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ベランダに水たまりができる原因と対策!水たまりを放置するデメリットも

ベランダに水たまりができる原因と対策!水たまりを放置するデメリットも

 

 

雨のあとにベランダに水たまりができてしまう場合、放っておくと住宅の深刻な問題を引き起こす可能性があります。ベランダの水たまりは、正しく、そして迅速に対処することが重要です。

 

今回は、ベランダに水たまりができる原因と対策を解説します。水たまりを放置するとどのような影響が及ぶのか、日頃からできる対策は何かを知り、水たまりができないベランダを実現しましょう。

 

 

ベランダに水たまりができる原因

 

雨が降ったあとに地面に水たまりができるのはおかしなことではありませんが、通常、ベランダに水たまりができることはないといえます。ベランダに水たまりが発生する場合に考えられる原因は、大きく4つです。

 

雨水が流れ込む

排水処理がきちんと行われていれば、ベランダに雨水が流れ込むことはありません。しかし、短時間に多くの雨が降った際には急激な雨量に排水システムが対応できず、ベランダにも流れ込んでしまいます。昨今はゲリラ豪雨や線状降水帯の発生なども多く、ベランダが水浸しになるケースもしばしば見られます。雨が止んでしばらくして正しく排水されれば大きな問題はないといえますが、水たまりが長時間残ってしまう場合は、注意が必要です。

 

ドレンが詰まっている

ベランダの端のほうには、ベランダに溜まった水を逃がすための「ドレン」があります。ドレンは排水用の配管と、配管にゴミが入らないようにするためのふたの総称です。配管のなかまでゴミや落ち葉、ほこりなどが入り込むケースは少ないものの、ふたの上にゴミなどが積もってしまうとうまく排水されなくなり、ベランダに水たまりができてしまいます。

 

ベランダの傾斜が足りない

ベランダはフラットな印象がありますが、実はうまく排水できるよう、50cmにつき1cmの高低差ができるように傾斜がつけられています。この傾斜が足りないと排水口にうまく雨水が流れて行かず、水たまりができることがあります。

通気性が低い

ベランダの表面素材の通気性が低いのも、水たまりができてしまう原因です。既存のベランダにDIYで異なる床材を敷いた場合、その床材が通気を妨げてしまっているかもしれません。また、ベランダがある方角や周辺環境も、水たまりの原因になることがあります。

 

 

自然乾燥はダメ?ベランダの水たまりを放置すると起こる問題

 

ベランダに水たまりができてしまっても「日が当たれば乾くだろう」と放置してはいけません。ベランダが湿った状態が長く続くと、ベランダだけでなく屋内や住宅の基礎にも悪影響が及ぶ可能性があります。さらに、住んでいる人の健康被害につながることもあるため危険です。

 

防水機能が低下する

ベランダの床には防水処理が施されていますが、水たまりができた状態で長時間放置すると、防水の役割を持つ塗膜が分解反応を起こし、機能が低下してしまいます。防水機能の低下は、後述する住宅内への被害につながってしまうため、水たまりを放置してはいけません。

雨漏りしやすくなる

ベランダの水たまりを放置して防水機能が低下した状態が続くと、経年劣化の影響も加わり住宅内に水がしみ込みやすくなります。雨漏りというと屋根・天井から水が浸入するイメージが強いですが、ベランダ側の壁から水がしみていくのも雨漏りの1つです。

 

木材劣化・シロアリ発生

ベランダの水たまりによって雨漏りが起こると、住宅内の壁にシミができて見映えが悪くなります。また、壁の内部も湿気が多くなるため、腐朽菌が繁殖して木材が劣化するかもしれません。さらに、塗れた木材にシロアリが集まって住宅の基礎にダメージを与える可能性も高まります。

健康被害

雨漏りによって湿気が多くなると、カビも発生しやすくなります。カビが原因で起こる症状には個人差がありますが、くしゃみや鼻水といったアレルギーのようなもの、咳やめまい、頭痛など、生活に支障を来すものまでさまざまです。また、カビによって発生するマイコトキシンが、肝臓や腎臓に影響すると、健康被害は長期的なものになってしまいます。

 

 

ベランダに水たまりができないための対策は?

