金属塗装の剥がれは補修できる?原因や対処法について解説!
金属塗装の剥がれは補修できる?原因や対処法について解説!
住宅の塗装は、経年劣化によって剥がれるケースがあります。
特に金属塗装の剥がれは、見た目にもわかりやすい変化なので、見映えが悪くなることが多いです。
そんな金属塗装の剥がれは補修できるのでしょうか。
今回は、金属塗装の剥がれは補修できるのか、詳しい原因や対処法について解説します。
金属塗装の劣化とは?
金属塗装は、金属の表面に塗料を塗布して、腐食や摩耗から保護する役割を持っています。
しかし、適切な処理が行われないと、塗装が劣化して剥がれが生じる恐れがあるでしょう。
金属塗装の劣化はさまざまな症状として出ることがあり、剥離や粉化などが該当します。
劣化症状が出ると、金属塗装の耐久性も低下するので早めの対策が肝心になるでしょう。
金属塗装の劣化原因
金属塗装が劣化する原因は、さまざまなことが考えられます。
主な原因としては、環境や物理的なトラブルが原因として考えられるでしょう。
金属塗装の劣化原因としては、下記の通りです。
- 外部環境によるもの
- 衝撃や摩耗
- 化学物質によるもの
- 施工不良
金属塗装の劣化原因について、詳しい内容を紹介します。
外部環境によるもの
塗装は外部環境の影響によって、劣化症状がひどくなるケースがあります。
外部環境による影響は、紫外線や降雨、塩害、大気汚染などが考えられるでしょう。
特に外壁塗装は、常に外部環境による影響を受けています。塗膜へ徐々にダメージを与え、劣化を引き起こす原因になるでしょう。
外部環境による影響は、見た目にも変化が訪れるので、少しでもおかしいと気付いた際には早めに補修して対策を講じる必要があります。
衝撃や摩耗
外部からの強い打撃や繰り返しの振動は、塗装の表面に小さなひび割れを生じさせ、最終的に塗膜の剥がれや欠損を引き起こす原因となるでしょう。
また、日常的な摩擦による削れも大きな要因です。
例えば、よく接触する部位や頻繁にこすれる部分では塗膜が薄くなり、防錆効果が低下するため、金属が直接露出して腐食が進行しやすくなります。
化学物質によるもの
金属塗装は、化学物質の影響を受けて劣化することがあります。
特に酸性やアルカリ性の物質、溶剤や洗浄剤などにさらされる環境では、塗装の耐久性が低下し、変色や剥がれが発生しやすくなる傾向が強いです。
また、酸性雨や塩分を含む空気が塗装表面に影響を与え、塗膜が劣化し、金属部分が腐食しやすくなります。
これにより、塗膜の本来の役割である防錆効果や美観の維持が困難になるケースが多いです。
施工不良
塗装作業における施工不良も、劣化を引き起こす大きな原因です。
下地処理が不十分な場合、塗料が金属表面にしっかりと密着せず、剥がれやすくなります。
また、適切な塗装手順を守らなかったり、適切な乾燥時間を確保しなかったりすることで、塗膜にムラや気泡が生じ、均一で強固な塗装層が形成されません。このような施工不良は、塗装の寿命を短くし、保護機能が十分に発揮されない原因となります。
塗装劣化の兆候について
塗装劣化の兆候は、さまざまな部分で生じることがあります。
事前に兆候について把握しておき、状態の変化を敏感に察知することが大切です。
塗装劣化の兆候として考えられるのは、下記の通りになります。
- 色が変化する
- 剥がれが生じる
- ひび割れが生じる
- チョーキング現象
塗装劣化の兆候について、詳しく解説します。
色が変化する
金属塗装が劣化する兆候として多いのが、色が変化する点です。
経年劣化によって金属塗装は色が変化していくので、違和感を覚える人も多いでしょう。
特に紫外線の影響で、色褪せや黄ばみといった変化が生じます。色がいつもと違うと感じたときは、速やかに業者に相談して、適切な対応を検討しましょう。
剥がれが生じる
金属塗装が劣化した場合、剥がれと呼ばれる症状が起きることがあります。
塗膜が劣化すれば、剥がれが生じて再塗装を余儀なくされる恐れがあるでしょう。
剥がれは、外壁の劣化を招く恐れがあるので、早めの対策が肝心です。再塗装といった対応で改善できる可能性があるので、業者に相談して適切な対応を施してもらいましょう。
ひび割れが生じる
塗膜によってひび割れが生じた場合、水分や化学物質が入り込んでしまう恐れがあります。
