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エアコンのスリーブは後からつけてもよい?メリット・デメリットから解説

エアコンのスリーブは後からつけてもよい?メリット・デメリットから解説

 

エアコンの設置工事の際には、壁に穴を開けたりエアコンを取り付けたりするといった作業に加え、スリーブの取り付けも必要です。

スリーブとは何か、後からつけてもよいのかなど、さまざまな疑問を抱く人もいるのではないでしょうか。

 

今回は、エアコンのスリーブを後からつけるメリット・デメリットを解説します。

また、スリーブの必要性や注意点などの情報もまとめていますので、エアコンに関する疑問解消に役立てば幸いです。

 

 

エアコンのスリーブとは

 

エアコンを設置する場合、配管・配線のために壁に穴を開けます。この穴を保護するために穴の部分に取り付けるのが、スリーブです。

ちなみに、「スリーブ」は衣服の袖を意味する単語ですが、エアコンの場合は「筒」という意味で使用されます。

このほか、シーンによって箱や袋といった意味として「スリーブ」という言葉が使われることもあるようです。

 

 

エアコンのスリーブの必要性

 

エアコンのスリーブ取り付けは、設置工事の際に欠かせない工程の1つです。

スリーブがどういったものか知らない人は、必要な理由も同時に知っておくとよいでしょう。

 

 

スリーブはなぜ必要?

 

穴を開けた部分は、壁の内部がむき出しになってしまいます。

スリーブは、壁の内部を保護するために取り付けるものです。エアコンから出る冷風や温風で、室内を効率よく適温にするためにも、スリーブは重要な役割を果たします。

 

 

スリーブがないとどうなる?

 

スリーブがないと、壁に空いた穴から虫や小動物が侵入する恐れがあります。

また、隙間風が室内に入り込む、エアコンの背面が結露しやすくなる、むき出しになった断熱材や柱の劣化が早くなるなど、デメリットが多いです。

 

室内を快適に保つはずのエアコンがカビの原因になったり、温度を保ちにくくしたりするのは避けたいところ。

スリーブは、エアコンが適切な役割を果たすために、必要不可欠だといえるでしょう。

 

 

エアコンのスリーブを後からつけるメリットとデメリット

 

エアコンそのものは建物が完成してから設置しますが、スリーブは建築中の取り付けも可能です。

もちろん、後からつけることもできますが、スリーブを後からつけるメリット・デメリットは何なのでしょうか。

 

 

■後からつけるメリット

 

エアコンのスリーブを後からつけるメリットは、室内機のなかに配管をきれいに隠せることです。

また、エアコンの設置場所が限定されないので、家具を配置したあとにエアコンをどこに取り付けるかを検討できるのも、メリットだといえます。

 

■後からつけるデメリット

 

スリーブを後からつけると、エアコンの設置場所によっては柱や桟、筋交いに当たってしまう可能性があります。

住宅の基礎となる重要な部分を切るトラブルに発展すれば、大きなデメリットになってしまいます。

 

 

 

エアコンのスリーブは先につけたほうがよい?

 

新築住宅にエアコンを設置する場合は、スリーブを先につけておくこともできます。

先につければ後からつけたときに生じるデメリットを防げるので、基礎部分に傷がつくことはありません。

建物が完成したあとのエアコン設置もスムーズです。

 

しかし、先にスリーブをつけてしまうと、エアコンの設置場所が限定されてしまいます。

設置できるエアコンの大きさ(幅や高さ)も制限されるので、取り付けたいエアコンも事前に決めておく必要があります。

 

後からつける場合だけでなく、先につけるときにもメリット・デメリットはあるので、重視したいポイントによってスリーブを取り付けるタイミングを決めるとよいでしょう。

 

 

エアコンのスリーブを後からつける際の注意点

 

エアコンのスリーブを後からつける場合は、注意したいポイントがあります。

事前に確認しておきたい2点について、解説します。

 

 

■適切な設置場所かを確認する

 

家具の配置などによってエアコンの設置場所を決めたい場合は、基礎部分にも配慮しましょう。

適当に穴を空ける位置を決めてしまうと、デメリットで挙げた通り基礎を傷つけることにもなりかねません。

穴を空けたあとでは完全に元通りに直すことはできないので、穴開け工事をしても問題ない部分かは、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

 

 

■賃貸は穴開け工事の許可を取る

 

賃貸物件にエアコンを取り付けたい場合は、必ず大家さんに工事の許可を取ってから行います。

「自分でお金を払ってエアコンを買うのだから、問題ないだろう」と思うかもしれませんが、賃貸物件は退去時の原状回復が入居条件に含まれています。よって、勝手に壁に穴を開けてしまうと多額の修繕費用を請求される可能性もあります。

 

トラブルを回避するためにも、エアコンを設置したいこと工事実施の許可、穴を空けてもよい部分やエアコンの設置場所などを、事前に必ず確認してください。

 

 

 

エアコンのスリーブは自分でつけられる?業者に依頼するべき?

 

DIYが好きな人は、エアコンのスリーブをつける作業を「自分でやってみたい」と思うかもしれません。

結論からいうと、自分で壁に穴を空けてスリーブを取り付けるのは可能です。自分でつけた場合と業者に依頼した場合の、それぞれのメリット・デメリットを確認しましょう。

 

 

■自分でつけるメリット・デメリット

 

自分でスリーブを取り付けるメリットは、思い立ったタイミングで作業できる点でしょう。

穴あけ用の道具を持っている場合は、費用を抑えた工事も実現できます。

 

ただし、道具がない場合は道具をそろえるところからはじめなければいけません。

穴あけ用のドリルからスリーブ、コーキング材、化粧カバー、パテといった細かな道具・材料までそろえると、かかる費用は数万円。高い場合は10万ほどになります。

 

自分でつけても思ったより費用の節約にならないのはデメリットですし、さらに仕上がりも業者のようなプロが行うようにきれいにならない可能性もあります。お金をかけて挑戦し、失敗すれば、結局業者に依頼することになり、費用がさらにかさむので注意しましょう。

 

 

■業者に依頼するメリット・デメリット

 

業者に依頼する場合は、エアコン設置工事として穴あけからスリーブの取り付け、エアコン設置までをまとめて引き受けてくれるケースも多いです。この場合の費用相場は、10,000~25,000円ほどです。

 

工事費用はエアコンの大きさによっても異なりますが、穴あけや室外機の設置などをすべてお任せできて、自分で作業するよりも安価なのは、メリットだといえます。ちなみに、穴をあけてスリーブを取り付けるだけなら、数千円から依頼可能です。

 

また、業者は作業に慣れているので失敗がなく、きれいに仕上げてくれます。

穴を空ける場所に迷ったら、適切な場所を提案してくれることもあるでしょう。

 

自分でスリーブをつける場合と比べて大きなデメリットはありませんが、業者が繁忙期を迎えると、希望の日時に工事してもらえない可能性があるのは不便です。エアコンの取り付けに際して穴あけ工事やスリーブの取り付けが必要な場合は、早めに業者を探して日程を抑えておくことをおすすめします。

 

 

 

エアコンのスリーブは後からでもOK!迷ったら業者に相談を

 

エアコンのスリーブは、壁に空けた穴を保護して壁内部のトラブルを防止し、室内の快適さを保つための重要な役割を果たします。

新築住宅の場合、スリーブは建築中に取り付けることもできますが、後からつけても問題はありません。

 

スリーブの取り付けは、自分で行うよりも信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。弊社でも、エアコンのスリーブを後から取り付ける工事を承っておりますので、迷ったらお気軽にご相談ください。

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