家の外壁が劣化してきた?自分で修理する方法や注意点を解説!
家の外壁が劣化してきた?自分で修理する方法や注意点を解説!
家の外壁は、長年住んでいると徐々に劣化してきます。ひび割れや部分的な塗装の剥がれなど、さまざまなトラブルが発生する可能性があるでしょう。
そんなとき、自分で外壁を修理する方法を理解しておけば、綺麗に補修できるかもしれません。
今回は家の外壁が劣化したときに使える、自分で修理する方法や注意点について解説していきます。
■家の外壁を自分で修理する方法■
劣化した自宅の外壁を自分で修理する場合、どのような方法があるのでしょうか。主な方法としては、セメント粉やコーキング材を利用する方法があります。
具体的に、家の外壁を自分で修理する方法について、詳しく解説しましょう。
セメント粉を使って修理する方法
家の外壁にモルタルやコンクリートが利用されているなら、セメント粉を使えば綺麗に補修できる可能性があります。セメント粉にもいくつか種類があり「チョーク式の補修スティック」や「スプレータイプ」などが多いです。
補修する箇所が少ないなら「スティックタイプ」、補修する箇所が広いなら「スプレータイプ」を利用すれば、無駄なく綺麗に補修できます。
スティックタイプで家の外壁を補修するなら、下記の通りです。
- 水でひび割れ部分を湿らせる
- 強く直角方向にセメント粉を塗り込む
- 15~30分程度は乾燥させる
- セメントが溢れている部分はブラシで落とす
スプレータイプで家の外壁を補修するなら、下記の通りです。
- 作業を始める前に、飛び散り防止の養生を行う
- 水でひび割れ部分を湿らせる
- 補修したい箇所にスプレーを吹きかける
- 水を霧吹きで吹きかける
- 乾燥させれば完成
どちらもセメント粉が固まるまで時間がかかります。大体15時間程度でセメント粉が固まるので、それまで不用意に触らないようにしましょう。
コーキング材を使って修理する方法
0.3mm以下のひび割れなら、コーキング材を使えば補修できる可能性があります。コーキング材を使って家の外壁を修理する方法は、下記の通りです。
- コーキングガンにコーキング材を装着
- ひび割れ部分に塗布する
- 補修部分からはみ出たコーキング材をヘラで均す
- 1日程度で乾燥させれば完成
うまくひび割れ部分だけを補修するために、事前に養生テープを用意してください。必要ない部分にコーキング材が付着しないよう、綺麗に養生しましょう。
■家の外壁修理を自分で行うメリット・デメリット■
家の外壁が劣化した場合、自分で修理を行う人もいるでしょう。実際に、自分で家の外壁修理を行えば、業者への依頼料がかからないといったメリットがあります。
具体的に、家の外壁修理を自分で行うメリット、デメリットはどんなことが挙げられるのか、詳しく解説しましょう。
家の外壁修理を自分で行うメリット
まずDIYで外壁修理するメリットとして、業者への依頼料がかかりません。必要な費用は、コーキング材や養生テープなど、作業を行う準備物の購入費用のみです。
比較的、修理費用を安く抑えられるので、お得に家の外壁修理を行いたい人におすすめと言えるでしょう。
また、自分で外壁修理する場合は、業者に依頼するよりも細かい部分の調整が可能です。特定の場所だけ色を変えたい、個性がある外壁したいなど、自分好みのアレンジができます。
こだわりをもった家の外壁修理をしたい人には、DIYでの補修がおすすめです。
家の外壁修理を自分で行うデメリット
外壁修理を自分で行うデメリットとして、道具の準備や作業を個人で行う手間がかかります。面倒な作業が求められるため、途中でリタイアしてしまう人もいるかもしれません。
また、自分で外壁修理する場合、思っていた通りの補修ができない可能性があります。外壁修理には専門技術が必要になるため、失敗するリスクがあると認識しておきましょう。
■家の外壁修理を自分で行うときに必要な道具■
家の外壁修理を自分で行うなら、事前に用意しておくべき道具がいくつかあります。外壁修理の方法によって、必要な道具の種類は異なりますが、主に下記の道具を用意しないといけません。
道具 |
用途 |
シーリング材 |
外壁の充填剤 |
コーキングガン |
シーリング材を充填する際に使用する道具 |
下塗り材 |
下塗りを行うときに使用する |
塗料 |
上塗りを行うときに使用する |
養生テープ |
養生するために必要な粘着テープ |
ハケ |
塗料や充填剤を伸ばすときに使用する |
ローラー |
塗料を伸ばすときに使用する |
セメントスプレー |
ひび割れを補修するときに使用する |
セメント粉スティック |
ひび割れを補修するときに使用する |
家の外壁修理を自分で行うなら、状況に応じて必要な道具を購入しましょう。
■自分で外壁修理できる補修の種類■
家の外壁は、経年劣化によって状態が悪化します。劣化の状態によっては、自分で外壁修理できるケースがあるでしょう。
ただし、自分で外壁修理できる補修の種類は限られており、大掛かりな補修が必要なときは業者に依頼する必要があります。
自分で外壁修理できる補修の種類としては、下記の通りです。
- ひび割れ
- 部分的な剥がれ
具体的に、自分で外壁修理できる補修の種類とは、どのようなものなのか詳しく解説します。
ひび割れ
家の外壁や下地がひび割れているときは、自分で外壁修理できるケースがあります。軽いひび割れであれば、コーキング材を駆使すれば、綺麗な外壁の状態に補修できるでしょう。
