一部だけ外壁塗装するのは可能なのか?一部塗装のメリットや注意点も!
基本的に業者に外壁塗装を依頼すると、全面塗装をされます。
ただ、「この一部だけ塗装してほしい!」と一部だけ外壁塗装を依頼したい方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、一部だけ外壁塗装するのは可能かどうかについて解説します。
一部だけ外壁塗装するのは可能なのか
結論ですが、可能です。
一部だけ外壁塗装をすることを「部分補修」と言い、反対に全て外壁塗装をすることを「全体補修」と言います。
外壁塗装業者に「部分補修をお願いしたい」ということを伝えれば、柔軟に対応してくれることが多いです。
部分補修 |
---|
外壁のひび割れ(クラック) |
コーキング材の劣化※全交換(打ち替えとも呼ぶ)と、素材を足して補修する(打ち増しとも呼ぶ)方法があります。 |
鉄などの金属部分のサビ |
穴・へこみ・欠け・傷 |
カビ・藻・コケによる外壁の汚れ |
触ると手に白っぽい粉がつく(チョーキング) |
浮き・膨らみ・反り・剥がれ |
全体補修 |
塗装 |
重ね塗り |
張り替え |
詳しくは外壁塗装業者のHPをみて部分補修に対応しているかどうかを確認してください。
一部だけの外壁塗装費用相場
では、一部だけ外壁塗装をする場合の費用相場をみておきましょう。
外壁 | |||
---|---|---|---|
劣化症状 | 補修方法 | 費用相場 | |
外壁のひび割れ | コーキング | 約1,700~2,500円/平方メートル | |
鉄、金属部分のサビ | ケレン | 約200円~2,000円/平方メートル | |
穴・傷など | 規模により異なる | 約1,000~6,000円/カ所 | |
カビ・藻・コケ | 高圧洗浄 | 約100~300円/平方メートル | |
触ると手に白っぽい粉がつく (チョーキング) |
塗装工事 | 1,700~5,000円/平方メートル | |
浮き・剥がれ等 | ※ 状況により費用が変動します。 |
一般的な費用相場はこのようになっています。
ただ、一部だけ外壁塗装をする際に足場を組む必要がある場合は、足場の費用が+αでかかってきますので必ず見積もりを取るようにしてください。
一部だけ外壁塗装をするメリット・デメリット
外壁塗装をする際は、全体補修が一般的です。
しかし、一部だけ外壁塗装をすることによるメリットがいくつかあることをご存知でしょうか。
また、反対に一部だけ外壁塗装をすることによるデメリットもいくつかあります。
では、一部だけ外壁塗装をするメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
まずは、一部だけ外壁塗装をするメリットから見ていきます。
部分的に補修ができる
まずは、部分的に補修ができることです。
「部分補修」という名前の通り、部分的に補修をすることが可能です。
例えば、雨樋だけ補修するということも可能ですので継ぎ足し継ぎ足し補修をしていけば家の外観を保ち続けることが可能です。
ただ、全体補修をしたほうが費用面では安く上がることが多いです。
全面塗装よりも費用が安い
続いては、全面塗装よりも費用が安いことです。
全体補修だと家全体を補修することになりますので、それなりの費用がかかります。
ただ、一部だけ補修するとなるとその部分だけの費用しかかかりません。
全体補修と比較すると圧倒的に安価で外壁塗装が完了します。
デメリット
では、一部だけ外壁塗装をするデメリットも見ておきましょう。
総合的なコストで見ると高くなる
まずは、総合的なコストで見ると高くなることです。
例えば、一部だけ外壁塗装を繰り返してしまうとその都度足場を組む費用がかかったり見積もりを取る手間がかかったりしてしまいます。
ちまちま一部だけ外壁塗装を進めるよりかは、一気に全体補修で進めてしまったほうが費用は安くなります。
費用を抑えたい場合は、一部だけの外壁塗装はおすすめできません。
DIYでは失敗しやすい
続いては、DIYでは失敗しやすいことです。
最近、流行りつつある外壁塗装DIYですが素人が部分的に外壁塗装をしてしまうと、色むらができたりして失敗しやすいです。
スプレーや塗料がプロの外壁塗装業者が使うものと異なってしまうと、経年劣化による剥がれにズレが出てきたりして、余計に費用がかかることも。
よほどの知識がない限りは外壁塗装DIYをすることはおすすめできません。
一部だけ外壁塗装をするときの注意点
一部だけ外壁塗装をすると、費用が安く抑えられることがわかりました。
ただ、「費用が安くなるから」という理由で一部だけの外壁塗装を続けることはおすすめできません。
では、一部だけ外壁塗装をするときの注意点を学んでおきましょう。
格安業者に依頼しない
まずは、格安業者に依頼しないことです。
外壁塗装費用相場はある程度決まっており、それを大幅に下回る業者というのはあまり信用できたものではありません。
追加請求があったり、外壁塗装の質が異常に低かったりします。
格安業者が提示してくる価格がなぜその価格になっているのかを疑ることが大事です。
短時間で契約しない
続いては、短時間で契約しないことです。
「時間がないから」という理由で特に見積書に目を通さずに契約してしまう人がいますが、絶対にやめてください。
もし相手が悪徳外壁塗装業者だった場合、価格がべらぼうに高くても後から請求がきます。
最低でも2~3社は見積もりを取り、比較検討して決めるべきです。
低品質な塗料は使用しない
続いては、低品質な塗料は使用しないことです。
外壁塗装業者が使用する塗料はこちらが選択することができますが、その際に「安いから」という理由で塗料を選ぶのはNGです。
性能を見て選んだ結果安くなる場合は別ですが、初めから料金だけを見て塗料を選ぶのはやめましょう。
塗料の種類 | 期待耐用年数 |
アクリル系樹脂塗料 | 5~8年 |
ウレタン系樹脂塗料 | 7~10年 |
シリコン系樹脂塗料 | 10~15年 |
ラジカル制御型塗料 | 13~16年 |
フッ素系樹脂塗料 | 15~20年 |
外壁塗装が使用することが多い塗料は以上の5つになっていますが、これ以外の塗料は選ぶことのないようにしてください。
まとめ
今回は一部だけ外壁塗装をするのは可能なのかどうかについて解説しました。
最近では、部分補修に対応している外壁塗装業者も増えてきていますので探せば必ず対応業者は見つかります。
外壁塗装業者に依頼をする前には必ず見積もりを取ってよく目を通して納得してから契約するようにしましょう。
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