【外壁塗装】梅雨の時期でも外壁塗装は可能です!
ふと、外壁の劣化に気が付いてしまって、いてもたってもいられない・・・
もうすぐ梅雨だし、この劣化から雨漏りしたらどうしよう・・・
というか、梅雨だけど外壁の工事なんてできるの?!
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
梅雨は雨の日が多くなり、工事が途中で中断して長期間行えなかったりすることがあります。
また、塗料は雨で品質が低下しやすいため、雨の日にむりやり塗装を行うと、本来の耐久性を持った塗膜が形成されなくなってしまいます。
しかし、雨の日を避けて適切な工事スケジュールを組むことができれば、梅雨の時期でも塗装は可能です!
今回は雨の日でも外壁塗装はできるのか、梅雨時期の外壁塗装を行う時のポイントについて解説します。
梅雨でも外壁塗装はできます
梅雨は、雨が多くて塗装をするには厳しい状況になりやすい時ですが、外壁塗装が行えないわけでは決してありません。
外壁塗装の工事自体は、台風時期や多めの積雪がない限り、一年中行える工事です。
そのため梅雨でも、気候条件に左右されることはあっても、工事スケジュールをしっかりと計画して安全に配慮した施工管理を行えば、外壁塗装を行うことはできます。
また、建物の状態によっては、梅雨の時期こそ外壁塗装を行わなければならないという場合もあります。
梅雨前に外壁と屋根の点検を
梅雨の時に多くの人が心配になるのが、屋根や外壁からの雨漏りです。
雨が多い梅雨の時期は、これまで気がつかなかった雨漏りが発見されることが多く、雨が何日も続くことにより室内の壁にいつのまにか雨水でシミができていたり、天井の思わぬ所から水が漏れてきたりすることもあります。
そのため、梅雨が明けるまで外壁塗装をしないでいると、雨漏りや建材の劣化が更に進行してしまうため、梅雨になる前に、雨漏りの点検や屋根の修理だけでも済ませておくことをお勧めします。
梅雨時の塗装のメリット
天気予報を参考に工事スケジュールを組んでいれば、雨による急な工事の中断や施工ミスが起きる心配も減らすことができます。
そして業者は梅雨はスケジュールに空きが出ることが多く、業者によっては梅雨の施工を歓迎する所もあります。
梅雨時に依頼するメリットについて解説していきます。
①予約が取りやすい
雨で工事が中断している場合でも、室内の雨漏り点検や打ち合わせなどはできます。
ですので天候が悪くても、室内で起きた不具合の診断に関しては業者とのアポイント予約を取りやすくなります。
また、他のお客さんが梅雨の塗装を避けやすくなっているので、業者も比較的スケジュールが空いていることが多く、繁忙期に比べると梅雨の時期は業者のスケジュールを押さえやすいです。
②真夏や冬場に比べ作業しやすい
真夏の外壁塗装は、職人は炎天下の中で何時間も作業を行わなくてはなりません。
屋根の上、屋根裏は更に高温になります。
現場によっては日陰がない建物もあるため、熱中症対策にも注意を払う必要があります。
冬場は寒さに耐えながら屋外で作業を行うことになり、寒さで手元が悴んでしまったり、暑さにも関わりますが集中力が欠けてしまうといった恐れもあります。
暖を取る場所も基本的には業務用の移動車両の中になるため、職人にとって非常に厳しい施工環境といえます。
このように夏場や冬場に比べると、春や秋、そして梅雨の時期は、比較的温度も安定しており、雨さえ降らなければ、業者側としても、非常に施工しやすい環境と言えるでしょう。
梅雨時期に外壁塗装を行う時の注意点
梅雨の時期に特に注意したい点は、雨により何日も工事が中断してしまうケースです。
施工中は足場や養生シートで家が覆われているので、工事が長期間中断すると窓が開けられなくなり、暗い室内で何日も過ごさなければなりません。
優良業者は工事期間の長期中断を前もって回避します。
梅雨の時期に関わらず、施工期間中の天気予報をあらかじめ把握しておく作業は、外壁塗装業者にとって基本中の基本です。
そのため、雨が長期間続きそうな時は、工事スケジュールを決定する前に、開始日を遅らせたり、雨でも行える工事内容を入れたりと、できるだけ何も行えない期間が少なくなるよう配慮します。
業者の対応を打ち合わせの時に確認しておくとよいでしょう。
また、塗料に影響を与えるほどの悪天候にも関わらず、むりやり工事を強行しようとする業者にはくれぐれも注意が必要です。
もし、雨の日に無理に塗装を行おうとする業者と契約してしまった時は、なんとしても塗装を避けてもらうよう相談しなくてはなりません。
施工品質が危ぶまれるどう考えても悪天候の日に、悪徳業者が塗装を強行したがる理由は、受注量を少しでも増やすためです。
一棟での工事が長期間に及んでしまうと、業者は、他の工事に取り掛かることができないので、利益優先の業者にとっては、厳しい状態と言えます。
そのため、「このくらいの雨なら大丈夫ですよ」「他の業者は工事を中断してしまいますが、我々なら行えますよ」と言って、施工品質や施主の希望は無視して塗装を強行しようとするのです。
少しでも雨が降ったら業者の口車に乗らず、施工を中止してもらいましょう。
もし、雨による施工不良が生じても、悪徳業者から「施主の意向で作業を決行した」と主張され、補修を行ってもらえない恐れがあります。
雨で工事が長期間中断したからといって、追加の工事費用を請求されることはありませんので、ご安心ください。
ただし、足場をレンタルして使っている業者は、工事を延長した期間分、足場のレンタル代が発生してしまうことがあります。
優良業者なら、このようなことが起こらないよう、足場を組む期間も含めて、雨で作業が中断しないよう工事予定を組んでくれます。
梅雨の外壁塗装は、工事開始前の業者との打ち合わせが非常に重要になります。
◎ まとめ ◎
梅雨時期の塗装は可能ですが、気をつけておくべきことが多くあることも理解していただけたかと思います。
業者によっては施工を歓迎されることもある時期で、この時期だからこそお得に工事を!とキャンペーンを行っている業者もあります。
雨や湿気による塗料の劣化や施工環境の安全性低下などは、梅雨以外でも起こりうることですので、梅雨だからと言って、これらの不安材料が常に揃うわけではありません。
ですが、雨でも塗装を強行し、施主の意思を無視して、一つでも施工件数を稼ごうとする業者が存在します。
梅雨の外壁塗装は、いつも以上に優良業者選びが不可欠と言えますね。