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雨戸の戸袋はDIYで修理できる?方法や業者に依頼すべきケースを解説!!

雨戸の戸袋はDIYで修理できる?方法や業者に依頼すべきケースを解説!!

 

 

 

強い雨風などから住宅を守る雨戸は、戸袋に収納されていることも多いです。

戸袋に不具合が生じた場合、DIYで修理できるのでしょうか。

 

今回は、雨戸の戸袋修理をDIYできるケースを紹介します。

業者に依頼したほうがよい症状も知り、最適なメンテナンス方法を検討しましょう。

 

 

■雨戸の戸袋とは■

 

戸袋とは、雨戸を開けたときに収納しておくスペースを指します。

雨戸を使わないときに外からも部屋のなかからも見えなくなるので、見た目がスッキリしますし、戸袋に入れておくことで紫外線や雨などの影響を受けにくく、雨戸を長持ちさせる効果もあります。

 

戸袋の種類

戸袋の種類は、大きく以下の2つに分けられます。

 

  • 妻板戸袋:戸袋が独立しており、厚みのある高強度な板のみで全体を支えるタイプ
  • 柱建戸袋:住宅の柱を支えとしており、板の厚みを抑えることが可能

 

どちらの戸袋にするかは、住宅の構造や用途によって選びます。

 

 

戸袋の材質

戸袋の材質は、木製か金属製です。

木製の戸袋は経年劣化で割れたり色褪せたりしやすいですが、塗装を怠らなければ木の劣化を防いで長く使えます。

 

金属製の戸袋はサビが発生しやすいのがデメリットですが、こちらもサビ止めを含む塗料で定期的にメンテナンスすることで劣化を防止できます。

 

 

■雨戸の戸袋はDIYで修理できる?■

 

雨戸の戸袋に劣化が見られた場合は修理が必要ですが、生活に大きな影響を与える部分ではないため、「DIYで費用を抑えて修理できないか」と考える人もいるでしょう。

しかし、戸袋そのものに生じたトラブルは、DIYでは対処できないケースが多いです。

 

戸袋の凹みや穴は素人では直せないことも多く、もし修理できても見た目が悪い、ほかの部分の劣化を見逃すといった問題が起こるかもしれません。

戸袋の不具合を見つけた場合は、専門業者に相談するのがよいでしょう。

 

 

■雨戸修理をDIYできるケース■

 

戸袋の修理は業者に依頼するのがおすすめですが、雨戸全体のトラブルのなかには、次のようにDIYで修理できる可能性があるものも存在します。

 

 

レール部分のつまり

戸袋に雨戸を収納する際にレールにつまりを感じる原因は、ゴミの詰まりであることも多いです。つまりがある場合は雨戸を外し、戸袋のなかを含めたレール部分を掃除しましょう。雨戸を外すのが大変な場合は、エアダスターなどでゴミを吹き飛ばすのも1つの方法です。

 

 

戸車の調整

スムーズに開閉できるよう、雨戸には「戸車」がつけられています。戸車は下枠2カ所についていることが多く、戸車の「調整ネジ」を上げたり下げたりすれば簡単に調整できます。戸車を調整する際は、左右のバランスを見ながら少しずつ行うのがポイントです。

 

 

戸車の交換

調整しても調子がよくならない場合は、戸車を交換します。古い戸車を外し、新しいものを取り付けるだけなので、DIYでできる可能性が高いです。戸車はホームセンターなどでも入手できますが、サイズが同じでも純正品でないとスムーズに動かない場合もあります。交換の際も、できるだけ純正品を使うようにしましょう。

 

 

■戸袋のサビ止めや塗装は可能?■

 

戸袋のサビ落としやサビ止め、塗装なども、DIYでできそうなイメージがありますが、慣れていないと完全にサビを落としきれなかったり、きれいに塗料を塗れなかったりするかもしれません。

修理が正しくできていないと、サビの発生が早くなる、塗料が耐用年数まで持たないといった問題から、劣化につながることもあります。一見簡単そうな作業も、業者に施工してもらったほうが安心です。

 

 

■雨戸や戸袋の修理を業者に依頼したほうがよいケース■

 

戸袋を含めた雨戸全体の修理で、DIYではなく業者に依頼した方がよいケースは多くあります。

主な5つの症状を見てみましょう。

 

