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トタン屋根への雪止め金具の取り付け方は?業者に依頼した場合の費用相場も解説

トタン屋根への雪止め金具の取り付け方は?業者に依頼した場合の費用相場も解説

 

屋根からの落雪防止に「雪止め金具」を用いる地域もあります。

トタン屋根の場合、雪止め金具はどのように取り付けるのでしょうか。

 

今回は、トタン屋根の雪止め金具の取り付け方や、業者に取り付けを依頼した場合の費用相場を解説します。

 

 

 

屋根に取り付ける雪止め金具とは?

 

雪止め金具は、屋根に積もった雪の落下を防止するものです。まずは、雪止め金具の必要性や種類を確認しましょう。

 

 

雪止め金具の役割

 

雪が降ると屋根にも積もり、急速に落下する危険性があります。

雪止め金具の役割は、屋根に「ひっかかり」を作り落雪を防止することです。落雪防止は、以下のようなトラブルを回避することにも役立ちます。

 

  • 事故防止
  • 住宅の破損防止
  • 近隣トラブル回避

 

大きな雪の塊が高所から落ちてくると、その下を通る人や車に当たり、怪我や故障の原因になります。

また、落雪によって雨樋が破損すると、外壁や窓にも傷をつける可能性があるため危険です。さらに、近隣との距離が近い場合は、落雪が隣家を傷つけるかもしれません。

 

住宅や車、人などに落雪被害が及べば、賠償金や修理費、治療費などを請求されるといったトラブルも起こるため、雪止め金具の取り付けが必要なことがわかるでしょう。

 

 

雪止め金具の種類

 

雪止め金具の種類は大きく3つで、屋根のタイプによって選ばれるのが一般的です。

 

  • 瓦タイプ:瓦に雪止め金具が組み込まれており、取り付けたい箇所の瓦を雪止め金具つきに交換するだけで手間があまりかからない。
  • 金具タイプ:屋根材のすき間に取り付けるタイプ。主にスレート屋根で使用され、ビスや釘を使って固定するものと、金具なしで取り付けられるものがある。
  • ネットタイプ:屋根にネットを張って雪止めをする。さまざまな屋根タイプに使用できる。

 

 

トタン屋根に適した雪止め金具は?

 

トタン屋根には、金具タイプが使用されるケースが多いです。また、どのような屋根にも適したネットタイプを選択する人もいます。

 

ネットタイプは複数のカラーが展開されており、屋根の色に近いものを選べばネットが目立つことはありません。しかし、屋根とマッチするものがないと雪止めをつけているのが一目でわかり、住宅の美観を損ねてしまいます。迷ったら、金具タイプの雪止めを選ぶとよいでしょう。

 

 

 

トタン屋根への雪止め金具の取り付け方

 

トタン屋根には、雪止め金具をどのように取り付けるのでしょうか。取り付け方や注意点を解説します。

 

 

取り付け位置

 

雪止め金を取り付ける位置は、軒先より少し上です。

軒先ギリギリに取り付けると、積雪量が多かった際に雪の重量で軒先が折れたり、下がったりしてしまいます。

軒先より少し上は、屋根の下に外壁があるので、積雪量が多くても軒先のダメージを受けにくいです。

 

屋根の長さや勾配がある場合は、数列取り付けるとより雪止め効果が高まります。

 

 

 

取り付け方

 

トタン屋根への雪止め金具の取り付け方の手順は、以下の通りです。

 

  1. 軒先近くのハゼ(トタンが折れてつながっている部分)に金具を差し込む
  2. 雪止め金具を固定する
  3. ボルトのゆるみを確認する
  4. 1~3の要領で、金具が一列になるように取り付けていく
  5. 屋根の形状・勾配に合わせて段数を増やす

 

トタン屋根は、金属同士のつなぎ目を折加工でつないでいるので、そこに雪止め金具を取り付けます。

ボルトが緩んでいると、雪の重みで金具ごと落下して危険ですので、ゆるみがないかしっかり確認することも大切です。

 

金具は一列になるよう取り付け、必要に応じて段数を増やしましょう。

 

 

取り付けの際の注意点

 

雪止め金具は、メーカーや種類によって対応できる積雪量や金具同士の間隔が異なります。

大まかな手順は前述の通りですが、使用する金具の仕様や取り付け方も必ず確認しましょう。

 

また、正しく取り付けていても、予想外の積雪で効果を発揮しなかったり、雪質などの影響で落下したりする恐れはあります。

雪止め金具の落雪防止効果を最大限にするためにも、地元の工務店などに相談して、適切な製品を選択しましょう。

 

 

 

 

トタン屋根に自分で雪止め金具を取り付けることはできる?

