赤い屋根に合う外壁の色は？屋根と外壁の色の組み合わせについて！

赤い屋根に合う外壁の色は？屋根と外壁の色の組み合わせについて！

建物の印象を決めるうえで、色の組み合わせは重要な要素になります。

特に屋根と外壁の色の組み合わせは、住宅の雰囲気を良くするために意識することが大切です。

例えば、赤い屋根に合う外壁は、色味が喧嘩しないように質素な色合いを選択する必要があります。

今回は赤い屋根に合う外壁の色や、屋根と外壁の色の組み合わせについて解説していくので、参考にしてみてください。

■赤い屋根に合う外壁の色を決めるポイント■

住宅を赤い屋根にしたい場合、外壁の色は何を選択すれば良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。

色を決めるポイントはさまざまあり、意識的に外壁の色を決める必要があります。

赤い屋根に合う外壁の色を決めるポイントとしては、下記の通りです。

• 赤色との相性で決める
• 喧嘩しやすい色は選ばない
• 色褪せに注意

赤い屋根に合う外壁の色を決めるポイントについて、詳しく解説します。

【赤色との相性で決める】

屋根を赤色にした場合、存在感が強いため、外壁の色は相性の良い色を選択する必要があります。

相性が悪い色を選んでしまうと、屋根の色と喧嘩してしまい、住宅全体の雰囲気が悪くなる恐れがあるでしょう。

赤色の屋根と相性が良い外壁の色は、白やクリーム色などです。

ブラウンも赤色と相性が良いので、住宅の完成イメージに合わせて、色味を選んでいきましょう。

外壁の色を決めた後は、他の雨樋や装飾といった色を決めていきます。

そのときに、さまざまな色を選んでしまうと、ごちゃごちゃした印象を与えるかもしれません。

そのため、できるだけ外壁の色に近い色を選択して、統一感を与えてください。

【喧嘩しやすい色は選ばない】

屋根を赤色にするときは、外壁の色と喧嘩しないよう意識する必要があります。

赤色は綺麗で住宅の印象を強く残してくれるでしょう。

しかし、赤の存在感が強すぎて、色の組み合わせ次第では、悪目立ちする住宅になる可能性があります。

例えば、赤色の屋根に外壁の色が黒やピンクなら、かなり色味が濃く感じてしまうでしょう。

屋根に赤色を利用するなら、外壁の色はできるだけ白やクリーム色など、色味が優しいものを選択してください。

【色褪せに注意】

赤色は塗った当初に関しては、鮮やかで綺麗に見えます。

しかし、時間が経過するほど、徐々に色褪せが目立つため、外壁の色についても色褪せを考慮して選ぶ必要があるでしょう。

色褪せの原因は、紫外線による劣化です。

屋根は常に日焼け状態になるので、色褪せを防ぐのは難しいでしょう。

色褪せしても味のある赤色になるよう、深みのある赤を選択したほうが綺麗に見えます。

外壁に関しても、色褪せしたことを考え、相性の良い色味を選択しましょう。

■赤い屋根に合う外壁の色を選択する前にやっておきたいこと■

赤い屋根に合う外壁の色を選ぶなら、実際のイメージと近い色を選択する必要があります。

色を選ぶ前に、意識的にやっておきたいことは下記の通りです。

• カラーシミュレーションを行う
• 外壁と屋根の色の見本を参考にする
• 実際の事例を見て参考にする

具体的に、赤い屋根に合う外壁の色を選択する前にやっておきたいことについて、詳しく解説します。

【カラーシミュレーションを行う】

カラーシミュレーションとは、色の見本から出来上がりのイメージを連想させるシミュレーションのことを指しています。住宅に色を合わせたときに、どんな色合いになるのか事前にイメージすることが可能です。

建物と色を合わせれば、完成したときの状態を目視確認できるので、色選びに失敗するリスクが下げられます。

ただし、実際に完成すれば、日当たりによって印象が変わる可能性があるため、必ずイメージ通りになるとは限りません。

【屋根の色と外壁の見本を参考にする】

屋根と外壁の色を決めるときに、色の見本を見せてもらうことができます。

実際に色の見本を確認してから色選びすれば、イメージ通りの屋根と外壁の色に仕上げることが可能です。

カラーシミュレーションよりも色の見え方がはっきりしているので、完成形のイメージがしやすいのが特徴となっています。日当たりによって、どれくらい色合いが変化するのか把握できるでしょう。

ただし、色の見本では住宅の全体像を把握できないので、色の印象が変わってしまう可能性があります。カラーシミュレーションと合わせて、色を慎重に決めていくようにしましょう。

