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海沿い地域は車の寿命も短い?原因と長く使い続けるためにできる対策を紹介

海沿い地域は車の寿命も短い?原因と長く使い続けるためにできる対策を紹介

 

「潮風」による被害はさまざまですが、車の寿命にも影響する可能性があります。

海沿いの地域で車を使用し続けると、どうなるのでしょうか。

 

今回は、海沿い地域の車に影響を及ぼす塩害とは何か、さらに車の寿命や塩害対策などについて解説します。

 

 

 

 

海沿いで注意したい「塩害」とは

海沿いに吹く「潮風」による影響は「塩害」と呼ばれます。

まずは、塩害とは何か、その原因を見てみましょう。

 

 

塩害とは

塩害とは、塩により建物や作物などに及ぶ被害です。

塩分は吸湿性が高いため、大気中の水分を集めます。

建物や作物についた塩も水分を吸収するので、金属を錆びさせたり腐食が進んだり、作物が枯れたりします。

 

建物、作物以外にも金属を使用する電線や車なども、塩害の被害を受ける可能性があります。

 

 

車の塩害の原因は大きく3つ

「塩害=海からの潮風」という印象もありますが、車に影響を及ぼす塩害の原因はほかにもあります。

以下は、潮風を含む3つの原因です。

 

  • 潮風
  • 融雪剤 
  • 台風

 

海からの風は塩分濃度が高いため、風を受けると塩害が起こります。

潮風が吹く地域で長く車を使用すると、塩害を受けやすいです。

国土交通省では塩害が起こりやすい地域を「塩害地域」に指定しており、その範囲は海から500m~7,000mです。

7kmも離れた場所でも潮風が届き、塩害が起こる可能性があります。

 

潮風以外に塩害を起こすものの1つが、融雪剤です。

雪を溶かすために道路などに撒く融雪剤は、塩化ナトリウムや塩化カルシウムを主成分としており、これが溶けると塩分濃度の高い水になります。

融雪剤をまいた道路を走っても、車は塩害を受けやすくなるため注意が必要です。

台風による塩害の被害は海沿いだけでなく、内陸部にまで及びます。

台風で降る雨自体に塩分は含まれませんが、台風の風によって海水内の微粒が飛散することがあります。

微粒は遠くまで飛んでいくので、風が強ければ強いほど、海から離れた内陸部にも塩害のリスクを与えます。

 

台風通過後に、内陸部でも車体や窓が塩で白くなるといった事例は少なくなく、過去にニュースでも多く取り上げられています。

 

 

 

 

海沿い地域で起こり得る、車への影響

海から離れていても、融雪剤や台風が塩害を引き起こす可能性はありますが、常に潮風を受ける海沿い地域は、より車の被害が心配です。海沿い地域では、次のような車への影響に注意しましょう。

 

  • 錆びによる部品の欠陥
  • 故障
  • 車の価値が下がる

 

 

錆びによる部品の欠陥

潮風は車全体にダメージを与える可能性があります。

特に、車の下回り(底、裏側)やタイヤ付近の金属部分は塗装されていないので、部品が錆びやすいです。

錆びが進行すると金属に穴が開くなどして、重要な部品に欠陥が出ることもあります。

 

 

故障

車の下回りなどは雨が降っても雨水がかかることが少なく、洗車をする場合も洗い流すのが難しい部分です。

よって塩分が長期間付着し続け、前述のような錆びや部品の欠陥を起こしやすくなります。

被害に気づかず放置すると、車が故障することもあります。状態によっては重大な事故につながる恐れもあり、非常に危険です。

 

 

車の価値が下がる

下回りと比べると、塗装されていて洗い流しやすいボディは塩害を受けにくいですが、長く使用していると擦れや小さな傷ができることもあります。

そこから金属部分に塩分が入り込み、ボディが錆びるケースも少なくありません。

 

錆びや劣化、欠陥などにより、車の価値を下げてしまうのも、塩害の影響の1つです。

車種や年式、走行距離などが同じでも、塩害を受けた車とそうでない車は、市場価値が大きく変わります。

今乗っている車を少しでも高く売りたい人にとっては、査定額が下がるのは潮風による大きな被害だといえるでしょう。

 

 

 

 

海沿いで車を使い続けた場合の寿命は?

