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有機溶剤作業主任者の試験はテキスト見ながらの受験可能?難易度や合格率も解説

有機溶剤作業主任者の試験はテキスト見ながらの受験可能?難易度や合格率も解説

 

有機溶剤を取り扱う組織には、有機溶剤作業主任者を設置する義務があります。

試験を受けることになった場合、気になるのは難易度や合格率ではないでしょうか。

 

今回は、有機溶剤作業主任者の試験に関する情報をまとめました。「テキスト見ながら試験を受けてもいい?」「どんな勉強をすればよいのか」という疑問や悩みを抱えている人は、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

有機溶剤作業主任者とは

 

有機溶剤作業主任者は、有機溶剤を取り扱う際に作業方法を決めたり、指揮を取ったりする責任者に与えられる国家資格です。このほか、機器類の点検や保護具の使用、有機溶剤中毒防止措置が適切に行われているかなども、有機溶剤作業責任者が確認します。

 

そもそも有機溶剤とは、他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物の総称です。印刷や洗浄など、さまざまな作業に使用されるもので、建築業界では塗装に欠かせない塗料などに、有機溶剤が含まれています。

 

有機溶剤は、取り扱いを誤ると大きな事故やトラブルにつながる可能性があるものです。有機溶剤作業責任者は、現場や従業員の安全を守るための重要なポジションで、労働安全衛生法で設置が義務付けられています。

 

 

 

有機溶剤作業主任者の試験はテキスト見ながら受けられる?

 

後ほど詳しく解説しますが、有機溶剤作業主任者の資格取得には講習を受講し、試験に合格する必要があります。

国家資格のなかには、テキストを持ち込める試験も存在しますが、有機溶剤作業主任者の試験は、テキストを身ながらの受験はできません。

 

資格取得を検討している人のなかには、「テキスト見ながら受けられるかな」と考える人もいるかもしれませんが、有機溶剤作業主任者はテキストの持ち込みは不可なので覚えておきましょう。

 

 

有機溶剤作業主任者資格を取得する方法

 

「仕事で資格が必要になった」「業界に入る前に資格を取っておきたい」など、資格試験に挑む理由はさまざまです。

試験を受ける前には、有機溶剤作業主任者の資格取得の流れも知っておくとよいでしょう。

 

 

2日間の技能講習に参加する

 

有機溶剤作業主任者の資格を取得したい場合は、2日間の「有機溶剤作業主任者技能講習」に参加する必要があります。

講習は、地域の労働基準協会連合会などで受けられます。講習日程は地域によって異なり、平日に実施されるケースも少なくありません。試験を受けようと思ったら早めに確認するとよいでしょう。

 

講習時間は、9~17時くらいが目安です。修了試験を含めて全13時間の講習を2日間で行うため、スケジュールはタイトですが、1時間ごとの休憩や昼食休憩はあります。

 

 

2日目の最後に筆記試験を受ける

 

12時間の講習が終わると、2日目の最後に筆記による修了試験が実施されます。

合格すると、2週間前後で修了証が届きます。不合格だった場合は、試験の10日後くらいに、再試験の連絡がきます。

 

 

2日間の講習内容

 

2日間の有機溶剤作業主任者技能講習では、以下の内容を学びます。

 

  • 有機溶剤による健康障害及び予防処置に関する知識(4時間)
  • 衛生保護具に関する知識(2時間)
  • 作業環境の改善方法に関する知識(2時間)
  • 関係法令(2時間)

 

4つの内容に関する講習を計12時間受けたのちに、1時間の試験が実施されます。

 

 

試験の内容・合格条件

 

筆記試験とありますが、回答は〇×形式です。前述の4つの科目について、それぞれ10個ずつ問題が提示され、計40問を制限時間内に解きます。

 

合格条件は、全体の6割以上の正解です。しかし、6割以上正解していても、1つでも4割に満たない科目がある場合は、不合格となってしまいます。得意な科目に集中して合格点を狙うと合格できない可能性があるので、習った内容をまんべんなく復習する必要があります。

 

 

受験資格や費用は?

