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雪の降らない地域でも屋根の雪止めは必要?!後付けについても徹底解説!

屋根からの落雪を防ぐ為に設置されているのが「雪止め」です。

ですが、雪がそんなに降る地域でもないのに雪止めが設置されている新築物件が最近では多くみられます。

そうなると、雪止めの必要性について疑問を持っていたり、自宅の屋根に雪止めを設置しようか悩んでいる・・・、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は「雪止め」の役割や設置について解説していきます。

 

少しでも積雪がある地域には雪止めが必要

 

雪止めとは、屋根に降り積もった雪が地面に落下しないように設置する金具です。

雪が降る地域ではとても重要な役割をもっていますが、実は豪雪地帯では雪止めを取り付けていない場合が殆どです。

豪雪地帯は屋根に乗って除雪(雪下ろし)を行うので、雪止めを取り付けてしまうとかえって邪魔になってしまう事が理由となっています。

 

反対に、年間の積雪量がそんなに多くなくても急に大雪が降ったりなど、多少積雪のある地域には雪止めが必要です。

最近の都心に多く見られる、家の間隔が近い住宅の屋根には、落屑での近隣トラブルを避ける為にも必ず雪止めをつけるようにしましょう。

雪止めが必要な理由

何故落雪を防止する必要があるのでしょうか。
屋根に雪止めの設置が必要である理由をここで解説いたします。

 

■落雪によって人に当たる危険・事故を防ぐ

落雪を雪止めで防止する一番の理由は、人や車などへの事故を防ぐためです。
昼夜の気温差で水分を含んだ雪は溶けたり凍ったりを繰り返して固くなります。

このような雪は氷のようになるので滑って屋根から落ちる可能性が高く、人や車にぶつかると大事故を引き起こしかねません。屋根の下、その近くに通路や駐車場がある場合は要注意です。

重量のある多量の雪が一度に落下し、下敷きになったという死亡事故も報告されています。

 

■隣家への落雪トラブル防止

隣の家の敷地に落雪してしまうと隣人に迷惑がかかってしまいます。

落雪により隣人宅の所有物を破損させてしまったりと揉め事になってしまう場合もある為、近隣トラブルを防ぐためにも雪止めによる落雪対策は必須といえます。

 

■落雪による雨樋の破損防止

屋根から落ちる雪により雨樋に乗っかってしまうと、雪の重みで破損してしまいます。

関東地方などたまに大雪が降るような地域では、この雨樋破損対策で雪止めを設置している方が多いようです

また、屋根の種類によるのですが勾配が著しく低い形状である場合、そこに雪が滞留して雪解けの水分が原因で雨漏りのリスクが高まります。

屋根を守るという意味でも、雪止めの設置はお勧めです。

 

雪止めは後付け出来る

雪止めを後から取り付けることも可能です。
ですが、屋根に太陽光パネルを設置している場合は取り付けられない事があります。
また、雪止めの取り付けは素人には難しく技術が必要ですので、DIYではなく業者に依頼・相談をしてください。

雪止めは屋根のリフォームを行うときに一緒に施工するのがお勧めです。

足場を架設することになりますので、雪止めだけでの足場架設は工事料金が割高になってしまいます。

 

 

◎ まとめ ◎

屋根の雪止めの必要性と、後付けについて解説いたしました。

多く雪の降る地帯では、雪下ろしの作業の妨げになることから雪止めが不要という地域もあります。
また、瓦の種類により雪止めの形も様々です。

お住まいの屋根に雪止めが必要かどうかのお悩みは業者に相談して、屋根や外壁のメンテナンスと同じタイミングでの工事をお勧めします。

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