ベランダに水たまりが長く残る状態が続く場合も、ちょっとした対策で改善できるかもしれません。もし改善しないときには、専門業者への相談も検討しましょう。

 

こまめに掃除をする

ベランダの水はけがよくなるよう、こまめに掃除をしましょう。ベランダ床に異なる床材を敷くだけでなく、ベランダにものが多く置いてある場合も、水たまりができる原因になることがあります。ベランダに置くものは最小限に留めることも、水たまり対策の1つです。

 

ベランダ全体をきれいに保つことも大切ですが、特に排水機能を持つドレン周辺は定期的な掃除が必要です。ふたの上に落ち葉が積もっていたり、砂が溜まっていたりすると、ベランダ全体がきれいでも水たまりができる原因になります。

排水口カバーで詰まり対策をする

ドレンのふた部分に排水口カバーを使うのも、詰まり対策になります。市販の排水口は、ネット状やアルミ製といろいろな素材があり、サイズも複数から選べます。ドレンの大きさに合ったものを選んでカバーをしておくと、ゴミが溜まりにくく正しく排水されやすいでしょう。

 

業者に問題点をチェックしてもらう

ドレン周りをはじめベランダ全体がきれいに保たれている、日当たりなどに問題がないなど、自分でできる対策を試したり環境をチェックしたりしても水たまりができてしまう場合は、専門業者に相談するのがおすすめです。

 

ベランダの傾斜が足りない、防水機能が低下しているなど、ベランダ床に原因があっても、素人目にはわからない場合もあります。業者に見てもらえば、水たまりができてしまう原因はもちろん、どうしたら状況が改善するかも教えてもらえます。工事が必要な場合は、ベランダ以外の場所もチェックしてまとめて施工してもらうなどして、費用を抑えた対策も可能です。

 

 

水たまり対策に!ベランダ排水口の正しい掃除方法と頻度

 

自分で行うベランダの水たまり対策で最も有効なのは、ベランダの排水口(ドレン)をきれいに保つことでしょう。正しい掃除方法や、どれくらいの頻度でお手入れをするとよいかを解説します。

 

ベランダの排水口を掃除する頻度

「こまめに」といっても想定する頻度は人によって違いますが、ベランダの排水口は少なくとも2~3か月に一度はしっかり掃除するのがおすすめです。週に1回、月に1回と高頻度で行う必要はありませんが、半年、1年と放置すると詰まってしまい、水たまりができる原因になる可能性があります。

 

屋内とは違い、ベランダ掃除はつい忘れてしまいがちですが、スケジュール帳やスマホのリマインド機能などを活用し、忘れないようにしましょう。

 

ベランダ排水口の掃除手順

ベランダの水たまり対策として有効な排水口の掃除方法は、以下の通りです。

 

  1. ホウキなどを使って葉っぱや土、泥を取り除く
  2. 取り切れない汚れは、水をかける
  3. 汚れが浮き上がったらブラシなどでこする
  4. カビや苔などにはカビ取り剤を使う

 

排水口には葉っぱやホコリのようにすぐに取り除ける汚れやゴミだけでなく、苔やカビが発生したり、鳥の糞や油分が付着したりすることもあります。汚れ具合や汚れの種類によって最適な道具を使うことも、排水口をよい状態で保つためには重要です。

 

掃除の際の注意点

掃除の際には、ゴム手袋とマスクを装着します。また、排水口の周りにものがある場合は、違う場所に置くことも検討しましょう。どうしてもほかの場所に置けないものも、掃除の際は撤去しておくとしっかりと掃除ができます。

 

また、ベランダ掃除は晴れの日に行うとほこりや砂が舞って、近隣の住宅に迷惑になるかもしれません。曇りや小雨の日なら洗濯物を干す人も少なく、ほこりなどが舞いにくいのでおすすめです。

 

排水口には水を外に出すためのパイプがありますが、雑に扱うと破損する可能性があります。排水パイプの破損はベランダに水たまりができる原因にもなるので、丁寧な掃除も心がけましょう。

 

 

ベランダの水たまりは少しの工夫で対策可能!工事が必要かは業者にチェックしてもらおう

 

ベランダに水たまりができる原因はさまざまですが、そのままにしておくと雨漏りや白アリの発生など、住宅に深刻な被害を及ぼすこともあるため、自然乾燥や放置は厳禁です。水たまり対策にはドレン(排水口)の掃除が有効ですが、改善しない場合は業者に一度見てもらうと、根本的な原因を追及できます。

 

弊社でも、ベランダの水たまりトラブルの原因が何かを把握するためのチェックを承っております。どのような工事が必要か、その他の箇所は問題ないかなど、大切な住宅を丁寧に確認し、最適なご提案をいたしますので、お気軽にご相談ください。

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