日本ペイントの屋根塗料の耐用年数はどれくらい?グレード別に紹介
日本ペイントの屋根塗料の耐用年数はどれくらい?グレード別に紹介
外壁や屋根の塗装は、塗料選びも重要です。
さまざまなメーカーが塗料を販売していますが、屋根塗料の人気メーカーの1つが、日本ペイントです。
今回は、日本ペイントの屋根塗料の耐用年数について解説します。
塗料の特徴やどのような塗料を販売しているかに加え、屋根をよりよい状態で保つポイントにも触れているので、参考にしてみてください。
日本ペイントの屋根塗料の特徴
まずは、日本ペイントの屋根塗料の特徴を見てみましょう。多くの人に選ばれる理由は、次の3点です。
■好みの塗料を選びやすい
後述する通り、日本ペイントの屋根塗料はグレード別にさまざまな商品が展開されています。
価格や耐用年数、色など、こだわり条件に合ったものを選びやすいので、「日本ペイントの塗料から選ぼう」と思う人も多いようです。
■遮熱力が高い
屋根塗料に限らず、日本ペイントの塗料は遮熱力に優れています。
特に「サーモアイ」シリーズは遮熱力がトップレベルの塗料で、快適な家づくりを実現したいというニーズを満たす人気商品の1つです。
■最新技術の塗料も注目を浴びている
塗料の主成分に含まれる酸化チタンが紫外線を浴びると、ラジカルという物質が発生し、塗料の劣化を進めてしまいます。
日本ペイントは、このラジカルを制御する「パーフェクトトップ」シリーズを開発し、2012年より販売中です。
外壁塗料はもちろん、屋根塗料にもラジカル制御という最新技術を用いた商品があります。
「パーフェクトトップ」シリーズは、低コストで外壁や屋根の美しさを長く保てる塗料として、注目を浴びています。
日本ペイントの屋根塗料をグレード別に紹介!
日本ペイントの屋根塗料には、さまざまな種類があります。
塗料は原材料によって7つのグレードにわけられ、それぞれ耐用年数や単価が異なります。
ここからは、日本ペイントの屋根塗料をグレード別に紹介します。
■アクリル
アクリル塗料は、最も安価なものです。安価に塗装できますが、耐用年数が5~7年と短く汚れもつきやすいため、外壁や屋根の塗装に使用されるケースは減っています。
日本ペイントのアクリル屋根塗料には、以下のようなものがあります。いずれもベースに塗る1液です。
・パーフェクトクーラーサーフ
・サーモアイヤネガード
・ACトタンペイントⅡ
■ウレタン
ウレタンは、耐用年数が8~10年の塗料です。屋根や外壁の塗装に使用されるケースは、あまり多くはないといえます。
日本ペイントの屋根塗料は、2液として以下の2種類が販売されています。
・サーモアイUV
・ファインルーフU
■シリコン
シリコンは、メジャーな塗料の1つです。耐用年数は10~13年程度と長く、価格も非常に高いわけではないので、バランス型として人気を集めています。
塗料の種類やバリエーションも豊富で、防カビ、遮熱機能といった機能性にも優れているのが特徴です。
日本ペイントの屋根塗料には、以下のようなものがあります。
・サーモアイSi
・水性シリコンベストⅡ
・ファインシリコンベスト
・ファインルーフSi
・シリコンルーフⅡ
■ラジカル制御型
ラジカル制御型は、シリコンと同じ価格帯でありながら、より長い耐用年数を実現している塗料です。
前述の通り、最新技術によってできあがった比較的新しいグレードの塗料で、劣化を遅らせ汚れにも強いことから、高い人気があります。日本ペイントからは、以下のものが出ています。
・ファインパーフェクトベスト
・パーフェクトクーラーベスト
・ファインパーフェクトルーフ
■フッ素
フッ素塗料は、耐用年数が15~20年と非常にながめで、メンテナンスの手間があまりかからないのが特徴です。
価格は高いものの塗り替えの頻度を下げることができるのが魅力ですが、外壁塗料は一般的な戸建てよりも、ビルのような大きい建物に使用されることが多いといえます。日本ペイントでは、フッ素の屋根塗料として次のような商品を展開しています。
・サーモアイ4F
・サーモアイDF
・ファイン4Fベスト
・ファインDFベスト
・デュフロン4Fルーフ
■無機系
無機塗料は最も耐用年数の長いグレードですが、価格はアクリルの3倍ほどするので、屋根の塗装に選ぶ人はあまり多くありません。
日本ペイントの無機系屋根塗料は、ファインパーフェクトセラミックベストです。
カビや藻の繁殖を防ぐ、セルフクリーニングするといったより高い機能を持った製品もあります。
日本ペイントの屋根塗料の耐用年数は?
