外壁サイディングの種類は?メンテナンス時期や塗り替え周期について解説します
本記事では、外壁サイディングの種類について解説します。
外壁サイディングの種類
外壁サイディングの種類としては以下の4つが挙げられます。
- 窯業系サイディング
- 金属サイディング
- 樹脂サイディング
- 木質系サイディング
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、国内新築戸建て使用率が70%を超えているサイディングです。
セメントをベースにし繊維を配合して窯で仕上げたサイディングであり、美しさをキープするための先進機能が搭載されています。また、セメントベースの硬い素材のため衝撃・地震に強く、防火性能もあるため火が燃え移りにくいという特徴も兼ね備えています。
金属サイディング
金属サイディングは、ウレタンなどを芯材として裏にアルミなどを使用して作られたサイディングです。
近年ではリフォーム建材としてだけでなく、新築用としても採択されつつあります。そんな金属サイディングは以下の特徴があります。
- 凍害に強い
- 窯業系サイディングの1/4の軽さ
- メタリックな表情に定評がある
樹脂サイディング
樹脂サイディングは、海外(アメリカ・カナダ)で広く使われているサイディングです。
薄く軽いのにもかかわらず強度があることから日本でも注目度が徐々に向上しています。そんな樹脂サイディングは以下の特徴があります。
- 凍害・塩害に強い
- 塗り替えが不要
- 超軽量素材
木質系サイディング
木質系サイディングは、その名の通り天然の木に塗装を施したサイディングです。
天然の木を使っているため自然そのものの質感や温もりを感じることができ、こだわり感を外壁に演出することができます。こだわりのある外観に仕上げたい場合は木質系サイディングを使ってみましょう。
サイディングのメンテナンス時期
上記4種類のサイディングのメンテナンス時期としては以下の通りです。
- シーリング打ち直し:5年
- サイディング塗装を塗り直す:10年
- サイディングを新しくする:20~30年
サイディングのメンテナンスが必要な症状
サイディングのメンテナンスが必要な症状としては以下が挙げられます。
- シーリング(サイディングの繋ぎ目)の劣化
- チョーキング(触ると手に白い粉がつく状態)
- サイディングボードの反り
- ヒビ割れや剥がれ
サイディングの塗り替え周期
サイディングの塗り替え周期は10年が目安とされています。
元々サイディングは塗膜により防水性を保っていますが、経年劣化により徐々に水が染み込みやすくなります。最終的には建造物の内部構造を劣化させてしまうことにつながりますので、10年を目安に塗り替えておくことをおすすめします。
塗料の種類と耐用年数
ちなみに、サイディング塗装に使われる塗料の種類と耐用年数は以下の通りです。
塗料の種類 |
耐用年数の目安 |
無機塗料 |
18〜22年 |
遮熱系塗料 |
8〜10年 |
光触媒塗料 |
15〜20年 |
フッ素塗料 |
15〜20年 |
ラジカル塗料 |
14〜16年 |
シリコン塗料 |
10〜15年 |
ピュアアクリル塗料 |
15〜20年 |
ウレタン塗料 |
8〜10年 |
アクリル塗料 |
5〜8年 |
まとめ
外壁サイディングは外壁をどのように見せたいのかによって選ぶべきです。メンテナンスを欠かさず行い外観を綺麗に保ちましょう。