【外壁塗装】古民家外壁をリフォームしたい!ポイントを解説します!!
最近は古民家のリフォームやリノベーションが注目されていますね。
少し前は古民家を改装した飲食店がオシャレ!と巷で話題でしたが、近年では住居として、あえて古民家を購入し、リノベーションをされる方も多くなってきました。
古民家は、古民家ならではの古き良きといった味わいがあるので、皆さんその点を活かしながら上手い具合に改装をしています。
古民家って今でこそお洒落に感じるワードですが、実際はとっても古い建物というものですので、リフォームをするのにもポイントがあります。
今回はお家の顔と言われる「外壁」、古民家の外壁リフォームについて解説していきます。
古民家外壁リフォームの種類
古民家外壁のリフォームは、以下の種類があります。
■張り替え
■塗り替え
■カバー工法(重ね張り)
一般的に古民家外壁のリフォームでは、もともとの外壁材が持つ古さや味わいを残しつつ再生を図ることがモットーと考えられる事が多く、「張り替え」や既存の外壁に建材を重ねる「カバー工法」を採用することは、劣化が酷い場合でないとあまりやりません。
最も多く施工されているのは、外壁の塗装をしなおす「塗り替え」です。
一般の住宅の場合、機能性などニーズにあった現代の塗料を選んで塗装を施されるのが良いと思いますが、古民家の塗装は、できれば天然素材で手間暇かけて、その風合いを大切にしたいと考える方が多いと思いようです。
既存の外壁材が塗り壁の場合、調湿性や防火・耐水性に優れた漆喰などを重ね塗りすることで「古民家」のイメージを残したままリニューアルできます。
とくに漆喰は塗装時に和風住宅に向いている模様を入れることも出来るので、意匠的な仕上がりにもなります。
また、古民家には木材を張った外壁である「板張り」のタイプも多いです。
古民家住宅の板張りに使われている主な木材は、美観、耐久性の優れた「ケヤキ」「ヒノキ」「サクラ」「クリ」などです。
これらは、劣化が少なく良い状態を何十年も保つことができる優れた板材です。
こういった古い板材を塗り替える場合は、防虫性や耐食性のある「柿渋」や「墨」などの天然素材を用いた塗料を使用すると、風流な美観を備えながらも更に機能性のある外壁に生まれ変わらせることができます。
塗装だけならDIYでも?
古民家のリフォームは外壁だけに限らず、一般の住宅に比べると費用が高めです。
土台が古い建材という、デリケートなものに施していくのですから、高品質の材料を使用する場合もあり高額になってしまう傾向にあります。
「塗装だけならDIYでも出来るのでは?!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、
素人には見つけにくい劣化症状などもありますので、専門の業者に一度は見てもらった方がよいです。
また、2階建ての外壁に関しては高所作業になりますので大変危険です。
確かにDIYのほうがコスパが良いですが、安全を考えるという点でも業者への依頼をオススメします。
注意点
先ほど塗装の件で記述しましたが、古民家の外壁塗装は材料の選択肢が限られるとともに、古材に施すという点で工事の際に専門的な知識や技術が必要になる場合が多いです。
また、長い年月の経っている古民家を、リフォームにより更に長持ちさせるという目的も強いられます。
外壁内部もしっかり補修して、住み心地の良い古民家にリフォームしてください。
◎ まとめ ◎
既存外壁の劣化が酷い場合は、張り替えやカバー工法を行う事になると思いますが、最近は和風建築に合う木材も沢山種類がありますので、屋根や建物全体のイメージにあった古民家意識の外壁材をお選びいただけるかと思います。
古民家の趣を大事にリフォームするには、古民家修復の実績が豊富で、なんといっても古民家ならではの美観を新に作り上げる、センスの良い業者を選びたいところです。
何社も見積をとって、経験豊富な業者を選びましょう。