ベランダ修理はどこに頼む?工事が必要な状況とともに解説
ベランダ修理はどこに頼む?工事が必要な状況とともに解説!!
長年住み続けた家は、さまざまな場所の修理やメンテナンスが必要になってきます。
外壁や屋根、内装に加え、修理が欠かせない場所の1つがベランダです。
今回は、ベランダ修理が必要なケースを紹介します。
修理をどこに頼むかについても解説していますので、ベランダの工事を検討中の方はぜひ参考にしてください。
■ベランダ修理はどこに頼む?修理ができる業者一覧■
ベランダ修理をどこに頼むかは、工事の内容によって変わってきます。
修理ができる業者は、大きく4つです。
・防水専門業者
防水専門業者は、屋根や外壁の防水工事を行う業者です。
床の防水やベランダの雨漏りなどを修理したい場合は、専門的な知識があり、実績も豊富な防水専門業者に依頼します。
・リフォーム業者
住宅のさまざまな箇所の改修を行うリフォーム業者でも、ベランダ修理が可能です。
修理内容によって、下請けの専門業者を利用するため、費用が高くつきやすいです。
しかし、ベランダ以外の修理やリフォームを検討している場合には、まとめて相談できます。
・ハウスメーカー
注文住宅の場合は、家を建てる際に依頼したハウスメーカーにベランダの修理をお願いすることもできます。
建築時に使用した素材や、家の構造をしっかり把握しているので、ベランダ修理も安心して任せられるでしょう。
ただし、リフォーム業者同様、工事を他の塗装会社や防水会社に依頼することも多く、費用が高くなる可能性があります。
・屋根・外壁専門業者
屋根や外壁の塗装を専門とする業者も、塗装関連のベランダ修理を請け負ってくれます。ベランダだけでなく、その他の部分の塗装も一気に行えるので、費用を抑えやすいのがメリットです。
■ベランダ修理が必要なのはどのようなとき?■
ベランダ修理と一言でいっても、その内容はさまざまです。
修理が必要なケースは、主に5つあります。
・床面のトラブル
床の色あせやひび割れが起こっている場合は、修理が必要です。
色あせは、床面のトップコートの劣化により起こり、これが進むとひびが入ったり床が割れたりします。
床面にひびが入ると、そこから水が入って雨漏りや床面の腐食なども起こりやすいため、深刻な状況になる前に、トップコートを塗り直しましょう。
・屋根のトラブル
雨風に晒されるベランダの屋根は、経年劣化だけでなく自然災害の被害も受けやすいです。
強風でベランダ屋根が飛散してしまうと、ベランダ床面に紫外線が直接当たったり、雨水が浸入したりして、ベランダ全体の劣化につながります。屋根のトラブルを改善するのも、ベランダ修理の内容の1つです。
・防水効果の薄れ
防水効果が薄れた床面の修理も、ベランダの工事として多く行われます。
ベランダ床面は防水加工を施しているケースが多いですが、防水効果が薄れると、床面のトラブルだけでなく屋内への雨漏りにもつながります。
・サビ
手すりなどの金属部分にサビが出た場合も、修理が必要です。
また、ベランダが鉄骨製の場合は、サビの浸食で金属が腐食し、ベランダが崩れ落ちる危険性もあるため、こちらも修理をしなければなりません。
・雑草
ベランダは屋外なのでさまざまなものが風で飛んできますが、雑草の種子が飛んできて、ベランダの床に根を張ることもあります。
防水層に達してしまうとさまざまなトラブルの原因になるので、ベランダに雑草が生えている場合も修理が必要になります。
■定期的なメンテナンスでベランダのトラブルを軽減!■
ベランダ修理をすればよい状態を取り戻せますが、場合によっては修理に多額の費用が発生することもあります。
また、ベランダのトラブルがすでにほかの場所にも影響している可能性もあるため、「何かあってから」の対処では遅いといえます。
ベランダのトラブルを軽減するには、定期的なメンテナンスが重要です。メンテナンスの必要性やタイミングなどを、確認しましょう。
メンテナンスはなぜ必要?
