化粧板の剥がれを補修する方法?白で塗装するのがおすすめ!
化粧板の剥がれを補修する方法?白で塗装するのがおすすめ!
化粧板とは、合板の表面を化粧紙や塗装で覆った建築材料のことを指しています。
内装や家具に使用されることが多く、綺麗に見た目を整えることに用いられることが多いでしょう。
しかし、化粧板は経年劣化や外部的な衝撃によって、剥がれが生じる可能性があります。剥がれが出た場合は、速やかに補修しないと見た目だけでなく、内装や家具の劣化を速めてしまう可能性が高いです。
今回は、化粧板の剥がれを補修する方法や、白で塗装するのがおすすめの理由について詳しい内容を解説します。
化粧板の剥がれが生じる原因
化粧板の剥がれは、主に湿気、接着不良、摩耗や外的要因によって起こります。
それぞれが異なる影響を与えるため、剥がれが起きる原因や環境条件を理解して、適切な対応を意識することが大切です。
化粧板の剥がれが生じる原因としては、下記の通りになります。
- 湿気や水分の影響
- 接着剤の劣化や不良
- 摩耗や外的要因によるダメージ
化粧板の剥がれが生じる原因について、詳しく解説します。
湿気や水分の影響
化粧板は木材や合成樹脂にフィルムやシートを貼り合わせて作られているケースが多く、水分や湿気の影響を受けやすいです。
特にキッチンやバスルームなどの湿度が高い場所に設置された場合、時間とともに化粧板が膨張しやすく、接着面に水分が染み込むことで剥がれが生じます。
また、直射日光による温度変化や湿度の変動も、剥がれや反りの要因となるケースも少なくないので、内装や家具の設置場所によっては劣化が早まり、剥がれが伴う可能性があるでしょう。
接着剤の劣化や不良
化粧板の接着には接着剤が使用されますが、製造時の接着工程が不十分だった場合や、低品質な接着剤を使用した場合、接着が弱くなり剥がれが起きやすくなります。
また、月日が経つと接着剤自体が劣化し、もともとしっかりと接着されていた化粧板でも剥がれが発生することがあるので、注意が必要です。
摩耗や外的要因によるダメージ
化粧板は家具に使用されることが多く、日常的な摩耗や衝撃によって徐々に表面が傷つき、剥がれが生じることがあります。
さらに、化粧板表面が鋭利な物に引っかかったり、重い物を頻繁に置いたりすると、直接的なダメージが接着面に影響を与え、剥がれが加速する可能性があるので、日頃から家具の扱いは丁寧に心掛けることが大切です。
また、家具を移動させる際に、内装を傷つけてしまい、剥がれが生じるケースがあります。簡単に化粧板は剥がれが生じることがあるので、長く使うなら丁寧な行動を心掛けることが大切です。
化粧板の剥がれを補修する方法
化粧板の剥がれを補修するには、剥がれた部分を適切に整え、接着剤を使って再固定し、表面を整える作業が必要です。
補修の際には、見た目を改善するだけでなく、耐久性も高める意識が必要になってきます。
化粧板の剥がれを補修する方法は、下記の通りです。
- 剥がれ部分を綺麗に整える
- 接着剤を使う
- 表面保護を実施する
化粧板の剥がれを補修する方法について、詳しく解説します。
剥がれ部分を綺麗に整える
まず、剥がれた部分や周辺の汚れを拭き取り、表面を整えます。ホコリや汚れが残っていると、接着剤の効果が弱まるため、アルコールや中性洗剤でしっかりと拭き取るようにしましょう。
剥がれた部分が反っている場合は、丁寧に曲げて元の位置に戻しやすいようにしますが、無理に曲げると破損の原因になるので慎重に扱う必要があります。力を入れすぎずないのがコツですが、不慣れな人には難しい可能性があるでしょう。
自分で反っている部分を元の状態に戻すのが困難だと判断した人は、専門業者に依頼したほうが賢明です。
接着剤を使う
補修には、化粧板用または木工用の強力な接着剤を使用して補修しましょう。接着剤を剥がれた部分の裏側に均等に塗り、特に端部分にしっかり行き渡るようにします。
塗布後は、化粧板を元の位置に戻し、圧着して固定しましょう。固定にはクランプや重しを使うと効果的で、接着剤が乾くまで十分な圧力をかけることで剥がれにくくなります。
接着剤にも色々種類があるので、内装や家具に合わせて適切な接着剤を購入してください。
表面保護を実施する
接着剤が乾いたら、はみ出した接着剤を布やスクレーパーで取り除き、仕上げの作業を行ってください。補修部分が目立つ場合は、同色のタッチアップペンやワックスを使用し、色や質感をなじませるとよいでしょう。
最後に、表面保護としてクリアコーティングを施すと、摩耗や湿気に対する耐性が高まり、長持ちする効果が期待できます。これで、化粧板の剥がれは補修できるはずです。
ただし、作業は手間がかかり、工具や接着剤を購入するコストもかかります。状況によっては、専門業者に依頼したほうが早いケースもあるので、DIYで対応すべきなのかよく考えてから行動しましょう。
化粧板の剥がれの補修は塗装で対応できる?
