは業者に頼むのがおすすめ!

浴室のコーキングが劣化したら、市販のコーキング材を使って自分で重ね塗りすることもできます。

しかし、重ね塗りがうまくできていなければ基礎部分に浸水したり、古いコーキング材の影響で劣化が早まったりすることもあります。

古いコーキング材を撤去する打ち替えもDIYでできなくはありませんが、カッターなどで既存のコーキング材をきれいに取り除くのは大変で、ケガのリスクも高まります。

浴室コーキングのトラブルが見られたら、専門業者に依頼するのがおすすめです。

重ね塗り(増し打ち)、打ち替えのどちらも、知識や経験豊富な職人ならスムーズに作業し、美しく仕上げてくれます。

既存のコーキングの状態を見て、適切な施工方法を判断してくれるのも、安心できるポイントです。

 

■浴室のコーキングは重ね塗りで効果アップ!迷ったら業者に相談を■

浴室のコーキングのひび割れや切れ、剥がれは劣化のサインです。

放置すると住宅の深刻なトラブルに発展する可能性もあるので、早めに対処しましょう。

コーキングの重ね塗り(打ち増し)や打ち替えを検討する場合は業者に相談し、ベストな施工方法を提案してもらうのがおすすめです。

 

 

 

マルセイテックでも、浴室のコーキングの重ね塗りや打ち替えのご相談を承っております。

お客様のお声に耳を傾け、浴室に関するその他のトラブルも一挙解決できるような施工も行いますので、お気軽にお問い合わせください。

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