外壁塗装で耐久性の高いフッ素塗料とは|大和市・藤沢市のリフォーム解説
はじめに
外壁塗装を検討する際に、多くの方が気にするのは「どのくらい長持ちするのか」という点ではないでしょうか。特に神奈川県大和市や藤沢市のように、夏は強い紫外線、冬は冷たい風といった厳しい気候条件にさらされる地域では、耐久性に優れた塗料を選ぶことが住宅の寿命に直結します。
そこで注目されているのが「フッ素塗料」です。フッ素塗料は、これまで主流だったシリコン塗料やウレタン塗料よりも圧倒的に長い耐用年数を誇り、メンテナンスサイクルを大きく延ばせることで人気を集めています。
私たち株式会社マルセイテックでも、大和市や藤沢市で外壁塗装をご相談いただく際、「フッ素塗料にすると何年くらい持つの?」「費用はどのくらい高くなるの?」といった質問をよくいただきます。実際に築20年以上のお宅でフッ素塗料を選ばれたお客様の事例もあり、そこで得られた経験を踏まえて、この記事では分かりやすく解説していきます。
この記事を読むことで
・フッ素塗料の耐久性やメリット
・シリコン塗料との違い
・実際の施工事例や費用感
を理解できるはずです。
大切な住まいを守るための判断材料として、ぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装に使われるフッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、建築用塗料の中でも最高グレードに位置付けられる塗料です。その大きな特徴は「耐久性の高さ」と「美観の維持力」です。一般的なシリコン塗料の耐用年数が約10〜13年程度であるのに対し、フッ素塗料は15〜20年以上の耐久性を持つといわれています。
これはフッ素樹脂が持つ分子構造が非常に強固で、紫外線による劣化や雨風による摩耗に強いことが理由です。
さらに、フッ素塗料には「低汚染性」と呼ばれる特徴もあります。つまり、外壁に汚れが付着しにくく、雨が降ることで自然と汚れが洗い流されるセルフクリーニング効果が期待できます。そのため、大和市や藤沢市のように交通量が多い幹線道路沿いや海風の影響を受けやすい地域にお住まいの方には特におすすめできます。
ただし、フッ素塗料にはデメリットもあります。最大のハードルは費用の高さです。シリコン塗料に比べて1.5倍〜2倍程度の施工費用がかかることが一般的です。とはいえ、耐用年数が大幅に延びるため、長期的に見れば塗り替え回数を減らせてトータルコストを抑えられるケースが多いのです。
例えば、藤沢市内で築25年の住宅を所有するA様の場合、以前はシリコン塗料で10年ごとに塗り替えをしていました。毎回100万円前後の費用がかかっていたため、30年間で約300万円を超える出費に。今回、フッ素塗料に切り替えたことで、20年近く塗り替え不要となり、結果的にメンテナンスコストを下げることができました。
フッ素塗料と他の塗料との比較
ここで、フッ素塗料と他の代表的な塗料(ウレタン塗料・シリコン塗料・無機塗料)との違いを整理してみましょう。
・ウレタン塗料:耐久年数は約7〜10年。価格は比較的安価で柔軟性があり、細部の補修に向いているが長期的には不向き。
・シリコン塗料:耐久年数は約10〜13年。コストパフォーマンスに優れ、現在最も一般的に使われる。
・フッ素塗料:耐久年数は約15〜20年。価格は高めだが美観維持に優れる。
・無機塗料:耐久年数は20〜25年と最長クラス。ただし価格はさらに高額で施工できる業者も限られる。
大和市にお住まいのB様宅では、築30年を迎えたタイミングで「最後の塗装にしたい」というご希望があり、無機塗料とフッ素塗料で迷われていました。実際に相見積もりを取った結果、無機塗料は約180万円、フッ素塗料は約140万円という差が出ました。将来的なライフプランも考慮し、今回はフッ素塗料を採用。工期は約12日間で、仕上がりに大変満足いただけました。
このように、フッ素塗料は「価格は高いが長持ちする」「メンテナンス回数を減らせる」という点で、長期的な資産価値を守りたい方に選ばれています。特に大和市や藤沢市で「子どもが独立するまで安心して住みたい」「将来的に売却を考えている」といった方にとっては、非常に有効な選択肢といえるでしょう。