ただし、下地まで深くひび割れていたり、ひび割れ範囲が広かったりするときは、業者に依頼したほうが懸命です。ひび割れは放置するほど、状態が悪化する恐れがあるので、早めに対処しましょう。
部分的な剥がれ
外壁の塗装が剥がれているときは、自分で補修すれば改善できるケースがあります。軽い塗装の剥がれなら、塗料やローラーを駆使すれば、綺麗に補修できるでしょう。
ただし、全体的に塗装の剥がれが激しい場合は、補修範囲が広く、大掛かりな補修が求められます。塗装の剥がれが激しいなら、自分で対応せず、業者に依頼したほうが素早く補修できるはずです。
■家の外壁修理を業者に依頼したほうが良い補修の種類■
軽いひび割れや剥がれなら、自分で外壁修理できる可能性があります。しかし、大掛かりな補修が必要な外壁のトラブルは、業者に依頼したほうが素早く対応してもらえるでしょう。
業者に依頼したほうが良い補修の種類としては、下記の通りです。
- シーリングの補修
- 全面的な塗装
- 外壁材の交換
業者に依頼したほうが良い補修の種類について、詳しく解説します。
シーリングの補修
ゴム状の素材で、外壁の目地に入っているのが「シーリング」です。経年劣化によってシーリング材にひび割れが生じるケースがあり、補修しないと外壁の劣化に繋がります。
シーリングの補修作業は個人で行うのが難しく、失敗すれば隙間ができて雨漏りの原因になる恐れがあるでしょう。正しくシーリングの補修を行うには専門技術が必要になるため、専門業者に依頼したほうが懸命です。
全面的な塗装
外壁の塗装が一部剥がれた場合は、個人でも十分補修できます。しかし、塗装が剥がれている範囲が広く、全面的な塗装が求められるときは、個人で補修するのは困難です。
家の外壁塗装を全面的に補修する場合、かなりの手間がかかります。個人で対応する場合は、半年以上は施工に時間をかける必要が出てくるでしょう。
業者に依頼すれば、2週間から1ヶ月程度で塗装が完了します。効率を考えれば、業者に依頼したほうが素早く解決してくれるはずです。
外壁材の交換
外壁材の交換が求められる場合、自分で補修作業を行うには適切な材料の見極めが困難です。また、張り替えを行う際には、専門的な技術が求められます。
業者に依頼すれば、家の外壁材から適切な材料を見極め、素早く補修作業を進めてもらえるでしょう。
家の外壁修理は、DIYで対応するのが難しいケースがあります。対応が難しいときは、無理せず業者に依頼しましょう。
■家の外壁修理を業者に依頼するメリット■
家の外壁修理を自分ではなく、業者に依頼するメリットとは、どんなことが考えられるでしょうか。第一に考えられるメリットは、専門技術を持っている業者に依頼することで、高品質な施工が可能な点です。
自分で外壁修理を行うよりも、業者に依頼したほうが確かな品質で補修を行ってもらえます。施工費用はかかりますが、納得の品質で外壁修理してもらえるでしょう。
■家の外壁修理を業者に依頼するデメリット■
家の外壁修理を業者に依頼する場合、施工費用がかかります。施工内容や補修範囲によって金額は異なりますが、自分で外壁修理を行うよりも費用は高くつくでしょう。
ただし、外壁の状態によっては、自分で外壁修理できないケースがあります。全面的な塗装やシーリングの補修が求められるときは、素直に業者に依頼したほうが懸命です。
■家の外壁修理をしてくれる業者を探すポイント■
家の外壁修理を依頼するなら、信頼できる業者に相談したほうが安心して施工が任せられます。しかし、信頼できる業者の探し方について、理解していない方も多いでしょう。
そんな方のために、家の外壁修理をしてくれる業者を探すポイントについて、詳しく解説します。
過去の実績を確認する
家の外壁修理を業者に依頼するなら、過去の実績を確認しましょう。過去の実績から、自分が求めているサービスを提供してもらえる業者なのか判断できるので、ホームページを先に確認しておくのがおすすめです。
施工事例や口コミを参考にすれば、業者がどのような施工・サービスを提供しているのかわかります。信頼できる業者なのか、探すときの参考になるでしょう。
アフターサポートの有無
施工が完了した後に問題が発生した場合、しっかりフォローしてくれるサービスがあるのか確認しておくことが重要です。アフターサポートが充実していれば、困ったときに相談しやすいので、継続して依頼しやすくなります。
アフターサポートの内容は、業者によって異なるため、事前に確認してから依頼するか判断しましょう。
事前に見積もり相談する
いきなり業者に依頼するのではなく、事前に見積もりを依頼してから依頼するか判断しましょう。一つの業者だけに見積もり依頼するのではなく、複数の業者から見積もりを取得したほうがサービス内容の比較がしやすいです。
また、見積もり内容だけでなく、スタッフの対応も確認しておき、信頼できる業者なのか見極めていきましょう。
■自分で家の外壁を修理するのが難しいなら業者へ■
家の外壁修理は、軽度なひび割れや塗装の剥がれなら、自分で補修できるかもしれません。しかし、シーリングの補修や全面的な塗装が必要な外壁修理は、個人で対応するのが難しいです。
また、自分で家の外壁修理を行うには、事前に道具を用意する必要があります。手間がかかるので、業者に依頼したほうが効率よく外壁修理できるはずです。
外壁修理にお困りなら、専門業者に一度相談してみてください。
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