綾瀬市 K様|金属サイディングカバー工法
作業・施工内容
綾瀬市にお住いのK様です。
今回、外壁の金属サイディングカバー工法の依頼を頂きました。
■施工前
施工前の外壁は、経年による汚れの付着等が広範囲にみられ全体的にくすんでいました。
築30年以上で、過去に塗装などでメンテナンスをされたことがなく、外壁のつなぎ目に何か所もクラック(割れ目やひびのこと)が生じていて雨漏りを心配されておりましたので、今回は塗装でのメンテナンスではなく新しい外壁材を上から被せて施工するカバー工法をご提案させていただきました(*’ω’*)
カバー工法は、既存の壁を解体・処分する手間がないため貼替工法と比較して費用や工期を抑えられます。
また、主に使用される金属製サイディングは芯材に断熱材が使われており、断熱性の向上が期待されます。
また、外壁材が二重構造になる為遮音性も向上し、騒音問題などのお悩み解決にもつながることもメリットとされています。
■足場仮設工事
まずはじめに足場を立てていきます。
足場仮設工事が必要な理由として
・作業効率をあげるため
・安全確保の為
・近隣住民への配慮のため
工事現場では、作業員が工具を持ちながら作業します。
足場が不安定では、作業中にバランスを崩し転倒してしまったり工具を落としてしまう危険性があります。
そのため、しっかりと足場を立てることにより作業員の安全を確保し安心して作業に取り掛かれます。
仮設が終わりましたらメッシュシートをかけます。
職人が作業をしやすくするだけではなく、塗料や高圧洗浄が近隣に飛び散らないようにするとても大切な作業です。
隣の家の車に塗料が飛んだなど、実際に近隣トラブルになっていることもある為しっかりと仮設していきます。
足場料金は規模にもよりますが、一般的な戸建てで20万円~25万円程と高額です。
ですので、足場を立てるとなったら屋根も外壁も一緒に工事される事をお勧めします。
足場を仮設したら
今ある外壁を剥がし、防水透湿シートを張っていきます。
■新規透湿シート■
防水透湿シートとは、湿気通し、水を通さない優秀な機能を持った機能性シートの事です。
構造としては、0,5~3μmほどの小さな穴がたくさん空いており、水蒸気のように小さな粒子は通過させますが、霧や雨のような大きな粒子は通しません。
日本は湿度がとても高い国です。
近年の住宅は、高気密高断熱に向けて性能が強化されているためその結果、室内に溜まった湿度によって結露が発生し、壁材を損傷してしまう可能性が出てきました。
とくに、夏になると湿度が80%を超えてしまう北海道では住宅の湿気対策はとくに深刻な問題でした。
防水浸透シートは、そんな深刻な問題も解決してくれる優れものです(^^)/
それでは張っていきましょう!!
シワやヨレのないように、しっかりと張っていきます。
シワやヨレがあると万が一外壁から雨水が侵入してきた際に、浸透防水シートを伝って流れ落ちるはずの雨水がシワ部分に溜まってしまい、室内まで染み出してしまう可能性があるからです。
また、浸透防水シートは下から上へと張っていくことも大切です。
雨水は、上から下へと流れ落ちていくため、もし雨水が外壁の中まで入り込んだ場合下のシートが上のシートの手前に重なっていると、その隙間に雨水が流れ込んできてしまうからです。
浸透防水シートを張ったら、次は新規胴縁貼り付けです。
■新規胴縁貼り付け■
胴縁とは、柱やコンクリートなどの主体構造物に羽目板、ボード類、波型鉄板などを取り付けるために用いる下地部材の事です。
外壁内の通気を確保する為に行う、一般的な工法です。
胴縁が大きく関係する施工方法として挙がるのが通期工法と呼ばれる方法で、外壁と壁の間に通気層を設け、湿度などを湿度保つ工法の事です。
壁材を張る方向によって、縦布胴縁と横胴縁があります。
胴縁の取り付け方で耐久性が変わります。
胴縁を張りましたら、いよいよサイディング本体貼り付けです。
■サイディング本体貼り付け■
サイディング材は、柄によって縦貼り横貼りがあります。
縦張りは、つなぎ目が少なく仕上がり防水性に優れていてスタイリッシュな見た目に仕上がります。
しかし、横貼りに比べて通気性やサイディングそのものの強度はやや劣ります。
横貼りは、通気性が良く強度を保てます。
しかし、通気性がいい分雨水が侵入しやすくメンテナンス時にコーキング材を多く使用しなければならないため、費用がかかってしまいます。
また、窓や壁には換気口などの開口部があり家の形によってサイズや壁の形にも違いが生じるため、サイディング材はカットして使用します。
金属系サイディングは、金属でできている為断熱性や耐久性に優れているという特徴があります。
窯業系サイディングの約3分の1の軽さです。
軽量で扱いやすいため、外壁そのものへの負担が少なく、地震の揺れにも柔軟に対応してくれるとても優れた外壁材です。
金属系サイディングの耐用年数は10~15年ほどです。
本体貼り付けが終わりましたら
続いてシーリングです。
■シーリング工事■
シーリングとは、外壁材の内側に雨水が侵入するのを防ぐためにおこなうものです。
タイルやサイディングの外壁材は、パネル同士の目地の隙間が生じてしまいます。
そのため、シーリング材でその隙間を埋める作業をします。
シーリング材は洗面台やお風呂のタイル、色々なところで使われています。
■付帯部塗装工事
