賃貸マンションを外壁塗装すべき理由は?知っておくべきことや注意点を解説
本記事では、賃貸マンションを外壁塗装すべき理由を解説します。
賃貸マンションを外壁塗装をすべき理由は?
賃貸マンションを外壁塗装をすべき理由としては以下の2つが挙げられます。
- 空室対策になる
- 建物の美観を保護できる
空室対策になる
まずは、空室対策になるからです。
外壁塗装を行うことで美観を新築のようにきれいにすることができるため、入居者を増やすことができます。ぱっと見たときの印象が良いか悪いかで入居率も大きく変動しますし、現地案内後の成約率も向上します。
建物の外観を保護できる
続いて、建物の外観を保護できるからです。
外壁塗装の真の目的は外観を保護することであり、紫外線や酸性雨・排気ガスなどから建物を守ることができます。基本的に外壁は塗装してから劣化していくものですが、再度塗装を施すことでその耐久性が向上します。
賃貸マンションを外壁塗装をする前に知っておくべきことは?
賃貸マンションを外壁塗装をする前に知っておくべきことはいくつかあります。
- 資金を準備しておく
- 定期点検をしてもらう
- 長期修繕計画案を出してもらう
- 相見積もりを取る
資金を準備しておく
まずは、資金を準備しておくことです。
一般的に賃貸マンションの外壁塗装には以下の修繕費用がかかります。
間取り | 月額・一戸あたり |
---|---|
1K~1DK | 4,400円~5,500円 |
1LDK~2DK | 5,500円~6,600円 |
2LDK~3DK | 7,700円~8,800円 |
ある程度まとまった金額が必要になりますので、資金を準備しておく必要があります。外壁塗装ができずに建物を劣化させ続けてしまうことは回避しなければなりません。
定期点検をしてもらう
続いて、定期点検をしてもらうことです。
賃貸マンションの外壁塗装において費用を抑える1つの方法として、管理会社に定期点検をしてもらう方法があります。一般的な定期点検の方法は以下の4つに分類されます。
点検名 | 内容 |
---|---|
定期点検 | 定期清掃時の簡易点検および年1回程度の定期点検等、管理会社が行う自主的な点検 |
専門会社点検 | 不具合発生時または経年時に修繕計画策定を目的に行う専門会社による精密な点検 |
臨時点検 | 台風の後等に破損個所の有無などを確認する点検 |
法定点検 | 法律で義務付けられた範囲において資格を持つ専門会社が行って諸官庁への報告が義務付けられている点検 |
大きな劣化が見つかってしまうと修繕費用が高騰してしまうため、定期的な点検によりその可能性を限りなく排除することをおすすめします。
長期修繕計画案を出してもらう
続いて、長期修繕計画案を出してもらうことです。
「長期修繕計画案」とは、どこをいつどのようにいくらで修繕するのかをまとめた計画書をいい、具体的な費用が明記されている書類です。これを見ることで「いつまでにどれくらいの資金を準備しておく必要があるのか」を理解することができます。
相見積もりを取る
続いて、相見積もりを取ることです。
外壁塗装工事は利幅が大きい工事のため、依頼する業者によっては大きな損を出してしまう可能瀬があります。最低でも2~3社は見積もりを取り、比較検討してからどの業者に依頼するのかを決めていきましょう。
ちなみに、管理会社から信頼できる施工会社を紹介してもらうのが確実です。
賃貸マンションを外壁塗装する際の注意点は?
知っておくべき賃貸マンションを外壁塗装する際の注意点としては以下の4つがあります。
- 引越し・転居シーズンは避ける
- 実績のある業者に依頼する
- 500万円以上の塗装になるか確認する
- 屋根塗装・防水工事も同時に行えるか検討する
引越し・転居シーズンは避ける
まずは、引越し・転居シーズンは避けることです。
特に3~4月は新社会人・学生の引っ越しが増える時期であり、その時期に外壁塗装をしてしまうのは避けましょう。また9月も転勤で引っ越しが増えてきますのでそれ以外の時期を狙って業者に依頼しておくことをおすすめします。
実績のある業者に依頼する
続いて、実績のある業者に依頼することです。
「外壁塗装」といっても、いろいろな業者がおり専門としている工事が違います。必ず賃貸マンションにおける実績が豊富な業者に依頼するようにしておく必要があります。
500万円以上の塗装になるか確認する
続いて、500万円以上の塗装になるか確認することです。
一回の外壁塗装工事にかかる費用が500万円を超える場合は、建設業許可を持つ業者にしか依頼することができないと建設業法で定められています。もし依頼した業者が建築業許可を持っていない場合は、見積もりのやり直しや工事内容の削減などいろいろな手間が発生しかねません。
屋根塗装・防水工事も同時に行えるか検討する
続いて、屋根塗装・防水工事も同時に行えるか検討することです。
外壁塗装と屋根塗装・防水工事を分けて行うとなると、足場の組み立てなどで費用が二重にかかってしまいます。資金に余裕がある場合は外壁塗装と併せて屋根塗装・防水工事も同時に行ってしまいましょう。
まとめ
賃貸マンションには定期的な外壁塗装が欠かせません。
外壁塗装を行う前に知っておくべきことや注意点を押さえつつ、優良業者を探しましょう。