屋根断熱塗料とは?おすすめ塗料や使うメリット・デメリットを解説します
屋根断熱塗料を使えば、夏でも涼しい家で過ごすことができます。しかし、「本当にそんな断熱効果はあるの?」と疑問に思う人もおおいはず。
そこで今回は、屋根断熱塗料について解説します。
屋根断熱塗料とは?
屋根断熱塗料とは、熱の発生源である紫外線を反射する着色顔料が配合された塗料です。
紫外線を反射するため家の中に熱を吸収する恐れがありません。ただ、一般的な外壁塗料よりも価格が高くなってしまうため、本当に必要かどうかをしっかり検討する必要があります。
遮熱塗料と断熱塗料の違いは?
断熱塗料とよく似た塗料に「遮熱塗料」がありますが、それぞれの違いは以下の通りです。
- 断熱塗料:熱を反射し、熱伝導を遅らせる
- 遮熱塗料:熱を反射する
グレードで見ると遮熱塗料よりも断熱塗料の方が優れています。しかし、遮熱塗料の方が価格が安いため、「熱伝導によるメリット」を受けたいかどうかで選ぶことをおすすめします。
本当に効果があるおすすめ屋根断熱塗料とは?
今や多くの屋根断熱塗料が販売されていますが、本当に効果のある断熱塗料は限られます。特に評価の高い屋根断熱塗料を3つご紹介します。
塗料1:キルコ
株式会社シンマテリアルワンが販売している「キルコ」。
高い断熱性・遮熱性を持っており、室内温度を一定に保つことができる塗料です。耐用年数が15年と非常に長いためコスパの良い屋根断熱塗料であると言えます。
塗料2:ガイナ
株式会社日新産業が販売している「ガイナ」。
断熱塗料と言えば「ガイナ」を思い浮かべる方も多いと思いますが、「ガイナ」は断熱塗料の中で最もシェア率が高いことで知られています。また「ガイナ」は断熱効果だけでなく、以下の効果が期待されています。
- 遮熱効果
- 遮音効果
- 消臭効果
- 結露防止効果
あらゆる効果が期待できるのは「ガイナ」だけでしょう。
塗料3:ロハスコート
株式会社OKUTAが販売している「ロハスコート」。
「ロハスコート」は接着力と伸縮性が高く、もちろん断熱効果も一級品です。伸び率はなんと200%もあり、あらゆる外壁・屋根に塗装することができます。
屋根断熱塗料を使うメリット・デメリットは?
では最後に屋根断熱塗料を使うメリット・デメリットをご紹介します。
屋根断熱塗料を使うメリット
屋根断熱塗料を使うメリットは以下が挙げられます。
- 快適な室温を保つことができる
- 光熱費を削減できる
- 耐久性が高いため頻繁に塗装し直す必要がない
- 火災に強い
- 結露を抑制できるためカビの発生を抑えられる
- 遮音効果もある
屋根断熱塗料は断熱効果だけでなく、遮音効果や消臭効果など塗料としてかなり優秀です。また、室温を快適に保てるためエアコンを入れる必要がなく光熱費の削減にもつながります。
屋根断熱塗料を使うデメリット
一方で、屋根断熱塗料を使うデメリットは以下が挙げられます。
- 塗装費用が高い
- 効果を実感しにくい家もある
屋根断熱塗料は一般的な外壁塗料と比較すると費用が高くなりがちです。また、効果を実感しにくい家もあるため「本当に屋根断熱塗料を塗装する必要はあるのか」を業者と相談しつつ決める必要があります。
まとめ
屋根断熱塗料を使うことで一年中、快適な室温を保つことができます。
しかし、塗装費用が高かったりそもそも効果を実感しにくい家もあります。そのため事前に業者と「本当に屋根断熱塗料を使う価値があるのか」を相談しつつ進めるのがおすすめです。