付帯部とは、壁面と屋根以外の細かい箇所のことをいいます。
一般的に、外壁塗装をするタイミングで塗装が必要な付帯部も塗装するのが理想的です。
今回Kさんのお宅では
・雨樋(屋根から流れる雨水を集め、下水や地面に誘導するための役割のもの)
・破風板鼻隠し(屋根のすぐ下の部分で、屋根の先端を守る役割のもの)
・シャッターボックス
・レンジフードの塗装を行いました。
雨樋の写真がないんです。。。(ごめんなさい)
なので破風板です。
最初に下地調整をしっかり行います。
下地調整とは、仕上がりをきれいにするためのベースの処理で、主に歪みの強制や不要物の除去作業のことです。
下地調整をしっかり行わないと、きれいな塗装が出来ません。
そして、塗装に入ります。
次にシャッターボックスです。
下塗り
上塗り
下塗りと上塗りの2回塗りです。
続いてレンジフードです。
しっかりと丁寧に塗っていきます。
付帯部も、紫外線や熱・雨などで劣化するため、塗装しなおすことによって費用を安く済ませることができ長持ちさせることで美観も保てます。
これで完成です(^^)/
今回使用した外壁材は、YKKAPの金属サイディングアイアンベールシリーズ「シャインウォールS2」です。
耐候性に優れたフッ素塗装を標準スペックにしているシャインウォールは、変色や退色を軽減させ経年の変化が極めて少ない鋼板外壁材です。
サイディング本体の芯材に使用されている断熱材により、高い断熱性能も発揮。優れた省エネ効果も得られます。
また、石目系のテクスチャーは細目の小端積みをイメージしたデザインとなっています。
お選びいただいたカラーは「ブラックマイルド」。
光の当たり具合によって濃いネイビーブルーにも見えたりと、様々な表情を持つ外壁材です。
サイディングの塗膜・赤さびに関しては10年の保証がついています。
金属サイディング施工は工程も多く、工事完成までに大分お時間がかかってしまいましたが、仕上がりを大変喜んで頂けました(^^♪
この度は、ご依頼頂き本当にありがとうございました!
ガイソー大和店では、お見積り・ご相談を無料でいたしております。
安心安全のアフター保証もついております。
お客様に寄り添い、素敵な家作りのお手伝いをさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください(*^_^*)
担当:平野
エリア | 綾瀬市寺尾北 |
---|---|
施工内容 | 外壁金属サイディングカバー 屋根葺き替え工事 付帯部塗装工事 換気ダクト新設工事 雨樋交換工事
|
施工期間 | 28日間 |
外壁金属サイディングカバー仕様 | YKKAP金属サイディング アイアンベール (シャインウォールS2型 マイルドブラック) 防水透湿シート |
金額 | 総額331万円 |
お客様の声・ご感想
費用も他社さんではこの値段では出来ないと言われるぐらい安くして頂きました。
1.工事の完成品質満足度は?
満足 ❺➃③②① 不満
2.工事職人のマナー満足度は?
満足 ❺➃③②① 不満
3.工事職人の技術満足度は?
満足 ⑤❹③②① 不満
4.営業担当のマナー満足度は?
満足 ❺➃③②① 不満
5.営業担当の提案内容満足度は?
満足 ❺➃③②① 不満
6.マルセイテックの信頼満足度は?
満足 ❺➃③②① 不満
7.ホームページ掲載にあたってお名前の掲載をどのような形でご協力いただけますか?
漢字フルネームOK 頭文字のイニシャルOK 名字のみの頭文字イニシャルOK
8.良かったところ、悪かったところ、こんなサービスがあれば尚良いなど、ご自由に一言お願い致します。
工事中に雨樋等家に合っている物に無償でグレードアップして頂いた事。
当社、塗装を想定しておりましたが色々相談させて頂き、より良い金属サイディングと屋根の葺き替えが出来てとても満足しています。
相見積もりをしており、費用も他社さんではこの値段では出来ないと言われるぐらい安くして頂きました。
雨戸の順番が変わってしまってロックが掛からなくなってしまったり致しましたので、技術満足度を4にしましたが伝えればすぐに対応して頂きました。
担当スタッフからの一言
K様、この度はお世話になりました。
お忙しい中アンケートにご協力いただきありがとうございます。
沢山のお褒めの言葉をいただき、大変恐縮でございます。
そして、雨戸の件では、ご不便をおかけして申し訳ございません。
今後はこのような事が無いよう気を付けて参ります。
定期点検ではまたお世話になります。
気になる事がございましたら、いつでもご連絡ください。
どうもありがとうございました。
K様邸におかれましては、屋根は葺き替え、外壁は金属サイディングでのリフォームをさせていただきました。
お住まい全体が綺麗になり、建物の寿命もグンとアップしましたね。
屋根は超軽量なのに高耐候性屋根材「セネター」を採用。ガルバリウム鋼板と天然石を施していて、塗り替えいらずのメンテナンスフリーの屋根材ですので、長きに渡って美観を保てます。
施した外壁のサイディングは、耐候性に優れたフッ素塗装をスペックにしているYKKAPアイアンベール シャインウォールS2です。こちらも耐久性に優れたガルバリウム鋼板が、酸性雨やサビからお住まいを守ってくれます。
極めて高い断熱性も発揮。これからの本格的な冬の寒さにも安心です。
担当:平野
その他の施工実績