車に塩は大敵ですが、海沿いで車を使い続けると、車の寿命はどうなるのでしょうか。

乗り換えの目安とともに解説します。

 

 

車の寿命は短くなりやすい

海沿い以外の地域と比べると、海沿いで乗り続けた車の寿命は短くなりやすいといえます。

塩害の影響が大きいほど寿命は短くなりますが、海沿い地域に住んでいる人は潮風を避けられませんし、簡単に引っ越しができるわけでもありません。

よって、車の寿命を少しでも延ばすためには、被害を最小限に抑えるための対策が必要です。

 

 

海沿いで使用する車の乗り換え目安

海沿い以外で乗っていて故障などのない車も、コスパを重視するなら7年目の車検の前が乗り換えの目安だといわれています。

潮風による被害をどれだけ受けたかによって寿命は変わりますが、海沿い地域ではこれよりさらに早い段階で、乗り換えが必要になるケースが多いです。

 

使用年数が浅くても、2年に1度の車検のタイミングで車の状態を都度細かく把握し、寿命ギリギリの危険な状態、価値が大きく下がった状態になる前に乗り換えを検討しましょう。

 

 

 

 

海沿いで安全に車に乗り続けるための対策

海沿いで少しでも車の寿命を延ばすためには、正しい対策が求められます。車のトラブルや事故を防止し、安全に乗るためにできる対策は以下の通りです。

 

  • カーコーティング
  • こまめな洗車
  • 走行後の水分拭き取り

 

 

カーコーティング

カーコーティングは、車に水分や汚れがつきにくいように施すコーティングです。

ボディはもちろん、下回りにもできる加工なので、大切な部品が塩害で錆びたり劣化したりするのも防げます。

 

 

こまめな洗車

車に付着した塩を洗車で洗い流せば、錆びや腐食の確率を下げられます。

下回りまでしっかり洗うのがポイントですので、ガソリンスタンドなどの洗車機を使う場合も、下回りを洗える機械を選びましょう。

 

頻度を高めて洗うことも重要です。

頻繁に大がかりな洗車ができない場合は、塗れたふきんや雑巾で車体を拭く、水洗いするだけでも深刻な劣化を防止できます。

 

 

走行後の水分拭き取り

海沿いや融雪剤の撒かれている道などを走行したあとには、車体に塩が付着している可能性が高いです。

早めに水分を拭き取ると、塩害を受けにくくなります。

 

車体だけでなく、タイヤのホイールなどの細かい部分まで丁寧に拭きます。

特にスチール製のホイールを使用している場合は、錆びが発生しやすいので拭き忘れないようにしましょう。

 

 

 

 

カーコーティングは自分でできる?方法や費用の目安

カーコーティングは大がかりで業者にしかできないイメージを持つ人もいるかもしれませんが、自分で行うこともできます。

自分でコーティングするメリットは、費用を抑えて車を守れることです。

 

車のサイズやコーティングの種類にもよりますが、業者に依頼する場合の相場は安価なもので1万円程度、高いものだと20万円ほどします。

自分で行うと、数千円~2万円程度で済むので、コストを抑えてコーティングしたい人にはおすすめです。

 

自分でコーティングをする際の手順は、次の通りです。

 

  1. 下地処理
  2. コーティング剤を塗る
  3. コーティング剤を拭き取る
  4. 被膜を乾燥させる

 

下地処理は、コーティングの効果をより高めるための作業です。

洗車はもちろん、パネルの隙間やエンブレムの周りなどの黒ずみを落とす、塗装面に付着した鉄粉や油膜、水垢などを除去する、脱脂などをします。

 

車の状態によってはボディ研磨なども必要ですが、新車だと短縮できる作業もあります。

下地処理が終わったらコーティング剤を塗り定着させ、余分なコーティング剤を落としたら被膜を乾燥させ、硬化しましょう。

 

 

 

迷ったら業者に依頼するのもおすすめ

カーコーティングの手順は大きく4つですが、下地処理はやることが多く大変ですし、車体が大きい車はコーティング作業にも時間がかかります。

下地処理を含め、コーティングに必要な作業は6~8時間程度で、その後乾燥させるのに24時間ほど水気に触れないようにしなければなりません。

 

また、車は決して安価なものではないので、コーティングに失敗すると出費がかさんでしまう場合もあります。

手間やリスクを軽減したい場合は、専門業者に依頼するのも1つの方法です。

 

業者でのコーティングは自分でやるよりも費用はかかりますが、きれいに仕上げてくれますし、効果も長持ちします。

塩害が深刻な海沿い地域は、車を購入するタイミングでまずコーティングをすると、車の寿命を長く保てるでしょう。

 

 

 

 

海沿いでの車の使用は劣化や寿命に注意!安全のための対策を

海沿いで使用する車は、それ以外の地域で乗るのと比べて寿命が短くなりやすいといえます。

潮風による塩害は、錆びや腐食などを引き起こし、事故につながる可能性もあるため危険です。

 

海沿いでもできるだけ長い寿命で車を使いたい場合は、カーコーティングもおすすめです。

カーコーティングは業者に依頼すると、よりよい仕上がりになります。

 

安全かつ長く乗るための対策を行い、潮風から車を守りましょう。

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