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【業者選び②】失敗しない業者選びのポイントについて~業者の種類~

前回の【業者選び①】では、塗装工事を始めるにあたって、まずどこから取り掛かればよいのか?

また、業者選びのポイントについて、いくつか解説しました。

ご自身や家庭内で、基準を決めることがまず第一であるというお話をしましたね。

今回は、塗装リフォームを行っている各業者の違いについて、解説します。

 

 

◎ハウスメーカーなど大手業者

大手のハウスメーカーで建てられた家にお住まいの場合、塗装リフォームも同じハウスメーカーに依頼するという方は多いと思います。

大手ハウスメーカーに依頼した場合の最大のメリットは、大手ならではの安心感とブランド力ではないでしょうか。

元々使用されている材料や塗料の種類など、予め把握されているため、塗装リフォームを行う場合は、話が何かとスムーズに進むでしょう。

大手ハウスメーカーならではの、保証やアフターフォローも充実していると言えます。

その一方で、工事費用が高額になるというデメリットがあります。

それは多くの場合、そのハウスメーカーで塗装を行うのではなく、地元の塗装業者や他の下請け業者に依頼する形になるからです。

そうなると中間マージンが発生することになりますし、その塗装リフォームに関わっている業者のそれぞれが、自社の利益を確保しようと動きます。

実際に塗装を依頼したお客様側にとっては、そのような事情は一切関係ないにも関わらず、勝手に巻き込まれてしまうというパターンが現状です。

また、ハウスメーカーでは宣伝広告や営業担当の人件費を掛けていますので、その分経費も高額になる傾向にあります。

 

 

◎工務店やリフォーム業者

工務店やリフォーム業者に依頼をした場合、屋根や外壁の塗装以外にリフォームしたい箇所があれば、同じタイミングでリフォームをすることができるというメリットがあります。

特に多いのが、『外装リフォームで雰囲気が変わったので、内装も一緒にリフォームしたい』というもの。

そのような依頼にも、リフォーム会社では塗装以外の技術がありますので、同時にリフォームすることができます。

地域の工務店であれば、その地域の環境や特性などに精通していますので、地域に合った塗装やメンテナンスについての提案を受けることができるでしょう。

工務店やリフォーム業者も、自社で職人を抱えているわけではありませんので、実際に塗装を施すのは下請の塗装業者ということになります。

大手ハウスメーカーと同様に中間マージンは発生しますが、大手ハウスメーカーと比べると宣伝広告費や営業担当の人件費を掛けていない場合が多く、そのため工事費用も若干低価格になっているというのが一般的です。

ここで気を付けたいのは、元々その業者が得意としていた分野は何だったかということです。

 

・内装リフォームがメインだったが、塗装もするようになった

・塗装がメインだったが、内装リフォームもするようになった

 

途中から塗装もするようになった業者と、始めから塗装メインで起業した業者とでは、塗装の知識や技術に開きが生まれます。

リフォーム会社に依頼するのであれば、元々塗装をメインに行っていた業者を選ぶとよいでしょう。

 

 

◎地域の塗装業者

ハウスメーカーやリフォーム業者とは違うメリットを受けることができるのが、地域の塗装業者でしょう。

会社の規模感では圧倒的にハウスメーカーが有利ですが、塗装の技術や費用に関しては、地域の塗装業者が有利でしょう。

またハウスメーカーのような中間マージンも発生しませんので、最も低コストで塗装リフォームを施工できます。

昔から地域で塗装業を経営しているということは、工事金額が安いというだけでなく、職人の腕が良く、人柄も良いということの表れだと言えるでしょう。

その一方で、チラシやホームページなどを駆使した宣伝活動をしていない場合は、その塗装業者まで辿り着くまでに時間を費やしてしまったり、接客や営業面などで物足りなさを感じてしまったりすることが考えられます。

また、塗装後の保証やアフターフォローなどの体制が整っていない場合もあります。

 

 

 

◎元請・下請・孫請

あなたが契約をした業者と、実際に塗装をする業者との関係によって、『元請』、『下請』『孫請』という関係性ができます。

最もトラブルが少なく、しっかりとした塗装リフォームをするのは、元請業者の職人が塗装をする場合です。

自社施工という言い方をする場合もあります。

下請は、自社の職人が施工するわけではなく、他の業者に施工依頼を出し、その工事を引き受ける業者のことを下請業者と言います。

下請に全て丸投げしてしまうような元請業者と工事契約を結ぶのは、非常に危険です。

孫請は、戸建て住宅ではあまり多くはない関係性になりますが、全くないというわけではありません。

元請が下請に仕事を依頼し、その仕事をさらに他の業者に依頼する関係性が孫請です。

それぞれが利益を出そうと動くわけですから、場合によっては材料費を浮かせるために質の悪い塗料を使用したり、人件費を浮かせるために経験の浅い職人を送り込んだりということもあり、後々トラブルに発展するケースもあります。

 

 

◎ぴったりの業者を選ぶポイント

塗装工事を依頼する業者の種類によって、メリットとデメリットの両方があるということが分かりました。

さて、あなたに合っている業者はどのように見極めれば良いのでしょうか。

それは、最も重要視する基準によって変わってきます。

例えば、保証やアフターフォローを重視した安心感を求めるのであれば、大手ハウスメーカーが良いでしょう。

塗装だけでなく他にも不具合を感じている場所があるので、全般的に相談をしたいという方は、工務店やリフォーム業者が良いでしょう。

品質はそのままに、費用はできるだけ安く抑えたいという方は、地域の塗装業者をおすすめします。

 

 

 

◎まとめ

今回、大手ハウスメーカー、工務店やリフォーム業者、地域の塗装業者の3つを比較しました。

塗装を行う業者の全てが、塗装が得意というわけではありません。

外壁が得意、屋根が得意、内装が得意と分かれていますので、それぞれの業者が得意としている分野と、あなたの目的を照らし合わせ、失敗しない業者選びを目指しましょう。

次回は、見積書の正しい見方について解説します。

 

失敗しない業者選びのポイントについてはこちら

 

失敗しない業者選びのポイント~見積書の見方~についてはこちら

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