フッ素塗料を使用した施工事例(大和市・藤沢市)
ここからは、実際に大和市・藤沢市でフッ素塗料を採用された事例をご紹介します。あくまで参考事例であり、すべてのお宅に同じ条件が当てはまるわけではありませんが、具体的な施工の流れや費用感を知ることで、イメージを持っていただけると思います。
事例1:大和市南林間の戸建住宅(築28年・木造2階建て)
ご相談内容は「外壁の色褪せとひび割れが目立ってきたので、できるだけ長持ちする塗装をしたい」というものでした。お客様は共働き世帯で、今後大規模な工事のために長期的に家を空けるのが難しいため、できるだけメンテナンス回数を減らしたいとのご要望でした。
診断の結果、シリコン塗料では10年後に再び塗装が必要になる可能性があるため、フッ素塗料をご提案しました。施工期間は約13日、費用は約145万円。仕上がりは光沢感のある落ち着いたベージュで、ご近所からも「新築のように綺麗になった」と好評でした。
事例2:藤沢市鵠沼の住宅(築22年・軽量鉄骨造)
こちらは海に近い立地で、潮風による外壁の劣化が早く進んでいました。塩害地域では外壁に汚れや苔が付着しやすく、美観が損なわれやすいのが悩みの種です。そこで、耐候性に優れ、セルフクリーニング機能を持つフッ素塗料を採用。
施工費用は約160万円、工期は14日間。お客様は「今後20年近く外壁の心配をしなくて済むなら安心」とご満足いただけました。特に海沿いの地域では、フッ素塗料の選択が資産価値を守る大きなポイントになります。
フッ素塗料の費用感と工事日数
外壁塗装にかかる費用や工期は、建物の大きさや立地条件、外壁材の状態によって変わります。ここではフッ素塗料を使用した場合のおおよその目安をご紹介します。
・延床面積30坪前後(標準的な戸建て)の場合:
施工費用:約130万円〜160万円前後
工期:約10日〜14日程度
・延床面積40坪以上の大きめな住宅の場合:
施工費用:約160万円〜200万円
工期:約12日〜16日程度
他の塗料と比較すると、フッ素塗料は初期費用が高めになりますが、その分塗り替えの回数を半分程度に減らせる点が大きな魅力です。例えばシリコン塗料で30年間に3回の塗装が必要だった場合、フッ素塗料なら1〜2回で済みます。結果的に、長期で見ればコストパフォーマンスが高い選択肢となります。
フッ素塗料が向いている方の特徴
すべてのお宅にフッ素塗料がベストというわけではありません。以下のような方には特におすすめできます。
・長期的に外壁メンテナンスを減らしたい方
・海沿いや幹線道路沿いなど、汚れや劣化の進行が早い地域に住んでいる方
・将来的に売却を考えており、美観を維持したい方
・「今回の塗装を最後にしたい」と考えている築年数が長い住宅の方
一方で「まずは費用を抑えて最低限の補修をしたい」という場合には、シリコン塗料など別の選択肢も考えられます。目的やライフプランに合わせて塗料を選ぶことが重要です。
外壁塗装の流れと注意点
フッ素塗料を使った外壁塗装の工事の流れは、基本的には他の塗料と同じです。
1. 足場設置
2. 高圧洗浄(汚れ・苔・古い塗膜を落とす)
3. 下地補修(クラック補修やシーリング打ち替え)
4. 下塗り
5. 中塗り
6. 上塗り(フッ素塗料)
7. 完了検査・足場解体
特に注意が必要なのは「下地処理の丁寧さ」です。いくら高性能なフッ素塗料を使っても、下地の補修や下塗りが不十分だと本来の耐久性を発揮できません。マルセイテックでは経験豊富な職人が一棟ごとに最適な下地処理を行うため、安心してお任せいただけます。
まとめ
フッ素塗料は、外壁塗装において耐久性・美観・コストパフォーマンスのバランスに優れた選択肢です。大和市や藤沢市のように気候の影響を受けやすい地域では、特にメリットを実感しやすいでしょう。
初期費用は高めですが、長期的に見れば塗り替えの回数を減らし、結果として資産価値を守ることにつながります。施工事例でも見てきたように、実際にフッ素塗料を選ばれたお客様は「安心して住める」「見た目が長持ちする」と満足されています。
外壁塗装をご検討中の方は、ご自身の住まいやライフプランに合った塗料を選ぶことが大切です。まずは専門家による診断を受け、複数のプランを比較してみると良いでしょう。
お電話は 0120-554-913 までお気軽にお問い合わせください。