 

有機溶剤作業主任者技能講習を受けられるのは、満18歳以上の人です。年齢制限をクリアしていれば、誰でも講習に参加できます。

 

講習と試験にかかる費用は地域によってことなりますが、10,000〜15,000円くらいが一般的です。たとえば公益社団法人東京労働基準協会連合会の場合、受講料が12,600円、テキスト代が1,980円で、14,580円となっています。

 

 

 

有機溶剤作業主任者資格の難易度と合格率

 

資格取得に興味がある、講習や試験を受けなければならないという人は、試験の難易度や合格率も気になるところでしょう。

有機溶剤作業主任者技能講習で行われる修了試験のレベルは、どれくらいなのでしょうか。

 

 

有機溶剤作業主任者の難易度

 

「国家資格」「テキスト見ながらできない」と聞くと「合格できるだろうか」と不安になるかもしれませんが、有機溶剤作業主任者試験の難易度は非常に高いわけではありません。講習の内容をしっかり聞いていれば合格できるレベルに設定されており、実際に資格を取得した人からも「簡単だった」という声が多く挙がっています。

 

前述の通り、試験は問題の内容について「〇」か「×」かを選んでいくだけで、考えて記述をする、複雑な計算をするといった内容ではありません。講習中は最終試験のことばかり考えず、集中して話を聞くことを意識しましょう。

 

 

有機溶剤作業主任者の合格率

 

有機溶剤作業主任者資格を認定する厚生労働省からは、試験の合格率に関する公式な発表はされていません。

しかし、さまざまな資格ガイドを見てみると、合格率は95%と掲載しているケースが多いです。

 

有機溶剤作業主任者は国家資格の1つですが、「免許」ではないので、主催側も「できるだけ取得して欲しい」という意図があります。よって、試験内容も遅刻や早退、欠席をしたり、講習中に居眠りをしたり、試験を白紙で提出したりといったことがなければ合格できる内容になっています。

 

また、万一不合格になってしまった場合も再試験を実施してくれるので、しっかりと内容を復習してもう一度挑戦すれば合格できる可能性が高いでしょう。

 

 

 

有機溶剤作業主任者資格取得のための勉強ポイント

 

有機溶剤作業主任者の試験は比較的易しい試験ですが、せっかく講習を受講するなら一発合格を目指したいところです。最後に、合格に向けた勉強のポイントを紹介します。

 

 

講習内容をよく聞いてマーカーを引く

 

修了試験は講習内容をもとに作成しているので、講師の話をよく聞くのは必須です。

重要なところはテキストにマーカーを引いたりメモをしたりして、復習しやすいようにしておきましょう。

 

講師によっては、試験に出やすいポイントを非常にわかりやすく提示してくれることもあるので、居眠りなどをせず集中して講習に参加するのが、合格へのいちばんの近道です。

 

 

自宅で復習をする

 

試験は2日目の講習が終わってすぐに実施されるので、1日目の講習内容はその日の夜に自宅で復習をしましょう。

朝から夕方までの講習のあとにさらに勉強をするのは大変ですが、講義をしっかりと聞いていればポイントを押さえて短時間で復習できます。重要事項のみをまとめるなどすると効果的な復習になりますし、翌日の試験前の要点チェックにも活用できます。

 

 

2日目は休憩時間も活用する

 

2日目の講習内容は、休憩時間を使って復習します。こちらも1日目と同様に、マーカーでチェックしたポイントを中心に見直しをすれば、テキスト全体を見直す必要がありません。昼休憩には午前中の講習内容と併せて、1日目の内容も復習するとよいでしょう。

 

 

 

有機溶剤作業主任者の試験はテキスト見ながら受験できない!講習内容をよく聞いて合格を目指そう

 

有機溶剤作業主任者は、有機溶剤を取り扱う現場に欠かせない重要なポジションです。資格を取得するには2日間の講習に参加し、修了試験に合格する必要があります。テキストを見ながらの受験はできないので、講習内容をよく聞き、ポイントを把握して短時間で復習できるようにしましょう。

 

外壁塗装などさまざまな施工を行う弊社も、有機溶剤作業主任者資格を保有するスタッフの指示のもと、安全な作業を心がけています。住宅に関するお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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