 

トタン屋根への雪止め金具の取り付け方がわかると、「手順がシンプルなので自分でもできるのでは」と思うかもしれません。

しかし、雪止め金具を取り付けるのは屋根なので、作業は高所で行われます。屋根には勾配があるため足元が不安定なうえに、風の影響も受けやすいため、作業に慣れていない人が自分で取り付けるのは危険です。

 

自分で取り付けると、雪止め金具を正しく固定できなかったり、トタン屋根を傷つけてしまったりすることもあります。屋根を破損すると、雨漏りや断熱効果の低下などのトラブルにつながる恐れがあり、また見映えも悪くなります。

 

取り付け方がわかっても、トタン屋根の雪止めは自分で設置しないほうがよいでしょう。

 

 

 

 

雪止め金具の取り付けは業者に頼むのがおすすめ!費用相場は?

 

トタン屋根の雪止め金具は、専門業者に依頼して取り付けてもらいましょう。最後に、業者を利用するメリットや、費用相場を紹介します。

 

 

業者に依頼するメリット

 

雪止め金具の取り付けを業者に依頼するメリットは、以下の3点です。

 

  • 安全かつ正確に作業を進めてくれる
  • 積雪量や雪質に合った金具を提案してくれる
  • 屋根の状態もチェックしてくれる

 

業者に依頼すれば、足場を設置して安全に施工を進めてくれます。また、知識や経験が豊富な職人のいる業者を選べば、作業の正確性も高まり、地域の気候に合った雪止め金具を設置してくれるため、効果もより保証されます。

 

さらに、取り付けのために屋根に上がった際に、屋根の状態をチェックしてもらえるのもメリットです。塗装の状態や破損がないかなど、気になることがあれば事前に相談しておくとよいでしょう。

 

ただし、屋根の上は住人が直接確認しづらい場所のため、悪質な業者は「不具合がある」と嘘をつく可能性があります。写真や動画で状態を見せてくれるなど、信頼できる要素のある業者を選ぶと安心です。

 

 

 

業者に取り付けてもらう場合の費用相場

 

業者に雪止め金具の取り付けを依頼する場合の費用相場は、雪止め金具の種類や屋根の面積によって異なります。

金具タイプを建坪30坪の家に取り付けると、費用は12万円前後、ネットタイプは15万円前後になります。

 

急勾配な屋根は、屋根足場を設置したり雪止めを2列にしたりと、費用がさらに高くなることもあります。

詳しくは業者に問い合わせて、見積もりを出してもらうとよいでしょう。

 

 

 

費用を抑えるためのポイント

 

少しでも取り付け費用を抑えたい場合は、次の方法を実践してみましょう。

 

  • 相見積もりを取る
  • 屋根や外壁の工事と併せて取り付ける
  • 助成金や補助金を活用する

 

業者を3社ほどにしぼって相見積もりを取ると、施工の適正価格や業者の対応がわかります。相見積もりを取る際は、依頼やお断りに関するマナーを守ることを忘れてはいけません。

 

屋根や外壁のメンテナンスが必要なタイミングであれば、塗装などを同時に行うのも1つの方法です。足場代や資材運搬費、人件費などが安く済みます。

 

地域によっては助成金や補助金を、雪止め金具の取り付け工事に適用できる場合もあります。

補助される金額や条件などの詳細は、お住まいの地域の自治体に問い合わせてみましょう。

 

 

 

 

トタン屋根の雪止め金具は、取り付け方を知っていても専門業者に依頼を!

 

トタン屋根への雪止め金具の取り付け方は、手順自体はシンプルです。

しかし、高所での作業は危険ですし、取り付けも慣れていないと失敗する恐れがあるので、専門業者に依頼して取り付けてもらいましょう。

 

弊社でも、トタン屋根の雪止めの取り付けを承っています。

その他、屋根に関するさまざまな施工も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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