【実際の事例を見て参考にする】

自分のイメージしている屋根と建物の色と、同じ施工事例があれば、一緒に参考にしましょう。

似たような事例を参考にすれば、納得したうえで施工してもらうことが可能です。

業者によって見せてもらえる参考事例は異なるので、自分でもネットで検索して施工事例をチェックしておきましょう。

■屋根と外壁の色の組み合わせ相性■

屋根と外壁の色は、組み合わせ相性があります。

色の相性を意識した組み合わせを選べば、雰囲気の良い住宅に作り上げられるでしょう。

屋根と外壁の色の組み合わせ相性としては、下記の通りです。

• 瓦屋根は明るい色
• 黒い屋根は白系
• 赤い屋根は白や茶系

屋根と外壁の色の組み合わせ相性について、詳しく解説します。

【瓦屋根は明るい色】

瓦屋根は茶色やベージュが使われている洋瓦と、黒や青が多い和瓦があります。

洋瓦の場合は、外壁の色はベージュや白系との相性が抜群です。

和瓦の場合は、外壁の色は明るい系の色との相性が良いでしょう。

黒系の暗い色でも、高級感ある雰囲気が演出できます。

【黒い屋根は白系】

黒い屋根の住宅では、外壁の色は白系との相性が抜群です。

爽やかで清潔感のある印象が与えられるでしょう。

外壁の色を暗めにしても高級感溢れる印象が与えられて、スタイリッシュな雰囲気に演出できます。

【赤い屋根は白や茶系】

赤い屋根の住宅では、外壁の色は白系や茶系との相性が抜群です。

ベージュとの相性も良いので、自分好みの色を選択して、組み合わせ相性を検討してみてください。

■屋根と外壁の色選びのポイント■

住宅の雰囲気を決めるうえで、屋根と外壁の色選びは重要です。

色選びのポイントを理解しておけば、理想的な住宅を作ることができるでしょう。

屋根と外壁の色選びのポイントとしては、下記の通りです。

• 屋根は外壁との相性で決める
• 外壁は周囲との相性で選ぶ

屋根と外壁の色選びのポイントについて、詳しく解説します。

【屋根は外壁との相性で決める】

屋根の色を選ぶときは、外壁との相性で決めるのがポイントです。

屋根と外壁の色の相性が悪いと、住宅全体の印象が悪くなってしまいます。

相性次第で、家の印象は変わるので、慎重に検討していきましょう。

基本的に屋根は色褪せが目立ちやすいので、色褪せが目立ちにくい色を選ぶのがおすすめです。

例えば、黒や茶色などのダーク系なら、汚れが目立ちにくいので、色褪せも気にならなくなります。

赤色の屋根でも問題ありませんが、鮮やかな赤の場合は汚れや色褪せが目立ってしまうでしょう。

そのため、屋根を赤色にするなら、少しくすんだ色の赤を選んだほうが無難です。

【外壁は周囲との相性で選ぶ】

外壁の色を選ぶときは、周囲環境との相性で選ぶのがおすすめです。

周囲環境と色が合わない物を選ぶと、住宅が悪目立ちしてしまいます。

住んでいる自治体によっては、奇抜な色を選ぶと景観ガイドラインに引っかかってしまい、注意喚起を受ける恐れがあるでしょう。

また、周囲環境と合わない色合いは、圧迫感を与えてしまい、住みにくい環境になる可能性があります。

住宅を建てる環境に合わせて、周囲との相性から色を選びましょう。

■やってはいけない屋根と外壁の色の組み合わせ■

屋根と外壁の色の組み合わせ次第では、色味が喧嘩してしまい、住宅の雰囲気を悪くする恐れがあります。

やってはいけない屋根と外壁の組み合わせは、下記の通りです。

• 白黒の組み合わせ
• 経年劣化で色味が変わる組み合わせ
• 4色以上の組み合わせ

やってはいけない屋根と外壁の色の組み合わせについて、詳しく解説します。

【白黒の組み合わせ】

白と黒は、どちらも清潔感や高級感を与えるため、色選びの段階で希望する人は多いです。

しかし、どちらも経年劣化による色褪せや汚れが目立ちやすいので、2つの組み合わせはおすすめできません。

また、白と黒の組み合わせは、周囲環境によっては悪目立ちする恐れがあります。

うまく色を活用すれば、綺麗に演出できるかもしれませんが、できるだけ避けたほうが良い色の組み合わせです。

【経年劣化で色味が変わる組み合わせ】

屋根や外壁は、雨風にさらされやすい環境にあるため、経年劣化で色味が変わりやすいです。

特に赤・黄・紫は、経年劣化による色褪せが早い傾向にあります。

反対に、白や黒、青に関しては色褪せは遅いのが特徴です。

経年劣化による色味の変化に違いが出てくると、色のバランスが崩れて、見た目の雰囲気が悪くなる可能性があります。できるだけ経年劣化のスピードが同じ色味の組み合わせを考えて、慎重に選びましょう。

【4色以上の組み合わせ】

屋根や外壁の色味は、4色以上組み合わせると、色が喧嘩してバランスの悪い印象を与えてしまいます。

色を複数使ったとしても、3色までにしたほうが色のバランスが整えられるでしょう。

使いたい色があるときは、できるだけ色を絞って住宅の全体的なバランスを考えて選んでください。

■赤い屋根に合う外壁の色を選ぶときは慎重に■

今回は赤い屋根に合う外壁の色について、詳しくお伝えしてきました。

赤い屋根は綺麗で明るい印象を与えますが、外壁の色との組み合わせ次第では、印象を悪くしてしまう恐れがあります。

赤い屋根を選ぶなら、事前にカラーシミュレーションや見本、施工事例を参考にしてから外壁の色を決めていきましょう。

また、屋根や外壁の色を選ぶときは、周囲環境との相性も考えて慎重に検討する必要があります。

周囲環境と雰囲気が合わない色を選ぶと、悪目立ちする恐れがあるでしょう。

今回紹介した色選びのポイントを参考に、自分好みの屋根と外壁の色を選んでみてください。