【グレーカラー①】人気の外壁塗装|色選び
住宅の印象を決めるのにまず目に入るのが、外壁の色ですよね。
せっかく外壁塗装をするなら住宅のイメージをセンス良く、さらに好みも反映した仕上がりにしたいですよね!
人気のカラーであるグレーカラーは落ち着いた雰囲気でセンスを感じさせてくれるのでオススメです。
しかし一般的には彩りがなく華やかではないので、寂しげな色として受けとめてしまう方も少なくないようです。
確かにグレーカラーは色見をもたない無彩色ではあります。
白と黒の中間の明度を持った色であり、白や黒にそれぞれ近づける事で、明るくも、暗くもできる万能な色なのです。
ここでは、グレーカラーのメリットやデメリット基本的なポイントをお伝えしていきたいと思います。
グレーカラーのメリット
グレー系の外壁色は白色に比べ、汚れが目立ちにくいのが最大のメリットです。
よく、明るい色味の外壁にコケや藻が繁殖して、緑色になっている住宅がありませんか?!
グレーカラーの外壁の場合、コケや藻の繁殖による変色も目立ちにくいです。
外壁塗装から年月が経過していても、気になるような汚れ方はしにくいのが特徴です。
そして、グレー系の外壁はモダンな落ち着いた印象の仕上がりになります。
人気の理由もそこにあり、特にタイルやサイディング系の外壁材ではグレーがよく選ばれています。
グレーは基本的に無彩色といわれる色味のないカラーです。
色相(色の違い)と彩度(色の鮮やかさ)はなく、明度のみで違いが出ます。
明度とは、色の明るさ・暗さのことを言います。
グレーの明度を高くすれば白に近いライトグレーに、低くすれば黒に近いダークグレーに近づきます。
モダンな雰囲気だけではなく、ナチュラルなイメージにも仕上がるのがグレー系の色の外壁。
まさに万能色と言えるカラーですね。
グレー系の外壁塗装は無難な色ですが、色の組み合わせ次第で様々な表情をみせてくれますので、無難な色を無難だというだけで終わらせないのも外壁塗装のおもしろみではないでしょうか。
また、まわりの建物との兼ね合いもグレー系の色なら心配いらないので安心です。
グレーカラーのデメリット
外壁をグレーにすることのデメリットについて触れておきます。
機能面では特にこれといった欠点はありませんが、1つ注意しておきたい点があります。
グレーの明度についてです。
つまり、薄いグレーを外壁に使うときの注意点です。
特に白に近いグレーの外壁は、材質や見え方によって煤けた雰囲気になりがちです。
もともと白かった外壁が汚れてしまったように見えることも。
ここはポイントです。
やはり元々の外壁色が白色系だと、ワントーン以上色が下がるので見え方も様々です。
なので、外壁への試し塗りで確認したり、大きめのサンプル材を業者に用意してもらうことも必要かもしれません。
イメージの色味に近い住宅を実際に見てみることをおすすめします。
特にモルタル面の塗装の場合には気をつけていただきたいです。
汚れが目立たない色の代表色がグレーカラー
住宅の様々な汚れをカモフラージュするのに、一番最適な色はグレーカラーです。
グレーカラーは、サイディング等の外壁に多く採用されている色合いです。
サイディングにグレーカラーが多い使われている理由は、汚れが目立ちにくいため。
外壁に付着する砂ボコリやカビ、藻などは、殆どが中間色です。
中間色を綺麗にカモフラージュできるのがグレーカラーです。
外壁に付着する汚れを思い浮かべてください。
砂や土埃、苔やカビ、様々なものがありますが、そのほとんどは中間色ではないでしょうか。
中間色は原色とのコントラスト差が大きいため、汚れが目立つのです。
住宅の外壁で汚れが目立つ色は、ピュアホワイトやフルブラック、そして原色です。
なので、明るいグレーより暗いグレーのほうが汚れは目立ちません。
ただし、黒に近い暗いグレーもホコリなどの汚れが逆に目立つと覚えておきましょう。
明度のみで色味に違いを出せる
グレーを選ぶメリットは、明度の違いでさまざまなバリエーションを出せることです。
同じグレーの外壁でも、白に近いのか黒に近いのかで印象ががらりと変わります。
白に近いグレーの場合、清潔感や親しみのあるテイストになり、全体にナチュラルな雰囲気に。
黒に近いグレーだと都会的なイメージや重厚さが増します。
そして、より主張の強いシックな、もしくはクールな印象の家になります。
いずれにしろ、周囲の環境や窓枠の色にも合わせやすく調整がききます。
また、グレーに青やピンクを少し加えたり、白等でツートンカラーにすることで変化も楽しめます。
周囲との色合いバランスや景観に配慮ができる
「世界に一つしかない自分の家だから、存在感を主張したい!」
マイホームにこだわりを抱いている人の中にはそんな希望があるかもしれません。
ですが、鮮やかすぎる外壁カラーを選んだばかりに、近隣トラブルに発展することも考えられます。
外壁塗装の塗り直しになってしまうと、その分、余計な出費を被ってしまいますよね。
近隣の家並みが落ち着いたカラーイメージで統一されているなら、ご自身の住宅も周囲の家々に合わせたカラー選びをすることが大切です。
例えば京都など歴史と伝統のある地域では「景観ガイドライン」が定められています。
市区町村が街並みから逸脱する建造物の建築を認めていません。
その他の街でも基本的には周囲との調和が大切です。
閑静な住宅街や一般的なお住まいの中、目立つ原色でカラーリングした「ど派手な家」が出現してしまったら、とても悪目立ちしてしまいます。
おそらく、満足しているのはその家にお住いの方のみかと。
その点グレーカラーで塗装した外壁ならば、周囲の景観にも自然に溶け込やすくおすすめです。
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