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焼き杉板とは?外壁に利用したときのメリット・デメリットについて解説!

焼き杉板とは?外壁に利用したときのメリット・デメリットについて解説!

 

外壁材の種類はさまざまありますが、そのなかでも自然の温かみが感じられるのが焼き杉板です。

焼き杉板は、自然素材を活かしながらも、科学的特性を変化させた素材となっています。

 

外壁に使用すれば、機能性だけでなく、おしゃれなデザインの外壁としても利用可能です。

今回は焼き杉板とはどのような素材なのか詳しい内容と、外壁に利用したときのメリット・デメリットについて解説します。

 

 

 

焼き杉板とは?

 

焼き杉板とは、自然素材の温かみなどを残しながら、外壁として機能性を持たせるために化学的特性を変化させた素材です。

主に製法は2通りあり、作り方によって見た目の雰囲気が違います。

 

具体的に、焼き杉板とはどのようなものなのか、下記の通りです。

 

  • 焼き杉板の作り方
  • 焼き杉板の特徴

 

焼き杉板とは、どのようなものなのか詳しい内容を解説します。

 

 

 

焼き杉板の作り方

 

焼き杉板とは、杉板の表面を焦がして炭化させた物を指しています。

製法は主に2種類あり、バーナーで工業的に生産したものと、伝統的に手焼きを行う方法があるのが特徴です。

 

手焼きは杉板を三角形にして、煙突効果を起こすといった製法となっており、内側を焼くことで焼き杉板を作ります。

バーナーで工業的に製造する方法と比べて、手間がかかりますが、炭化層が厚くなるので炭化層がはがれにくいといったメリットがあるのが特徴です。

 

 

焼き杉板の特徴

 

焼き杉板は、木材の表面を焼き焦がすことで炭化層を形成させるのが特徴です。

炭化すれば、空気中に炭素が放出されず個体として残って木炭になります。

 

炭素は基本元素であるため、それ以上に分散や腐敗は起こりません。劣化がしにくいので、長持ちするのが特徴となっています。

 

この炭化を引き起こさせて、外壁の劣化を防ぐのが焼き杉板の特徴といえるでしょう。

 

 

 

 

焼き杉板を外壁にするメリット

 

外壁材はさまざまありますが、焼き杉板を外壁に使用するメリットとは、どのようなことが考えられるでしょうか。

焼き杉板を外壁にするメリットについては、下記の通りです。

 

  • おしゃれなデザイン性
  • 耐火性に期待できる
  • コスパが良い
  • 素材の環境負荷が低い

 

焼き杉板を外壁にするメリットについて、詳しく解説します。

 

 

おしゃれなデザイン性

 

焼き杉板を外壁にするメリットは、何といってもおしゃれなデザイン性が考えられます。

シックながらも、炭独特な光沢や陰影が感じられるのが特徴です。

 

また、木が持っている自然の温かみが感じられる素材でもあるので、工業系の外壁材にはないおしゃれな雰囲気があります。

伝統的な外壁材として、古くから親しまれている素材なので、日本家屋のデザイン性を楽しみたい人におすすめです。

 

 

耐火性に期待できる

 

焼き杉板は、炭素が空気中に放出されないので、それ以上燃えることがほとんどありません。

そのため、耐火性があり、火事が発生しても日が燃え上がりにくいのが特徴となっています。

 

より耐久性のの高い素材にしたいときは、おすすめしたい外壁材といえるでしょう。

また、炭化しないことから、劣化にも強い性質を持っています。

 

 

コスパが良い

 

他の外壁材の場合は、定期的にメンテナンスを行わないと外壁が劣化し、見た目以外にも機能性が低下する恐れがあります。

しかし、焼き杉板の場合は、ほとんど劣化しないことから、定期メンテナンスの費用がかからないのが特徴です。

 

万が一傷んでしまったときには、劣化した部分を交換すれば良いだけなので、比較的安価でメンテナンスを行うことができます。

 

 

素材の環境負荷が低い

 

焼き杉板は、自然素材であるため、外壁材として製作するうえで環境負荷がほとんどありません。

環境負荷が少ないことで、環境への配慮にも繋がるので、地域産業を守ることにも繋がります。

 

 

 

 

焼き杉板を外壁にするデメリット

 

焼き杉板を外壁にするメリットはありますが、なかにはデメリットに感じる部分もあります。

焼き杉板を外壁にするデメリットとしては、下記の通りです。

 

  • 防火認定を満たす必要がある
  • 触れると汚れが付く可能性
  • そりや割れが生じる

 

焼き杉板を外壁にするデメリットについて、詳しい内容を解説します。

 

 

防火認定を満たす必要がある

 

焼き杉板には耐火性能がありますが、実際に外壁として利用するなら防火認定を満たす必要があります。

特に住宅が密集している地域では、防火性を考慮しないと違反として判断される恐れがあるでしょう。

 

防火認定を満たすためにも、外壁材のなかに防火性能が高い下地を入れるなどの対策を講じることが大切です。

防火認定を満たす焼き杉板もあるようですが、下地を入れたほうが効率が良いので、事前に業者と相談しておきましょう。

 

 

触れると汚れが付く可能性

 

