【外壁塗装】アクリル塗料が使われなくなった理由について解説!
最近の外壁塗装ではアクリル塗料をあまり使用していません。
なぜ使われなくなってしまったのでしょうか。
使われていないということは、それなりに理由があるからです・・・。
今回は「アクリル塗料があまり使われない理由」についてご紹介します。
いつからアクリル塗料は使われているの?
アクリル樹脂を素材とした塗料のことを、「アクリル塗料」と言います。
実は、20年以上前に開発されていて、他の塗料があまり安くなかった時期によく使われていました。
しかし、年月が経つにつれ、より性能の良い塗料(シリコン塗料やフッ素塗料など)ができたので、あまり使われなくなりました。
アクリル塗料を主流に使っている業者も、あまりいないのが現状です。
しかし、木造の新築住宅に、あえてアクリル塗料を使う場合があります。
木材は伸縮するので、良い塗料を塗ったとしても、その成長に合わせて塗料も伸びてしまい、ひび割れが起きることがあるためです。
最初はあえてアクリル塗料を塗っておき、木材の成長が落ち着いてから塗り替える、といった業者もいます。
使われなくなった理由は3つ
では、なぜ一般的な住宅ではアクリル塗料が使われなくなったのでしょうか?
大きく分けて3つの理由があります。
それぞれ順番に見ていきましょう。
①耐久性がかなり低い
アクリル塗料の耐用年数は5〜7年で、一般的に使われている塗料の中でも最も耐久性が低いです。
耐久性が低いと、すぐに塗り替える必要があるので、メンテナンスがとても大変です。
また、塗膜の劣化を放っておくと湿気が入ってしまい、外壁がどんどんダメージを受けてしまうことになるので注意しましょう。
②コストパフォーマンスが低い
先述したように、耐久性がかなり低いので、すぐに塗り替える必要があります。
外壁塗装における塗料の費用の内訳は、20〜30%程度です。
そのため、いくら塗料代が安くなっても、何度も塗り替えるとなると、たくさんの費用がかかってしまいます。
③ひび割れが起きやすい
弾性が低いので、少しの揺れでもひびが入ってしまいます。
そのため、すぐに補修が必要になることもあります。
◎ まとめ ◎
今回は「アクリル塗料があまり使われない理由」をご紹介しました。
耐久性が低いことや、費用が高くついてしまうことを考えると、アクリル塗料を使うメリットはあまりありませんが、アクリル塗料にこだわりを持っているのであれば、業者に頼んで使ってもらっても良いでしょう。
外壁塗装、屋根塗装、その他リフォームを検討されている方、マルセイテックまでお気軽にご相談ください。
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