化粧板の剥がれが生じた場合、補修は塗装で対応できるケースがあります。しかし、接着して修理する方法と比べて、耐久性は元に戻らない可能性が高いです。
化粧板の剥がれの補修を塗装できるケースや手順としては、下記の通りになります。
- わずかな傷や剥がれなら塗装で対応できる
- 塗装での補修手順
- 塗装で補修する際の注意点
化粧板の剥がれの補修を塗装で対応できるケースや手順について、詳しく解説します。
わずかな傷や剥がれなら塗装で対応できる
塗装での補修が適しているのは、化粧板の表面にわずかな傷や剥がれが見られる場合です。特に表面の色や質感を整える目的であれば、塗装で十分にカバーできます。
この場合、タッチアップペンやスプレーなどで目立たないように仕上げれば、見た目の改善は可能です。しかし、化粧板全体が剥がれている場合や、大きく反り返っている場合は、塗装だけでは補修の効果は薄いといえるでしょう。
塗装での補修手順
塗装で補修する際は、まず剥がれた部分や周辺を清掃し、表面をなめらかに整えることが重要です。
その後、下地処理としてプライマーを塗布し、塗料の密着性を高めます。
上塗りには、化粧板と同じ色味の塗料を使用し、少量ずつ丁寧に塗り重ねて仕上げましょう。色ムラを防ぐためには、薄く均一に塗ることがコツです。
塗装で補修する際の注意点
塗装による補修は、表面の剥がれを一時的に目立たなくするには適していますが、耐久性には限界があります。接着修理に比べて剥がれやすく、時間とともに塗装部分が劣化する可能性が高いため、頻繁に摩耗する部分や湿度の高い場所には適しません。
剥がれが進行しそうな場合や、耐久性を重視する場合は、接着剤を使った補修方法のほうが好ましいでしょう。
化粧板の剥がれを補修するときは白色がおすすめ
化粧板の剥がれを補修する際、白の塗装がおすすめです。白の塗装がおすすめの理由としては、見た目や補修のしやすさ、メンテナンス面でいくつかの利点があります。
具体的に、化粧板の剥がれを補修する際に、白色がおすすめの理由としては下記の通りです。
- 見た目の仕上がりが良い
- 補修作業が簡単で汎用性が高い
- 汚れやキズが目立ちにくい
化粧板の剥がれを補修するときは、白色がおすすめの理由について詳しく解説します。
見た目の仕上がりが良い
白はさまざまなインテリアに調和しやすく、特に補修後のムラや境目が目立ちにくい色です。また、白色の塗装は、塗り重ねても色味の違いが出にくく、全体に均一感が得られやすいので、化粧板の剥がれ補修に適しています。
他にも、白の塗装は光を反射しやすいため、表面が滑らかで清潔感のある仕上がりを実現してくれるのが特徴です。洗練された印象になるので、内装や家具に利用すれば、おしゃれで上品な雰囲気に仕上げてくれます。
補修作業が簡単で汎用性が高い
白の塗料は種類や選択肢が豊富で、ホームセンターなどでも入手しやすいため、DIYでの補修作業が簡単です。特に、白は他の色よりもタッチアップペンやスプレーでの仕上がりが綺麗に整いやすく、部分的な塗装だけでも自然な見た目になります。
また、後で修正が必要な場合でも、新しい塗料を簡単に重ね塗りしやすいため、メンテナンスも容易です。ただし、白色の塗料でも種類が異なれば、少し色合いが変わってしまう可能性があります。
できるだけ塗料を選ぶときは、以前に塗装したときと同じ塗料を利用するようにしましょう。
汚れやキズが目立ちにくい
白の塗装は細かいキズや汚れが目立ちにくく、多少の汚れがあっても清潔な印象を保ちやすいという特徴があります。化粧板の補修後は長期間にわたって使用することが多いため、表面の摩耗や傷が気になる場合でも、白の塗装であれば簡単に再補修や汚れの除去が可能です。
ただし、本来の内装が黒色など、白の塗装とは全く色合いが異なる場合は、傷が付いたときに中が見えてしまい、目立ちやすくなる恐れがあります。
白色の塗装を使うときは、内装や家具本来の色と比較して選ぶことが大切です。
化粧板の剥がれを補修したいときはマルセイテックに相談
化粧板の剥がれは、内装や家具に生じる可能性があり、経年劣化や摩耗などによって発生します。DIYでも対応できますが、自分で対応するには手間やコストがかかるでしょう。
そんなときは、マルセイテックにご相談ください。マルセイテックでは、相談から見積もりまで無料で対応しているので、お気軽にご連絡頂けます。
どんなお悩みでも親身になって対応させて頂くので、まずはご連絡ください。