外壁塗装の火災保険詐欺の手口は？詐欺に合わないようにするようにする方法も！
外壁塗装には火災保険が適用されるケースがあります。
しかし、そんな火災保険を利用した詐欺業者が存在していることをご存知でしょうか。悪徳業者は年々増加傾向にあり、手口も巧妙化しています。
そこで今回は、外壁塗装の火災保険詐欺の手口を学んでいきましょう。
外壁塗装の火災保険詐欺の手口は？
では実際にどんな手口が使われているのかを学んでいきましょう。
外壁塗装の火災保険詐欺の手口は多様化しつつありますが、根本は同じような手口が多いです。手口を知り対策を講じましょう。
いきなり訪問してくる
まずは、いきなり訪問してくる手口です。
最近は減少しましたが、一時期家の周りをウロウロして欠陥を見つけたふりをしてインターホンを押し「ここを直さないと老朽化が早まってしまう！」と契約を迫るケースが多いです。また、火災保険に知識がない高齢者を狙い「保険金で補修できます！」と嘘を言う業者も。
基本的に、こちらからアクションをしていないのに訪れてくる外壁塗装業者は詐欺だと思った方がいいでしょう。
嘘の申告を勧める
続いて、嘘の申告を勧める手口です。
火災保険が適用されるのには条件があります。詳しい条件は以下の記事を参照していただきたいのですが、嘘の申告を勧めてくる業者がいます。
謳い文句としては以下のようなものが多いです。
- 保険金を請求するために台風で壊れたと言う設定にしてください
- 見積額は高めにしておきましょう
基本的に、火災保険が適用されるかどうかは審査員が自宅まで来て調査をしますので嘘の申告は一発でバレてしまいます。しかも、嘘の請求を出すと契約違反になり場合によっては保険会社から訴えを起こされることもあるでしょう。
保険金が出るという理由で不要な工事を勧める
続いて、保険金が出るという理由で不要な工事を勧める手口です。
火災保険が適用されれば外壁塗装の費用をぐんっと抑えられるのは事実です。しかし、だからと言って余計な工事までしなくてもいいのです。
中には、火災保険額よりも高い工事費用を支払わされてしまった人も。
費用前払いを請求する
続いて、費用前払いを請求する手口です。
火災保険が適用されるかどうかの審査は短くても1~2習慣はかかります。しかし、中には着手金と言って保険金分を前払いで受け取ろうとする業者が存在します。
もし、工事代金の前払いを請求されたらその業者との契約は破棄してください。
キャンセル費用をべらぼうに高くする
続いて、キャンセル費用をべらぼうに高くする手口です。
保険金を適用する前提で契約を進めていたが、保険会社から保険適用外だと判断されてしまった場合によく起きるトラブルです。工事がすでに進んでしまっている場合、途中キャンセルになりますからキャンセル費用が発生することになります。
契約書を事前に確認し、法外なキャンセル料が記載されている場合は国民生活センターへ相談しましょう。
代行手数料を徴収する
続いて、代行手数料を徴収する手口です。
保険金の申請を自分だけで行うのは難しいかもしれません。そこに付け入り、外壁塗装業者にお願いをした際に「代行手数料」と称して高額な費用を請求してくる業者がいます。
申請は保険会社は第三者機関へ依頼することをおすすめします。
外壁塗装の火災保険詐欺に合わないようにするには？
さて、以上がよく使われる火災保険詐欺の手口です。
では、このような詐欺に遭わないようにするにはどうすればいいのでしょうか。今からでもできる対策をご紹介します。
火災保険の仕組みについて理解する
まずは、火災保険の仕組みについて理解しましょう。
火災保険に限らず知識のある領域で詐欺に遭う可能性は少ないです。「保険」と聞くだけで嫌悪感を覚えるかもしれませんが、自分の身を守るためにも火災保険について学んでおきましょう。
今はYouTubeで有料級の情報を学べるようになりました。
無理やり火災保険で修理をしようとしない
続いて、無理やり火災保険で修理をしようとしないことです。
火災保険を使えば費用を抑えて修理をすることができますが、条件に合わなければ火災保険が適用されません。そのため、こちらから「この屋根は保険が適用されますか？」と聞いてみて、現状を確認してくれる業者かどうかを確認すべきです。
もし「この場合は保険適用外ですね…。」と正直に答えてくれる業者に出会えれば、その業者に依頼することをおすすめします。
火災保険の適用対象外になった場合についての説明を求める
続いて、火災保険の適用対象外になった場合についての説明を求めてください。
必ずしも保険が適用されるわけではありませんが、なぜ保険適用外になってしまったのかの説明くらいは聞いておくべきです。また、予算に応じて工事内容を変更してくれる優良業者もいます。
契約前に保険適用外になったときのことを想定して記載してくれているかどうかを確認しておきましょう。
外壁塗装の火災保険申請の流れは？
では最後に、外壁塗装の火災保険申請の流れについて学んでおきましょう。
- 保険会社や代理店に連絡
- 必要書類の準備・提出
- 保険会社による現地調査
- 保険金が支払われる
- 工事を依頼
この手順で火災保険が適用されます。しかし、火災保険を申請するにはいくつかの書類を用意しなければなりません。
必要書類は？
必要書類は以下の通りです。
| 書類項目 | 書類概要 |
| 保険請求書 | 必ず必要な書類で各保険会社の指示に従って作成 |
| 被害を受けた個所の写真 | 被害物件の全体像、被害箇所、被害の程度がわかる写真 |
| 工事の見積もり書 | 事前に工事業者に見積もりを出してもらう |
| 事故状況報告書 | 事故の概略を記入する報告書 |
| 罹災証明書 | 消防署から発行される証明書 |
ちなみに、事故状況報告書に記載すべき内容は以下の通りです。
- 契約者の名前、保険証書番号
- 損害発生の日時
- 損害発生の状況・事故の原因
- 損害のあった家の住所
- 損害箇所を示された家の見取り図
なるべく詳細に記載することをおすすめします。
まとめ
近年、火災保険詐欺が横行しており年々被害額は上昇しています。
TVでも連日取り上げられたこともあるほど被害総額はとんでもないことになっています。ぜひ気をつけてください。
