バルコニー防水工事の費用相場と選び方をプロが徹底解説!
バルコニーの劣化、放置していませんか?
「最近バルコニーの床がひび割れてきた…」「雨が降った後に水がたまるようになった」そんな症状が現れたら、防水工事のサインかもしれません。
この記事では、バルコニー防水工事の費用相場や施工方法、業者選びで失敗しないポイントまで、リフォーム専門業者の視点で詳しく解説します。
バルコニー防水工事とは?
バルコニー防水工事とは、雨水の浸入を防ぎ、建物の構造を守るために行う工事です。
防水層が劣化すると、雨漏りや鉄筋の腐食など深刻なトラブルに発展する恐れがあります。
主な防水工法には以下のような種類があります。
ウレタン防水:液体状の材料を塗って膜を形成。コストと柔軟性のバランスが良好。
FRP防水:強度が非常に高く、耐久年数も10年以上と長い。ただし費用はやや高め。
シート防水:ゴムや塩ビシートを貼る工法。広い面積に向いている。
防水工事のメリット
バルコニー防水工事を行うことで、以下のような効果が期待できます。
1. 雨漏りの予防
もっとも大きな目的は、雨水の侵入を防ぐこと。小さなひび割れでも雨漏りにつながる可能性があります。
2. 建物の寿命を延ばす
構造体への浸水を防ぐことで、コンクリートの中性化や鉄筋の腐食を防止。結果として住宅全体の耐久性向上につながります。
3. 資産価値の維持
定期的なメンテナンスは、資産価値を保つ上で非常に重要。売却時にも「メンテ済み」は大きなアピールポイントになります。
4. カビや湿気の発生を防止
防水層がきちんと機能することで、室内への湿気流入も減少。健康面でのリスク軽減にもなります。
デメリット・注意点
1. 工事中の生活制限
施工中はバルコニーが使用できなくなるため、洗濯や喫煙などに一時的な制限が生じます。
2. 定期的な再施工が必要
防水工事には耐用年数があります。ウレタンなら7〜10年、FRPなら10〜15年が目安です。
3. 費用がかかる
相場として、一般的なバルコニー(約5㎡)で10万~20万円前後。工法や劣化状況により変動します。
バルコニー防水工事の費用相場
バルコニーの広さや劣化状況によって異なりますが、以下が目安です。
工法 | 費用相場(㎡単価) | 耐用年数 |
---|---|---|
ウレタン防水 | 5,000~7,000円 | 7~10年 |
FRP防水 | 6,000~9,000円 | 10~15年 |
シート防水 | 4,000~8,000円 | 10~15年 |
※下地補修や撤去工事が必要な場合は、別途費用が加算されます。
こんな方におすすめ
・築10年以上経過している住宅
・バルコニーにひび割れや膨れがある
・雨の後、水たまりができる
・過去に雨漏りの経験がある
このような方は、防水工事を早めに検討することをおすすめします。
失敗しない業者選びのポイント
1. 実績・施工写真の確認
実際の施工事例を見せてもらえるか確認しましょう。
2. 保証制度の有無
最低でも5年程度の保証があると安心です。
3. 下地処理の丁寧さ
防水工事は下地処理で仕上がりが決まります。「高圧洗浄→下地補修→防水層施工→トップコート」が基本工程です。
4. 見積書の明細が明確
材料費・施工費・諸経費が明記されているかをチェック。坪単価だけで比較しないようにしましょう。
よくある質問
Q1. 工期はどれくらいですか?
広さにもよりますが、一般的には2~4日程度で完了します。
Q2. 雨の日でも工事はできますか?
防水工事は基本的に晴天でないと施工できません。天候により延期されることもあります。
Q3. DIYでできる?
可能ではありますが、耐久性や仕上がりの点でプロに依頼するのが無難です。
まとめ:放置せず、早めの対応がカギ
バルコニー防水工事は、建物全体の寿命や住まいの快適性を守る大切な工事です。
費用面や工法を理解し、信頼できる業者を選ぶことで、長持ちするバルコニーに仕上げることができます。
まずは無料点検・見積もりを依頼して、劣化状況を確認してみましょう!