トタン屋根のメンテナンスのタイミングは?リフォームにかかる費用も解説します!
トタン屋根の「トタン」とは、鉄板に亜鉛のメッキを施してある資材です。
古くから利用されているトタンは住宅、工場、倉庫など様々なところで見かけますね。
お住まいがトタン屋根で、リフォームやメンテナンスを検討されている方もいらっしゃるかと思います。
今回はトタン屋根のリフォームについて解説していきます。
トタン屋根のメンテナンス時期
劣化し易いトタン屋根は、症状が出てきたら早めの対処がお勧めです。
下記症状が出たらメンテナンスを検討してください。
■色褪せ・サビ
塗膜に守られているトタン屋根は、日々紫外線を受けているので劣化し色褪せてしまいます。
変色が見られたり艶が無くなってきたら塗膜が劣化しているサインといえます。
また、経年により傷が出来てメッキが剥がれると、その部分からサビて来ます。
サビが進行して穴が開いてしまうと、塗装では対応できず大規模な修繕が必要となります。
トタン屋根は、どこかがサビると一気に広がっていくので、早急に塗り替えを行いましょう。
■カビ・コケ発生
通常、トタンのような金属屋根にはカビやコケは発生しないものですが、水分の含んだ砂やホコリが付着していると、そこにはカビやコケが生えてきます。
これらはトタンの塗膜の劣化を早めてしまうものなので、気が付いたらふき取りや洗浄を行うと良いでしょう。
■チョーキング現象
チョーキング現象とは、劣化により塗膜が白い粉となって現れる現象です。
紫外線や雨風、気候の環境によって塗料が劣化してくるとチョーキング現象が発生します。
金属屋根の場合は特にチョーキング現象が起こりやすく放置しておくとすぐに劣化してしまうので、専門の業者に点検してもらいましょう。
■クラック(ひび割れ)
トタン屋根のクラック(ひび)が入っている場合、早急のメンテナンスが必要です。
クラックが広がる前に必ず塗装を行いましょう。
■塗装の剥がれ
トタン屋根は表面の温度変化により、塗膜が膨張・収縮をしてしまい、塗料の剥がれが生じます。
そのような状態になるということは、塗膜が持つ保護能力が機能していない事になりますので屋根の腐食や雨漏りに繋がってきます。
状態が酷くなると、塗装で済むメンテナンスだったはずが、大掛かりな張り替えや修繕をすることになりかねません。多額の費用がかかってしまいますので、早めに対処しましょう。
トタン屋根のリフォームにかかる費用
トタン屋根をリフォームするには、主に3つの方法があります。
それぞれの費用相場をご紹介します。
①塗装工事
屋根全体を再塗装する方法です。
費用相場は使用する塗料にもよりますが25坪でおおよそ40〜80万円です。
サビを除去してから塗装を施します。
②重ね葺き工事(カバー工法)
既存のトタン屋根の上から新しい屋根材を被せる工法です。
費用相場は設置する屋根材によりますが25坪で約80〜120万円です
撤去費がかからず工期も短く済むので、低予算をお考えの方にはお勧めです。
③葺き替え工事
既存のトタン屋根を取り外し、新しい屋根材に交換する工法です。
こちらも使用しる屋根材に寄りますが費用相場は25坪で約140〜250万円ほどです。
トタン屋根の劣化が酷くて、塗装では対応不可な場合に有効です。
◎ まとめ ◎
トタン屋根のメンテナンスのタイミング、リフォームの方法・工事金額の相場についてご紹介しました。
トタン屋根は近年では利用する住宅が少なくなっていますが、同じ金属屋根でいうと現在は約30年の耐久性があるガルバリウム鋼板への葺き替えが主流となっています。
リフォームを検討されている方は、他の屋根材を検討してみてはいかがでしょうか。
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