焼き杉板の表面は炭であるため、触れると黒く汚れてしまう恐れがあります。

そのため、外壁に寄りかかったり洗濯物が触れたりすると、洗わないといけなくなるほどの汚れが付く恐れがあるでしょう。

 

特に小さいお子様の場合、不用意に触れてしまい、汚れてしまう可能性があります。十分扱いには注意が必要です。

 

また、ペットを飼っている家庭では、爪で外壁を削ってしまい、黒い炭が辺りに散らばってしまうことがあります。

このような状況が生まれないためにも、焼き杉板と他の素材を組み合わせて加工するような対応が求められるでしょう。

 

 

そりや割れが生じる

 

焼き杉板は木材であるため、日常的にそりや割れが生じる可能性があります。

割れたところから、木材が見えたりそりが重なって水が溜まったりする恐れがあるので、日頃からメンテナンスは行っておくことが大切です。

 

ただし、気になる部分に関しては、その部分だけを補修することはできます。

また、そりについては、施工時に板を縦張りすれば、水はけを良くする対策も可能です。

 

 

 

 

焼き杉板を外壁に利用する際の注意点

 

焼き杉板を外壁に利用する場合、いくつか注意しておきたい点があります。焼き杉板を外壁に利用する際の注意点としては、下記の通りです。

 

  • 色味や木目が異なる
  • 下地加工は必要になる

 

焼き杉板を外壁に利用する際の注意点について、詳しく解説します。

 

 

色味や木目が異なる

 

焼き杉板は、基本的に自然の木材が使用されるため、木目や色味はそれぞれ個性があります。

全て同じような見た目になるわけではないので、事前に理解したうえで外壁材として選ぶことが大切です。

 

 

下地加工は必要になる

 

防火性能が高いからといっても、下地加工を行う必要があります。

また、防水シートを下地として入れることで、そりや割れが生じたときに、水が内部に入らないよう対策を講じることが可能です。

 

 

 

 

焼き杉板の外壁に向いている人

 

焼き杉板の外壁に向いてる人とは、どんな人を指しているのでしょうか。焼き杉板の外壁に向いている人の特徴は、下記の通りです。

 

  • 長期的に外壁を利用したい人
  • 外壁に個性を出したい人

 

焼き杉板の外壁に向いている人の特徴について、詳しく解説します。

 

 

長期的に外壁を利用したい人

 

焼き杉板は、耐久性や防火性が高いため、長期的に利用できる外壁といえます。

劣化症状も出にくいので、定期メンテナンスの費用や手間も省くことが可能です。

 

長く活用できるもののなかでは、30年~50年以上も劣化しないケースがあります。

ただし、表面の炭が削れるなどして、周囲が汚れる可能性はあるので注意が必要です。

 

施工内容によっては、外壁の劣化が早くなる可能性があります。

そのため、事前に焼き杉板の施工実績がある業者に依頼しておくことが大切です。

 

 

外壁に個性を出したい人

 

焼き杉板の外壁は、オリジナル性が高く、他の住宅と差別化を図ることができます。

個性的な見た目になるので、高いデザイン性が実現できるでしょう。

 

また、焼き杉板は自然の木材を使用しているので、木目や色味に同じものがありません。

個性のある外壁として、愛着がわくきっかけとなるでしょう。

 

 

 

 

焼き杉板の外壁に向いていない人

 

焼き杉板の外壁に向いていない人は、どんな人を指しているのでしょうか。焼き杉板の外壁に向いていない人の特徴は、下記の通りです。

 

  • 汚れが気になる人
  • 個性的な外壁が嫌な人

 

焼き杉板の外壁に向いていない人の特徴について、詳しく解説します。

 

 

汚れが気になる人

 

焼き杉板の外壁は耐久性が高く、定期メンテナンスもほとんど必要ないのが特徴です。

しかし、表面が炭化しているため、手で触れると汚れが付着するなどのデメリットがあります。

 

炭で汚れても良い人は問題ありませんが、ペットや小さいお子様がいる家庭では、あまりおすすめできないかもしれません。

 

また、焼き杉板は雨風にさらされると、汚れが目立ちやすくなります。

少しでも外壁の汚れが気になる人は、他の外壁を利用することも検討しましょう。

 

 

個性的な外壁が嫌な人

 

焼き杉板は、他の外壁材と比べて木目や色味が一緒のものがないため、オリジナル性が高く個性が強いです。

そのため、他の住宅と差別化を図ることができます。

 

ただし、他の汎用性の高い外壁と比べて、個性が強い印象があるので、周辺環境から浮いてしまう恐れがあるでしょう。

事前に周辺環境との相性も考えておき、浮いてしまうのが苦手な人は無難な外壁材を選んでおくことが大切です。

 

 

 

 

焼き杉板の外壁を利用するならメリット・デメリットを把握しておこう

 

焼き杉板は耐久性が高く、デザイン性もおしゃれな雰囲気があります。

しかし、なかには表面の炭が剥がれて、汚れて見えるなどのデメリットもあるので注意が必要です。

 

また、周辺環境から浮いてしまう印象になる可能性もあるため、選ぶときにはデザイン性に注意しましょう。

 

外壁材はどれを選べば良いのか迷ってしまう人は、マルセイテックまでご相談ください。

相談や見積もりは無料なので、お気軽にご連絡頂けます。

 

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