日本ペイントに限らず、屋根塗料の耐用年数はグレードによって異なります。一般的な耐用年数は、次の通りです。
・アクリル塗料:5~7年
・ウレタン塗料:8~10年
・シリコン塗料:10~13年
・ラジカル制御型塗料:12~15年
・フッ素塗料:15~20年
・無機系塗料:20年~
塗料の価格に比例して、耐用年数も長くなる傾向にあります。安価な塗料は1回1回の塗装費用を抑えられますが、塗り直しの頻度が高くなるため、長い目で見るとコストがかかります。
反対に、耐用年数の長い塗料を選べば1度に払う費用は高くなりますが、次のメンテナンスまでの期間が長くなるので、負担や塗装依頼の手間を極力抑えられるでしょう。
屋根塗装を長持ちさせるポイント
屋根の塗装は選ぶ塗料によっても持ちが違いますが、できるだけ長持ちさせるための工夫も大切です。
最後に、屋根塗装をよりよい状態で、長く保つためのポイントを解説します。
■適切な塗料を選ぶ
屋根は紫外線や雨水を直に浴びるので、どうしても劣化しやすいです。
屋根に合った塗料を選ぶと、塗装がきれいに長持ちしやすいといえます。
おすすめは、シリコン塗料やフッ素塗料です。
また、日本ペイントのラジカル制御型塗料も、外壁はもちろん屋根塗装にも適しています。
遮熱力の高い塗料は、屋内の温度上昇を抑え電気代の節約に貢献しますが、耐久性が落ちるものもあるため注意が必要です。
■定期的に塗り替えをする
屋根塗料の耐用年数は、グレードによって異なります。
耐用年数を過ぎてもメンテナンスをしないと、屋根そのものが劣化してしまい、雨漏りなどの深刻なトラブルの原因になるため危険です。
定期的な塗り替えは、耐用年数を迎える前に実施しましょう。
シリコン塗料なら10年、フッ素塗料なら15年を目安に業者に状態をチェックしてもらうと、塗り替えのタイミングを提案してもらえます。
耐用年数は、屋根の状態や気候条件などによっても変わってくるので、最初の塗装時に目安を聞いておくことも大切です。
■塗装は専門業者に依頼する
DIYが得意な人は、「自分で屋根塗装ができるのでは」と考えるかもしれませんが、専門業者に依頼するのがおすすめです。
屋根は高所で不安定なので、素人が作業をするのは危険です。
また、うまく塗装できなかった場合は屋根のトラブルの原因になることもありますし、結局業者に塗り直しを依頼すると、よりコストがかかります。
信頼できる塗装業者に依頼すれば、最適な塗料の提案から、安全な施工、美しい仕上がりまでを安心して任せられます。
屋根は仕上がりをチェックしにくい部分なので、「しっかり塗装してくれているか」と不安になるかもしれませんが、写真や動画で仕上がりを見せてくれるなど、依頼主の安心感につながるサービスを提供する業者も増えています。
日本ペイントの屋根塗料の耐用年数はグレードによって異なる!迷ったら業者に相談を
日本ペイントは外壁塗料だけでなく、さまざまな屋根塗料も展開しており、一般的な住宅の屋根塗装におすすめのシリコン塗料やフッ素塗料、そして日本ペイントが開発したラジカル制御型塗料のラインナップは、特に多いです。
耐用年数はグレードごとに異なりますが価格に比例しており、安価な塗料はこまめな塗り直しが必要になります。
専門業者は施工はもちろん、屋根塗装に最適な塗料を提案してくれますし、依頼主が安心して任せられるサービスも充実しています。弊社も屋根塗装に関するご相談にお答えし、お客様のご要望に幅広く対応いたしますので、些細な疑問もお気軽にお問い合わせください。