そうなれば、基材が腐食して外壁自体が劣化する可能性が高いです。
特に雨水が入り込んでしまうと、外壁がもろくなってしまい、倒壊のリスクがあります。
早急な対策が求められるので、早めに業者に相談してみてください。
チョーキング現象
塗膜が白い粉状に変化する現象をチョーキングと呼びます。
この現象は、紫外線や風雨の影響で塗膜が劣化し、樹脂や添加物が分解され、粉状の物質が表面に現れることによって発生するのが特徴です。
チョーキングは塗装が保護機能を果たせなくなっているサインであり、塗膜が脆くなっていることを示しています。
この状態を放置すると、さらに深刻な劣化につながるため、再塗装や保護処理を検討しないといけません。
金属塗装劣化の対処法
金属塗装が劣化した場合、どうすれば対処できるのでしょうか。金属塗装劣化の対処法としては、下記の通りです。
- 塗料で対策
- 下地処理を徹底する
- 信頼できる業者に依頼する
- 定期的にメンテナンスを行う
- 補修する
金属塗装劣化の対処法について、詳しく解説します。
塗料で対策
金属塗装の劣化を防ぐためには、環境に合った塗料を選ぶことが重要です。
高耐候性や防錆効果の高い塗料を使用すると、紫外線や酸性雨といった劣化要因に対して長期間耐えることができ、金属表面をしっかり保護できます。
また、湿度や温度変化に強い柔軟性のある塗料を使用することで、ひび割れや剥がれが発生しにくくなるため、塗装の寿命が延びる傾向があるので利用してみてください。
下地処理を徹底する
下地処理は塗装の密着力を高め、耐久性を向上させるために欠かせません。
まず、金属表面に錆や汚れが残っていると、塗料がしっかりと密着せず、早期の剥がれや劣化の原因となります。
高圧洗浄やサンドペーパー、ケレン作業などで表面を滑らかにし、錆びや汚れを完全に取り除いた後、錆止めを施すことで塗装がより長持ちできるでしょう。
反対に、下地処理がしっかりしていないと、金属塗装が劣化しやすく、剥がれやひび割れが生じやすくなります。
信頼できる業者に依頼する
金属塗装を長持ちさせるためには、信頼できる業者に依頼することも重要です。
経験豊富な専門業者であれば、塗料選びや施工方法、下地処理を適切に行い、品質の高い仕上がりを提供してくれるでしょう。
また、施工後の保証やアフターフォローがしっかりしている業者を選ぶことで、万が一の問題が発生した際にもスムーズに対応してもらうことができます。
過去の実績は、公式HPで掲載されているケースが多いです。事前に企業のHPを確認し、実績豊富なのか確認しておきましょう。
定期的にメンテナンスを行う
金属塗装は、定期的なメンテナンスによって劣化を抑えることができます。
表面の汚れや錆が目立ち始める前に、適切なクリーニングを行うことで、塗膜の耐久性が保持され、劣化の進行を遅らせることが可能です。
また、表面に小さなひび割れや剥がれが発生していないかを確認し、早期に対応することで大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
ただし、正しく塗装の状態を見極めるためには、専門的な知識やノウハウが求められるでしょう。自分で状態が判断できないときは、業者に連絡してメンテナンスを行ってもらってください。
補修する
既に劣化が進行している箇所には、適切な補修を行うことで、さらなる劣化を防ぎます。
剥がれやひび割れが発生している部分は、そのままにしておくと劣化が加速するため、劣化箇所の塗膜を取り除き、新しい塗装を施すことが効果的です。
小さな部分であれば部分補修も可能ですが、広範囲の劣化が見られる場合には、全面的な塗り直しを検討するのが良いでしょう。
金属塗装が剥がれたときは業者に補修してもらおう
金属塗装が剥がれたときは、業者に相談して補修してもらうことが大切です。
塗装の剥がれは、見た目にも悪く見えてしまうだけでなく、外壁の寿命も短くなります。
しかし、DIYで金属塗装の剥がれを改善するのは困難です。そんなときは、業者に連絡して、適切な対応を施してもらいましょう。
マルセイテックなら、金属塗装の剥がれなどに対応できるので、お気軽にご相談ください。見積もりから相談まで、一切費用がかからないので、まずはご連絡お待ちしております。
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