戸袋が凹んでいる

戸袋が凹んでいる場合、「ハンマーで叩いたら直るのでは?」と考えるかもしれませんが、凹みを直すのは熟練の職人でないと難しいケースが多いです。

素人が誤った方法で直そうと思うと、凹みが悪化したり、戸袋が壊れたりすることもあります。

雨戸の場合も同様で、凹みが見られたら業者に相談するのがベストです。

 

 

塗装やコーティングが剥げている

戸袋や雨戸の塗装・コーティングが剥げていると、見た目が悪くなります。

また、塗料やコーティング剤に含まれる防水、防腐、耐候といったさまざまな機能も低下するため、そのままにするとカビやサビの発生をはじめとしたトラブルに発展します。

 

前述の通り、塗装は業者に行ってもらうのがおすすめです。

「雨戸や戸袋の塗装だけに業者を呼ぶのはもったいない気がする」と思う場合は、屋根や外壁、ベランダなどの施工と併せてメンテナンスを依頼すれば、費用も抑えられます。

 

 

雨戸がガタガタする

レールのつまりが見られないのに雨戸がガタガタする場合は、経年劣化や外部からの衝撃によって、フレームや雨戸に歪みが生じている可能性があります。歪みを直すためには、全体のバランスを考慮して、慎重に作業しなければなりません。DIYで修理するのは難しいので、業者に依頼して直してもらうのが賢明でしょう。

 

 

雨漏りしている

戸袋や雨戸に雨漏りが見られる原因には、コーキングの劣化や穴などが挙げられます。雨漏りは、放置するとカビやサビが発生しやすくなり、木製の雨戸や戸袋は腐食することもあるため、早めの修理が必要です。早期に対処すれば、深刻なトラブルに発展するのを防げますし、修理も軽微なもので済みます。

 

 

穴が空いている

金属製の雨戸や戸袋は、サビが進みすぎると穴が空くことがあります。

穴があくほど錆びてしまうと、全体的な交換で多額の修理費用がかかるかもしれません。

また、雨戸や戸袋に発生したサビは、外壁材などの劣化を引き起こす原因となるので、早めに修理しましょう。

 

 

■雨戸の戸袋が劣化している場合の修理方法■

 

戸袋の修理内容は、劣化具合によって異なります。大がかりな修理方法には、次の3つがあります。

 

塗装

塗料の剥がれなどのトラブルは、塗装で対処します。

塗料はグレードが高いものほど耐用年数が長く、メンテナンスの頻度を抑えられるので、頻繁に塗装をしたくない場合は高くてもハイグレードな塗料を選ぶとよいでしょう。

屋根や外壁の塗装と同時に行えば、余った塗料を使ったり、足場代や人件費を抑えられたりするのでおすすめです。

 

カバー工法

屋根や外壁に行うカバー工法は、戸袋の修理にも適用されます。

元の戸袋は残したまま、上からサイディングボードなどを貼り付けるカバー工法は、既存の戸袋を撤去して新しいものを設置するよりも時間がかからず、費用も安く済みます。

 

既存の戸袋が木やトタンでできたものなら、軽量で耐久性が高く、価格もリーズナブルなガルバリウム鋼板やアルミサイディングを使ってカバー工法をすると、塗装よりも長持ちします。

 

交換

劣化が進みすぎている戸袋は、カバー工法による施工ができないかもしれません。

カビやサビ、歪み、割れなどがひどい場合は、新しい戸袋に交換したほうがよいといえます。

古い戸袋の撤去費用、新しい戸袋の本体代や設置費用などで金額は大きくなりますが、見た目や機能性を取り戻し、雨風から住宅をしっかり守ってくれるので安心です。

 

 

■雨戸の戸袋をDIY修理できるケースはほぼない!不具合を見つけたら業者に相談を■

雨戸全体のトラブルのなかにはDIYで対応できるものもありますが、雨戸の戸袋に生じた不具合はほとんどがDIYで修理できません。

戸袋は劣化が進むほど修理費用がかさむので、定期的なメンテナンスで、劣化を防止することが大切です。

もし不具合を見つけた場合は、早めに業者に相談して修理をしてもらいましょう。

 

 

マルセイテックでも、雨戸の戸袋修理に関するご相談を承っております。塗装や交換など、雨戸や戸袋の状態に応じて最適なご提案をいたしますので、お気軽にご相談ください。

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