ベランダは屋外にあるので、紫外線や雨風にさらされて徐々に劣化したり、機能が低下したりします。
メンテナンスをしないで長期間放置すると、前述のように床面の防水機能が低下し、雨漏りや床面の強度の低下などが起こることもあります。
トラブルが起こってからの修繕は大規模となり、費用面での負担が大きくなるケースも多いです。
こまめなメンテナンスは費用を抑えながら、よりよい状態の住宅に住み続けるために欠かせません。
・メンテナンスのメリット
定期的なメンテナンスを行う最大のメリットは、前述の通り住宅をよりよい状態で保てる点です。
ベランダの不具合が他の箇所のトラブルを引き起こすと、家全体の劣化につながるため、早めのメンテナンスが求められます。
また、「何かあってから」の修理よりも費用負担が少ないのもメリットです。
ベランダと同時にほかの箇所もチェックしてもらえば、住宅が抱える問題を一気に解決できるでしょう。
・メンテナンスのタイミング
ベランダのメンテナンスのタイミングは、外壁塗装と同時に行うのがおすすめです。
外壁塗装に使用される塗料の耐用年数は、グレードや素材によって異なりますが、7~15年程度が目安です。
ベランダのメンテナンスもこれに合わせ、10年経つ前ぐらいに一度チェックしてもらうとよいでしょう。
メンテナンス時期を迎える前でも、床面のトップコートにひび割れや剥がれが見られるときや、強風などで屋根が壊れた場合などには、早急に業者に相談してください。
■ベランダ修理にかかる費用相場■
メンテナンスをしっかりと行っていても、思わぬトラブルで修理が必要になるケースはあります。
ベランダ修理を行う場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。
・床面工事
床面に必要な修理は、防水機能の復活を目的としたものです。防水工事は主に4種類で、それぞれの費用相場は以下の通りです。
- ウレタン防水:10㎡あたり40,000~90,000円
- FRP防水:10㎡あたり40,000~100,000円
- シート防水:10㎡あたり30,000~100,000円
- アスファルト防水:10㎡あたり60,000~100,000円
床面の状態やベランダの広さ、凹凸の度合いなどによっても、費用は異なります。
・屋根工事
屋根の張り替えは、破損した部分だけでなく全体で行うのが基本です。
屋根の面積や素材にもよりますが、古い屋根の撤去費用も含め、費用は5~20万円ほどかかります。
骨組みの修理が必要な場合や、屋根を一度すべて撤去して新設する場合の相場は、30~70万円ほどです。
・外壁工事
10㎡程度のベランダの外壁塗装の費用相場は、選ぶ塗料によっても異なりますが15~30万円ほどです。
外壁のほか、柱や手すり、軒天井、庇(ひさし)などの塗装費用も含まれます。部分的な補修の場合は、数万円ほどで済むこともあります。
■ベランダ修理は自分でできる?■
ベランダの状態によって、修理に多額の費用がかかるケースもあります。
どこに頼むか考えるなかで「自分で修理ができるのでは?」と考える人もいるでしょうが、やはり業者に依頼するのがおすすめです。
・自分でできる修理もゼロではない
修理が必要な場所や劣化の度合いによっては、自分で修理できる可能性もあります。
たとえば、床面の防水工事の場合、道具をそろえてシート防水やウレタン防水を自分で行う人もいます。
屋根も部分的な補修なら、状況によってはDIYで済ませられるかもしれません。
・おすすめは専門業者への依頼
自分で修理できるケースもゼロではありませんが、ベランダ修理は業者に依頼するのがよいといえます。
自分で行う場合、表面的な補修はできても、内部への侵食などはチェックできず、結果的に住宅全体のトラブルに発展することもあるからです。
また、ベランダは2階、3階といった高所にあるので、素人が行うと作業中に事故や怪我につながる可能性もあり危険です。
経験豊富な専門業者なら、安全かつ正確な作業で、ベランダ修理をしてくれます。
・よりよい業者選びのポイント
ベランダ修理は防水専門業者やリフォーム業者、ハウスメーカー、塗装業者などに依頼できますが、よりよい業者を選ぶには、以下の点に注目しましょう。
- 現地調査をしっかりしてくれる
- 施工実績が豊富
- 見積もりが明確で余計な勧誘をしてこない
- 保証が充実している
- クチコミがよい
現地調査に基づき、適切な修理をしてくれるかは非常に重要です。
また、実績が豊富な業者は施工のトラブルが少なく、その後の保証も充実しています。
見積もり内容も明確で、依頼主が希望しないオプションなどを強く勧めてこないのも、優良業者の特徴です。
さらに、実際に業者を利用した人のクチコミも、判断要素の1つになります。
近隣に複数の業者がある場合は、3社ほどに絞って相見積もりを取るのもおすすめです。
金額はもちろん、相見積もりを依頼した際の対応なども含めて判断できるので、納得の業者選びにつながります。
■ベランダ修理をどこに頼むか迷ったら、信頼できる業者に相談を!■
ベランダ修理をどこに頼むか迷った場合は、まずは近くの信頼できる業者に相談してみましょう。
適切な修理内容や費用を提示してくれるだけでなく、ベランダ以外にも補修が必要な箇所をチェックしてもらえます。
しかし、修理が必要になってからでは多額の費用がかかってしまうので、定期的なメンテナンスをするのがおすすめです。外壁とともにベランダもこまめにメンテナンスをして、出費を抑えながらよりよい状態を維持しましょう。
マルセイテックでも、ベランダ修理に関するさまざまなご相談を承っております。
ご相談・お見積りは無料です。
迷ったらぜひお気軽にお問い合わせください