外壁塗装工事中のシンナー臭への対策を解説!人体への影響はあるのか
本記事では外壁塗装工事中のシンナー臭への対策を解説します。
外壁塗装工事中のシンナー臭への対策
外壁塗装工事中のシンナー臭により体調を崩してしまう可能性があります。そうなる前に以下の対策を講じておくことをおすすめします。
マスクをつける
手っ取り早く対策をしたい方は、マスクをつけることをおすすめします。
ただ、普通のマスクではなく防毒マスクをつけておくとよりシンナー臭をカットすることができます。防毒マスクはホームセンターなどで数千円で購入することができます。ただ、防毒マスクも長時間つけているとしんどくなってしまうため活性炭入りの不織布マスクで対策をする方法もあります。
定期的に換気する
シンナー臭が室内に溜まってしまうことを防ぐため、定期的に換気を行いましょう。
ただ普通に換気をするだけだと新しいシンナー臭を室内に呼び込んでしまうため、送風機を外に向けて回しておくことをおすすめします。送風機を外に向けておくことで室内の空気が循環しやすくなりシンナー臭が一箇所に止まることが少なくなります。
水性塗料を選ぶ
シンナー臭が弱い塗料である「水性塗料」を選ぶ方法もあります。
「水性塗料」の主成分は水ですのでシンナー臭を感じることがほとんどありません。また環境に配慮されている塗料ということで業者も多く導入している塗料の1つですから、多くの種類から適した「水性塗料」を選ぶことが可能です。
ただ、「水性塗料」には以下のデメリットがあります。
- 鉄部に塗装することができない
- 低気温での塗装には向いていない
別の場所で過ごす
対策をしてもシンナー臭が気になる場合は、工事期間中は別の場所で過ごしましょう。
工事中は養生シートなどもあり思うように換気できないことが考えられます。窓を開けて送風機を外に向けて回していてもシンナー臭を100%カットすることはできませんし、マスクをしていても気になってしまうでしょう。工事は1~2週間で終わりますからその間だけ別の場所で過ごすことも検討してください。
そもそも外壁塗装工事中にシンナー臭が発生するのはなぜ
では、そもそも外壁塗装工事中にシンナー臭が発生するのはなぜなのか解説しておきます。
大前提として外壁塗装で用いられる塗料には「油性塗料」と「水性塗料」の2つがあり、「油性塗料」の方がシンナー臭が強いです。その理由は以下のような有機溶剤が使われていることが挙げられます。
- イソプロピルアルコール
- ブタノール
- メタノール
- キシレン
これらは刺激臭があります。そのため、有機溶剤が使われている「油性塗料」はシンナー臭が強いのです。
人体への影響はあるのか
あからさまに体に悪そうなシンナー臭ですが、人体への影響は無いとは言い切れません。
実際に油性塗料を使った外壁塗装工事中に気分を害してしまう人も多くいます。日頃から臭いに慣れている外壁塗装業者でさえ気分を害してしまうことがありますから、人体への影響があると考えておいた方がいいでしょう。
ちなみに、実例がある影響は以下があります。
- 吐き気
- めまい
- 睡眠障害
- 頭痛
- 月経不順
粘膜に作用する影響もあるため対策は欠かせません。
まとめ
外壁塗装工事中のシンナー臭への対策はいくつかありますが、「どうしても無理!」という場合は別の場所で過ごしましょう。
シンナー臭は実例が公表されているほど人体に影響があります。徐々にシンナーの影響が出てきて吐き気やめまいに襲われることがありますので対策は必須です。